2022年10月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11 known issues and notifications | Microsoft Docs
- Windows 10 21H2 Known issues and notifications | Microsoft Docs
今月分のメモ
- 当方、更新そのものはスムーズにできた。
多くの環境に悪影響を与えるような問題は発生しないと思われる
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10月12日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11 バージョン 22H2
- KB5018427 概要/ダウンロード
2022-10 Windows 11 の累積更新プログラム
- 発生する問題
- 大きな数ギガバイト (GB) のファイルをコピーすると、完了までに予想以上に時間がかかる場合がある
- サーバー メッセージ ブロック (SMB) を介してネットワーク共有から Windows 11 バージョン 22H2 にファイルをコピーする際に発生する可能性が高い(ローカル ファイル コピーも影響を受ける可能性あり)
- 自宅または小規模オフィスで使用する Windows デバイスでは、ほとんど発生しないと思われる
- キャッシュ マネージャー (バッファー I/O) を使用しないファイル コピー ツールを使用する
- 今後のリリースで修正予定
- プロビジョニング パッケージを使用すると、期待どおりに動作しない場合がある
- プロビジョニング パッケージとは
OOBE の際に必要な設定項目やアプリをまとめ、あらかじめ準備したもの。学校や企業などで、一気に大量のPCをセットアップする際にこれを利用する。 - OOBEとは
Out-Of-Box Experience の略。 "ユーザが箱からPCを取り出して使えるまでにする作業という意味"。購入したてのパソコンを、セットアップ直前の状態から初期設定を行う作業の名称。
- OOBE が部分的にしか適用されない、途中で中断してしまう、予期しない再起動が発生する、などの問題が発生する
- Windows 11 バージョン 22H2 にアップグレードする前に Windows デバイスをプロビジョニングできる場合、これにより問題が回避できる
- 企業または学校のネットワークで使用する新しいデバイスを構成するために使用される .PPKG ファイルで発生する
- 自宅または小規模オフィスで使用する Windows デバイスでは、ほとんど発生しないと思われる
- 今後のリリースで修正予定
- プロビジョニング パッケージとは
- 大きな数ギガバイト (GB) のファイルをコピーすると、完了までに予想以上に時間がかかる場合がある
- 発生する問題
Windows 11 バージョン 21H2
- KB5018418 概要/ダウンロード
2022-10 Windows 11 の累積更新プログラム
- 発生する問題
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
- 空のショートカットまたは 0 (ゼロ) バイトを使用するファイルが作成される場合もある
- 既知の影響を受けるグループ ポリシー オブジェクト
グループ ポリシー エディターの[ユーザーの構成] > [基本設定] > [ Windowsの設定] のファイルとそのショートカットに関連している。 - 今後のリリースで修正予定
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
- 発生する問題
Windows 10 バージョン 20H2 / 21H1 共通
- KB5018410 概要/ダウンロード
2022-10 Windows 10 v2004 / 20H2 / 21H1 の累積更新プログラム
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
- または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
- WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
- KB5003173 がインストールされていない場合
8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 発生する問題:
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
- 空のショートカットまたは 0 (ゼロ) バイトを使用するファイルが作成される場合もある
- 既知の影響を受けるグループ ポリシー オブジェクト
グループ ポリシー エディターの[ユーザーの構成] > [基本設定] > [ Windowsの設定] のファイルとそのショートカットに関連している。 - 今後のリリースで修正予定
- ※先月より引き続き発生
Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
- カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
- 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
- LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
Windows 7
MSEの更新プログラム配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。
- KB2310138 概要/ダウンロード
Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム - ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。
Windows 8.1
- KB5018474 概要/ダウンロード
2022-10Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5017398)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
- 既知の問題など
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
- 空のショートカットまたは 0 (ゼロ) バイトを使用するファイルが作成される場合もある
- 既知の影響を受けるグループ ポリシー オブジェクト
グループ ポリシー エディターの[ユーザーの構成] > [基本設定] > [ Windowsの設定] のファイルとそのショートカットに関連している。 - 今後のリリースで修正予定
- グループ ポリシーの基本設定を使用したファイルのコピーが失敗する
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
先月から引き続き掲載する項目
以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年8月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
- ※ 2022年10月より引き続き掲載
Windows 10 の IE11、サポート終了
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
同日以降に順次、IE11を起動しようとすると、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動するよう変更される。そのため、IEのみで動作するコンテンツが閲覧できなくなる。ただ、Edgeに搭載する「IEモード」で閲覧は可能。同モードは2029年まではサポートされる。
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
- Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 - Windows Blog for Japan
- Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート - Windows Blog for Japan
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum