2017.08.14: 現在の自分の知識にあわせ追記を入れました。
2014.10.02: 誤字脱字の訂正
2013.11.10: 初出
カメラについて個人的な素朴な疑問を書いたページです。
私の疑問点
カメラの[ズーム]・[絞り]と[フォーカス]の関係(仕組み?)が良く分からない。
- フォーカスを合わせてから 絞りを動かす(開放する)と、ピントがずれる。
これは被写界深度が浅くなる事で、ピントの合う位置が狭くなるだけ。
何となく理解できる。 - 絞りを思いっきり開いた状態でフォーカスを合わせれば、絞ってもフォーカスはずれない
- ズームレンズのT端でフォーカスを合わせれば、ズームレンズを回してW端まで動かしても、フォーカスはずれない
MFでの挙動を確認してみるとこんな感じだよなあ・・・とおもいつつも、AFにしているとズームや絞りを変更すると結構ピントがずれる。
どういう仕組みで動いているだろう。
レンズの[ズーム][絞り][フォーカス]の関係を解説してくれてるWebページを探してみるんだけど見つからない。自分で検証しただけじゃ自信が持てない。
例えばF2.8通しのレンズでMFでフォーカス固定にしたら、ズーム操作だけならピンボケしなくて済むと思うんだけど、例えばFZ200クラスの倍率が大きいレンズの場合だと、フォーカスも動くのかな・・・?
うーむ。「F2.8通しズーム」って事は、「テレもワイドもF2.8になるよう機械的に調整されているだけで、内部的には絞りが動いている。なのでズーム操作をするとピントがズレるように感じる。」って事なのかなあ。
色々と弄ってみるけれど、良くワカランです。
追記
その後カメラの事を色々とお勉強して、上記の疑問はかなり解消しました。
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ズームするとフォーカスがずれる現象について
- このようなレンズを「バリフォーカルレンズ」という。
- 最近の小型化したズームレンズは、ほぼ全て「バリフォーカルレンズ」になっている。
- 昔はズームしてもフォーカスが移動しないレンズのみ「ズームレンズ」という名称を使っていて、バリフォーカルレンズと区別されていた。
- 最近の電子制御されたレンズは、基本的にバリフォーカルだが操作方法や条件によってはフォーカスがずれないよう、ファームウェアで調整されている場合がある。
- フォーカスがずれる現象について
- 「フォーカスシフト」という名称が付いている。
- ネットで検索する時、この単語を知っていると便利。
- レンズによっては絞りを変更するだけでも「フォーカスシフト」が発生する。
つまり、基本的にはズームや絞り変更でフォーカスが動く事は無い・・・・はずなのだけど、最近のズームレンズはフォーカスが動く製品の方が多い。また機種によっては、絞りを動かすだけでもフォーカスが移動するものもある、つまり「ズームや絞りの変更でフォーカスが移動するレンズ、移動しないレンズ、両方が存在する」という事らしいです。
おまけ
例えばCanon EF 24-70 F4Lなどは絞り値を変更するとフォーカスシフトが発生する機種の一つ。フォーカスシフトの発生量は僅かなのだが、ハイクオリティなレンズである事を示す「Lレンズ」という名称が付いていたため、このフォーカスシフトは一部ユーザーの間ではかなり問題視された。
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