2022年11月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。

まえおき

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今月の注意事項

Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報

Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。

今月分のメモ

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11月09日配信分 (月例更新)

共通項目(配布される更新プログラム)

  • 全OS共通
    • 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
      KB890830

共通項目(発生する問題)

  • ドメイン参加操作が失敗する場合がある
    • Windows 8.1 以降の環境で発生。
      10月12日の Windows Update 以降で発生。
      ただし一般的なデスクトップ環境では、この問題が発生する可能性はほとんどない。
    • ドメイン参加の強化の変更がなされたため。
      既存の古いアカウントを削除&再作成や、コンピューターの名前を変更などが必要。
    • エラー "0xaac (2732): NERR_AccountReuseBlockedByPolicy" が発生する
    • 「同じ名前のアカウントが Active Directory に存在します。アカウントの再利用はセキュリティ ポリシーによってブロックされました」というテキストが表示される
    • コンピューターをドメインに参加または再参加させるために使用される ID とは異なる ID によってコンピューター アカウントを作成、または事前ステージングされる場合などに発生

    Windows 11 バージョン 22H2

    • KB5019980 概要/ダウンロード
      2022-11 Windows 11 の累積更新プログラム
      • 発生する問題
        • ドメイン参加操作が失敗する場合がある
          このページ上部で解説。
        • ※先月より引き続き発生
          大きな数ギガバイト (GB) のファイルをコピーすると、完了までに予想以上に時間がかかる場合がある
          • サーバー メッセージ ブロック (SMB) を介してネットワーク共有から Windows 11 バージョン 22H2 にファイルをコピーする際に発生する可能性が高い(ローカル ファイル コピーも影響を受ける可能性あり)
          • 自宅または小規模オフィスで使用する Windows デバイスでは、ほとんど発生しないと思われる
          • キャッシュ マネージャー (バッファー I/O) を使用しないファイル コピー ツールを使用する
          • 今後のリリースで修正予定
        • ※先月より引き続き発生
          プロビジョニング パッケージを使用すると、期待どおりに動作しない場合がある
          • プロビジョニング パッケージとは
            OOBE の際に必要な設定項目やアプリをまとめ、あらかじめ準備したもの
          • OOBEとは
            Out-Of-Box Experience の略。 "ユーザが箱からPCを取り出して使えるまでにする作業という意味"。購入したてのパソコン、セットアップ直前の状態
          • OOBE が部分的にしか適用されない、途中で中断してしまう、予期しない再起動が発生する、などの問題が発生する
          • Windows 11 バージョン 22H2 にアップグレードする前に Windows デバイスをプロビジョニングできる場合、これにより問題が回避できる
          • 企業または学校のネットワークで使用する新しいデバイスを構成するために使用される .PPKG ファイルで発生する
          • 自宅または小規模オフィスで使用する Windows デバイスでは、ほとんど発生しないと思われる
          • 今後のリリースで修正予定

    Windows 11 バージョン 21H2

    • KB5019961 概要/ダウンロード
      2022-11 Windows 11 の累積更新プログラム
      • 発生する問題
        • ドメイン参加操作が失敗する場合がある
          このページ上部で解説。

    Windows 10 バージョン 21H1~22H2 共通

    • KB5019959 概要/ダウンロード
      2022-11 Windows 10  21H1~22H2 の累積更新プログラム
      • オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
        • 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
        • または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
      • WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
        この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
        • WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
          • 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
          • KB5003173 がインストールされていない場合
            8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
      • 発生する問題:
        • ドメイン参加操作が失敗する場合がある
          このページ上部で解説。
        • ※先月より引き続き発生
          Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
          • カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
          • 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
          • LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
    • KB5020687 概要/ダウンロード
      Windows 10 用 .NET Framework 3.5、4.8、4.8.1 の累積的な更新プログラム
      チェックせず。

    Windows 7

    MSEの更新プログラム配信あり。
    悪意(KB890830)配信あり。

    • KB2310138 概要/ダウンロード
      Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム
    • ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。

    Windows 8.1

    • KB5020023 概要/ダウンロード
      2022-11Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ
      • 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5018922)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
      • 既知の問題など
        • ドメイン参加操作が失敗する場合がある
          このページ上部で解説。
    • KB5020690 概要/ダウンロード
      .NET Framework 3.5、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ
      チェックせず。
    • おまけ(たぶん普通の環境には降ってこないと思う。)
      • KB2920189 概要/ダウンロード
        Windows 8.1  用セキュリティ更新プログラム
        • 2014年5~11月の更新が、今さらのように降って来た。
          たぶん、普通の環境には降ってこないと思う。
        • ライセンス認証が外れたコトと、何か関係があるのだろうか?
        • 取り消された非準拠の UEFI モジュールの更新プログラムのロールアップ

    Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)

    今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。

    先月から引き続き掲載する項目

    以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。