2014年8月追記
Youtubeのサイトにmp4(h.264)動画をアップロードする際のガイドラインページが設置されているのを発見しました。
→ Youtubeにアップする動画の推奨エンコード設定
現在では(Yambのバグに気をつけておけば) mp4で動画をアップする事自体に問題は無くなっている感じです。
追記終わり。以下は公開当初の文章
以前にも「YouTubeにmp4/h.264動画をアップする時の注意事項メモ」として似たようなお話をアップしてて、その続きっぽいお話です。
上ページの要点- YoutubeにMP4形式の動画をアップすると、時々盛大に音ズレが発生する。
- 2ch等の掲示板情報を読み漁っても、「MP4形式での動画アップロードは失敗の元」と言う認識が強い。
- 音ズレの発生したmp4動画を「FFMpegで素通しエンコしたモノ」「mmg.exeで素通し・mkvにマージし直したモノ」は、正常にYouTubeにアップできた。
- 問題の発生したMP4動画は、YambでMUXしたもの。
Yambでmp4にMUXはしない方が良いのかなぁ?
今回のお話
YambでMUXしたmp4動画は、「ニコニコ動画にアップした時」も何か挙動がおかしいぞ・・・?
と気が付いて、色々と調べていて以下のブログさんに辿りつきました。
- 上記ページの要約
- YambでMUXしたMP4動画をニコニコ動画にアップすると、600kbps以下の基準を守っていても再エンコが発生する。
- それ所か、エンコ待ちの順番もドンドン抜かされる。
- 問題のファイルを調べてみたら、オーディオ情報がおかしい。
- Yambで発生する不具合は「動画フォーマットの部分」で問題が発生している
- またはh264形式のPフレーム・Bフレームが何か問題を起こしている
上記ページのみでは、音声ファイルに何を利用しているかが不明だけど、前後ページを読み漁って行くと音声にはmp3フォーマットを利用している事が分かります。
▲ウチの環境でも同様の結果が出た。
mp3音声 と h264動画 をMUXしてMP4動画を作成した場合、Windowsのプロパティではオーディオのチャンネル、ビットレートが正しく読み取れず、空欄になってしまう。
(mp3はFFMpegで作成、チャンネルは Joint stereo )
上記ファイルは、PCで再生する分には特に問題は発生しません。
音声にaacを用いた場合 / PCで再生する場合
音声にaacを用いた場合、ファイルのプロパティに異常が出る事はありませんでしたが、PCで動画を再生する場合にシークが非常に重くなりました。
(音声にmp3等を利用した場合は、YambでMUXしたMP4でもPC再生でシークに問題なし)
このファイルも、Youtubeやニコニコ動画にアップすると問題が発生する。
ちなみに問題の出たファイルをFFMpegでmp4に素通しエンコしたり、mmg.exeでmkvに素通しマージさせると、シークの問題は無くなる。動画サイトへアップロードした際も問題は発生しない。
結論
YambでMP4にMUXしたMP4動画は、色々とトラブルが発生し易い
・動画部分じゃなく、音声部分で問題が発生しているかもしれない
・問題が発生しても、FFMpegやmmg.exeで素通しすれば、ほぼ解決する。
動画をアップロードする際に発生する様々な不具合の原因、犯人はmp4じゃなくてYambじゃね・・・? と再認識した。
音声ファイルと動画ファイルをMP4にMUXする際、Yambが一番お手軽なんだけど・・・やっぱり控えた方が良さそうですね(;´ω`)
関連ページ
YouTubeにmp4/h.264動画をアップする時の注意事項メモ