2022年8月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11 known issues and notifications | Microsoft Docs
- Windows 10 21H2 Known issues and notifications | Microsoft Docs
UEFIの脆弱性を修正する KB5012170 が配信
- 先月発見された UEFI の脆弱性を修正する更新プログラムが配信された。
- PC環境によっては、非常ににやっかいな更新となる。
- BitLocker の設定次第では、この更新は適用できない。
また一部のメーカー製PCでも、この更新は適用できない。
この更新のみが失敗する場合、通常の対処方法では効果がない場合が殆どである
この更新プログラムはUEFIの設定を書き変えるマイクロコードだと思われるので、セキュリティソフトによってはインストールが禁止されているハズ。 - 手元の環境では、問題なくインストールできた。が、、、万が一この更新が失敗もしくは保留中のような状態になると、非常に面倒な事になると思われる。
- 更新に失敗する場合は、メーカへの問い合わせ、BitLocker を利用している場合は設定確認。そこに問題がなければ、セキュリティソフトを停止したり、UEFIの設定を初期設定に戻し、余分な周辺機器をとりはずしてみよう。
- 今月の更新は、不要な周辺機器は取り外し、大事なデータはUSBなど外部に保存し、万全な状態でWindows Updateしよう。
- 無事アップデートできた場合でも、BIOS設定がリセットされたり、マザーボードに内蔵されたLANカード、サウンドカード、ビデオカードなどで変更が加わるかもしれない。更新後にチョット変だな?と思った場合は、UEFIの設定も確認してみよう。
- ※追記
以前に似たような更新プログラムが配信された事があったので、その当時のリンクを貼っておきます
> 2018年1月のWindows Updateメモ
> 2018年1月の Windows Update の不具合情報
これを読む限り、今回の KB5012170 が更新失敗する場合でも、無理にインストールせず、次の修正プログラムを待つか、メーカーが対応してくれるのを待つのが良いかと思います。
Windows 8.1 に新しいサービススタックが配信
- 7月末頃に、Windows 8.1 に新しいサービススタック KB5016264 が配信された。
これがインストールされていない環境では、今月の累積更新プログラムは上手く適用できないかもしれない。
今月分のメモ
- 当方、更新そのものはスムーズにできた。
多くの環境に悪影響を与えるような問題は発生しないと思われる、、、と言いたいが、上に書いた UEFIの脆弱性を修正する KB5012170 の存在はやっかい。慎重に更新しよう。 - 思い出したので追記。
先月のWindows Update から (多分) 2~3週間経った頃に、NVIDIAコントーロールパネルが削除された上にビデオコントラストが勝手に変更されたり、スピーカーのデフォルト設定が変更されたりしていた。ちょうど Youtube動画とかを一切見ない時期と重なっていたので、いつからそうなっていたのか全く不明(^_^;
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8月10日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830 今月はあり
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11
- KB5016629 概要/ダウンロード
2022-08 Windows 11 の累積更新プログラム
- 発生する問題
- ※先月より引き続き発生
MicrosoftEdgeのIEモードタブが応答しなくなる- モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
window.focus を利用したWebサイトを閲覧すると発生する - Known Issue Rollback(KIR)にて自動修正される
- モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
- 日本語を含む一部の言語で、XML Paper Specification (XPS) ドキュメントを開くことができない
- この問題は、ほとんどのホーム ユーザーには影響しない。
XPS Viewer は、Windows 10 バージョン 1803 以降、既定ではインストールさておられず、手動でインストールする必要がある
- XPS ビューアーで「このページを表示できません」というエラーが表示される
- XPS ビューアー応答が停止して CPU 使用率が高くなり、メモリ使用量が継続的に増加する場合もある。
- エラーが発生した場合、XPS ビューアーを閉じていないと、最大 2.5 GB のメモリ使用量に達する可能性もある。
- エラーが発生したら、速やかに「X」ボタンを押してプログラムを停止させるか、停止できない場合はPCを強制的に再起動させよう。(たぶんこれと似たような問題が起きる)
- この問題は、ほとんどのホーム ユーザーには影響しない。
- ※先月より引き続き発生
- KB5012170 概要/ダウンロード
2022-08 Windows 11 セキュリティ更新プログラム
- DBX のセキュリティ更新プログラム
先月発見された UEFI の脆弱性を修正するプログラム - 発生する問題
- 一部のブランド供給 (OEM) ファームウェアでは、この更新プログラムのインストールが許可されない場合がある。
- BitLocker グループ ポリシーのネイティブ UEFI ファームウェア構成用の TPM プラットフォーム検証プロファイルの構成 が有効になっていて、かつ ポリシーで PCR7 が選択されている場合、更新プログラムのインストールに失敗する可能性がある。
- DBX のセキュリティ更新プログラム
