2020.06.10: 末尾に Microsoft Edge 関連の更新プログラム情報を追記
2020.06.09: 初出
Windows Update 経由にて、Chromium ベースの新しい Microsoft Edge が配布されることになった。しかし順次配信らしく、「いつ更新される」のか、または「すでに更新された」のか、予備知識がないとサッパリ分からない状況になる。
このページでは、
- Edge は使っていないけど、新しくなったかどうかの確認はしておきたい
- Windows Update は「何となく」実行しているので、Edge が新しくなったかどうかわかりにくい、パッと確認できる方法を知りたい
上記のようなケースを想定し、新旧 Microsoft Edge の見分け方を中心に、新しい Microsoft Edge の情報をざっくりと記載しておく。
新旧 Edge の見分け方
出オチになるが、最初に見分け方を書いておく。
新旧 Edge は、デスクトップアイコンで簡単に見分けが付く。
新旧 Edge では、デスクトップアイコンがこれくらい違う。
ココを見れば、Edgeが新しいか古いか、一発で分かる。
あと、新しい Edge はかなり軽くなっている。「Edge は重い」という評価を下し敬遠していた人は、再考の余地がある旨も最初に書き記しておく。
はじめに
現時点の Microsoft Edge の状況を記録しておく。
- Chromium ベースの新しい Microsoft Edge は、2020年1月に公開され、6月初旬よりWindows Update での更新も始まった。
- しかし、Windows Update 経由で Edge の更新を行うと、アンインストールが出来ない仕様となっており、何か問題が発生した場合に非常に都合が悪いことになってしまう。
※ 手動インストールの場合はアンインストール可能 - 2020年6月現在、Windows Update 経由の Edge は強制配信ではないらしく、一般的な更新操作では 新しいEdge は降ってこない?順次配信、という感じ。
- 2020年6月現在、Windows 10 v2004 にメジャーアップデートしたからといって Microsoft Edge が強制的に 新しい Chromium版 に置き換わることはない。両者は独立してアップデートを行うものである。
- 新しい Edge はまだまだ進化の途中である。
スマートコピー、パスワード・モニター等、今後も順次、新しい機能が加わっていく予定。
新しい Edge のダウンロードリンク
つぎに、Windows Update 経由ではなく、手動インストールする場合の入手先を紹介しておく。
- 手動インストール、Windows Update 経由の更新、いずれの場合も、個人設定やブックマーク、パスワードなどは引き継がれるが、拡張機能などが対応しているかどうかは個々のアドオンによる。
- 「これがないと困る」という拡張機能を使っている場合、対応を待ってから最新版への更新を行う。※ 念のため、復元ポイントを作成する等、最低限のバックアップは行っておくこと。
まえおき おわり。ここからが本題。
新旧 Microsoft Edge の見分け方の紹介。
デスクトップアイコンで見分ける
冒頭でも書いたが、新旧 Edge では、デスクトップアイコンがこれくらい違う
このくらい見た目が違えば、Microsoft Edge が新しくなっているかどうか、すぐに見分けることが出来る。
Microsoft Edge 起動時の挙動で判断する
古い Edge の場合、ブラウザ起動時に以下の画面が表示されるようになった。
▲クリックで拡大
新しい Chromium ベースの Microsoft Edge がダウンロードできるようになっている。
この画面が表示されるようであれば、新しい Edge をダウンロードし、手動でインストールしてしまおう。
※ 念のため、復元ポイントを作成する等、最低限のバックアップは行っておくこと。
バージョンチェックを行う
※いずれも2020年6月9日現在のもの。
- 古い Microsoft Edge
バージョンは 44.1904.1.0 - 新しい Microsoft Edge
バージョンは 83.0.478.45
新旧の確認方法の話題はここまで。
以下、新しい Edge の特徴などについての情報。
新 Edge は Windows 7/8.1 などにも対応した
Chromium 版の 新しい Edge は、Chromiumベースとなったことで Windows 10以外のプラットフォームにも対応できるようになった。
- Edge の対応プラットフォーム
Windows 7/8/8.1/10、macOS、iOS、Android
新しい Microsoft Edge は、使いやすくなったか?
- 見た目はほとんど変わらない。使い勝手も、ほぼ変わらない。
- 登場初期のような「クセの強いブラウザだなあ・・・・」という抵抗感は感じなくなっている。
- 非常に軽くなった。
- 古い Edge は 長時間利用していると 徐々に重くなり、ブラウザの再起動または重くなったタブを閉じる等の操作をするまではブラウザの重さが解消できなかったが、この症状が出なくなった。
- 今のところ、どんだけ長時間利用しても重くならない
- 設定メニューは、かなり詳細になった
- 今まで、最低限の設定しか弄れなかったが、かなり項目が増えた
- プライバシー設定なども、かなり柔軟に行える。
- 右クリックのコンテキストメニュー
- 初心者にはこれくらいが良いかも。
何となく物足りなく感じるがバランスは取れている。 - スマートコレクションはそこそこ便利。
- 近日中に登場するスマートコピー に注目。
※テーブルのコピーなどがかなり正確に行えるらしい。
- 初心者にはこれくらいが良いかも。
「これは良い」と絶賛するほどではないが、さして欠点も見当たらない。初心者が使う初期ブラウザとしては、これくらいなら十分じゃないだろうか。
Microsoft Edge は、はじめからこの完成度があれば、もう少しシェアを奪えたんじゃないかと思う。
その他: KB情報
最後に Edge 関連の更新プログラムを記載しておく。
定期的に新しい更新プログラムが提供され、状況は変わっていくと思われる。
以下は 2020年6月5日時点のものになる。
- 配信対象となる OS は、Windows 10 v1803 ~ v2004
- KB4541301:v1803、1809
KB4541302:v1903、1909
KB4559309:v1803、1809、1903、1909、2004 - KB4559309 が一番新しい。KB4541301 と KB4541302を置き換えるもの。
- 上記 KB は Microsoft Update Catalog では配布されていない。
- 順次配布という形で、全環境への強制配布は行われていない・・・・と思われる。
※ 手元の環境では確認できず、また、4月には配信が始まっていたという情報もあり、詳細は不明&未調査。 - Windows Update 経由で新しい Edge をインストールした場合、アンインストールできないので注意。※ 手動インストールの場合はアンインストール可能。手動インストールがお勧め。
このページの情報は以上。