5月初旬に購入した Lumix LX7 のローライト撮影のテストメモ。
LX7の暗所での動画撮影性能は、なかなかビックリするものでした。
(ちなみにGH3は更に明るく写る!)
テスト条件、被写体
撮影したのは近所の街灯でテスト。
まずは「肉眼で見るとコレくらい」って画像
▲クリックで拡大
肉眼で見るのとほぼ同じレベルに補正処理してます。
・時間:夜23時頃
・被写体: 深夜の住宅街(近所)
・暗めの街灯1本のみ。
今まで持ってたビデオカメラでは、撮影しても何にも写らないレベルの暗さ。
(ちなみにWeb用に画像縮小したら更に暗く見えるようになった。何故だ・・・。)
概要: 動画撮影で、肉眼で見るより明るく映る!
▲クリックで拡大(動画の1コマ切り出し)
クリエイティブ動画モード(S優先/SS1/30)
設定詳細はページ下段で記載
SS1/30に落としているけれど、LX7の動画撮影は肉眼で見るより明るく写ります!
ちなみに、
・(動画撮影でも)上記画像からシャッター速度にあと2段分の余裕あり。
・広角に振れば絞りもあと1段分の余裕あり。
・つまり、上記画像の最大8倍の明るさでも動画撮影可能
・AFもしっかり合います。
スチルの場合は・・・・手持ち撮影でもシャレにならんくらい明るくなります。。。iAモード使えばややこしい設定も無用です。すげえ。
概要おわり。
以下、詳細
カメラの設定
動画撮影時のカメラの設定
カメラのズームは3.8倍90mm(絞り開放F2.3)
動画設定はHD (1280x720 60fps 17Mbps)
(30分以上の撮影を念頭に置く為、FSH/PSHモードは使っていない。)
露出補正は -2.0EV
撮影モード: ナチュラル -2/-2/-2/-2
ホワイトバランス: オート (後から気付いたけどWB固定したほうが良かった)
残りの設定は各画像の下に表記。
フォーカスについて
以下のメモで「MFにすれば・・・」を連呼しています。
LF7 には「ワンショットAF」という機能があり、これがMFでも、動画撮影中でも機能します。MFでもピント合わせは物凄く楽です。
むしろ、暗所撮影ではAFが迷う確率が減り、撮影が楽になります。
今回のテスト撮影くらいの明るさがあれば焦点合わせが可能です。
(もっと暗い場合や逆光の場合は、流石にフォーカスが迷いまくります)
露出補正について
注意: GH3と挙動が全く違った
これくらい暗い環境だと、LX7の露出補正は-3~+3ドコに振っても結果は同じ(高感度ギリギリの撮影)になった。
(GH3は露出補正を変更すると画像の明るさが変わる)
今回露出補正を -2.0EV にしたのは、被写体の照度が大きくなった時に撮影データの明るさが変化し過ぎるのもウザいかなあ・・・と思ったから。クリエイティブ動画モードなら撮影途中でも露出補正変更可能なので、今回のテストでは気にしない。
ノイズ、ISO感度について
今回のテストのような環境では「何が写っているかが分かる」事が重要なので、高感度に起因するノイズは殆ど気にしない。かなり甘めの査定。
ちゅうか、今まで持っていたビデオカメラだと殆ど何も映らないレベルなので、撮影可能になっただけでも凄い話。
撮影データ(動画の1コマ切り抜き)
クリエイティブ動画Sモード その1
▲クリックで拡大(動画の1コマ切り出し。ページ上部の画像と同じ)
ISO6400 / 絞りF2.3 / SS 1/30 / 露出 -2.0EV
撮影中、SSは手動変更可能/絞りとISOはオートで変動。
- 個人的に、SS 1/30(30fps)は 許容範囲。
- ISO AUTOに設定し「ISO感度上限設定」を変更すれば、最大ISO6400まで増感できる。
- 肉眼で見るより1.5 倍くらい明るい絵が撮れた。
- というか、思ったよりノイズが気にならない。ISO6400のノイズリダクション -2でも全然イケそう。
- カメラを明るい所に振れば、ISO感度はそれに応じて低くなる。
- フォーカスをMFにすれば、SS 1/8までシャッター速度落とせる。
(上記画像の4倍明るくなる。日没直後並みでビビる。)
ちなみにAFだと SS 1/30までしか落とせない。