- 発生する問題
Windows 10 バージョン 20H2 / 21H1 共通
- KB5016616 概要/ダウンロード
2022-08 Windows 10 v2004 / 20H2 / 21H1 の累積更新プログラム
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
- または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
- WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
- KB5003173 がインストールされていない場合
8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
- WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
- 発生する問題:
- 一部のプリンタで印刷に失敗するようになる
- 「1 コピー」など、類似または重複した名前を持つデバイスで発生しやすい。プリンタ名をほぼ決め打ちで参照してくるアプリケーションで発生する。
- 「設定」> [Bluetooth とその他のデバイス] > ※画面下の方にひっそりと存在している[デバイスとプリンター]を開き、
- 普段使っているプリンターにチェックが入っているか
- プリンターの複製が表示されていないか
「コピー」と名の付くプリンタがなければ、とりあえずOK - 「コピー」があるもの、ないもの、どちらかで正常にチェックが入り、印刷できるようならOK。
- 正常に動かないなら、
- 印刷キューに未処理データが残っていないか確認、削除
- 「コピー」があるものは削除してみる
- まだ問題が解決しない場合は、プリンタドライバーを更新する
- 日本語を含む一部の言語で、XML Paper Specification (XPS) ドキュメントを開くことができない
- この問題は、ほとんどのホーム ユーザーには影響しない。
XPS Viewer は、Windows 10 バージョン 1803 以降、既定ではインストールさておられず、手動でインストールする必要がある
- XPS ビューアーで「このページを表示できません」というエラーが表示される
- XPS ビューアー応答が停止して CPU 使用率が高くなり、メモリ使用量が継続的に増加する場合もある。
- エラーが発生した場合、XPS ビューアーを閉じていないと、最大 2.5 GB のメモリ使用量に達する可能性もある。
- エラーが発生したら、速やかに「X」ボタンを押してプログラムを停止させるか、停止できない場合はPCを強制的に再起動させよう。(たぶんこれと似たような問題が起きる)
- この問題は、ほとんどのホーム ユーザーには影響しない。
- ※先月より引き続き発生
MicrosoftEdgeのIEモードタブが応答しなくなる- モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
window.focus を利用したWebサイトを閲覧すると発生する - Known Issue Rollback(KIR)にて自動修正される
- モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
- ※先月より引き続き発生
Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
- カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
- 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
- LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
- 一部のプリンタで印刷に失敗するようになる
- オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
- KB5012170 概要/ダウンロード
2022-08 Windows 10 セキュリティ更新プログラム
- DBX のセキュリティ更新プログラム
先月発見された UEFI の脆弱性を修正するプログラム - 発生する問題
- 一部のブランド供給 (OEM) ファームウェアでは、この更新プログラムのインストールが許可されない場合がある。
- BitLocker グループ ポリシーのネイティブ UEFI ファームウェア構成用の TPM プラットフォーム検証プロファイルの構成 が有効になっていて、かつ ポリシーで PCR7 が選択されている場合、更新プログラムのインストールに失敗する可能性がある。
- DBX のセキュリティ更新プログラム
- KB5015730 概要/ダウンロード
2022-08 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
- チェックせず
Windows 7
MSEの更新プログラム配信あり。
悪意(KB890830)配信あり。
- KB2310138 概要/ダウンロード
Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム - ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。
Windows 8.1
- KB5016681 概要/ダウンロード
2022-08Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ- 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5016264)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
- 既知の問題など
- 現時点ではなし
- KB5016264 概要/ダウンロード
2022-07 Windows 8.1 サービス スタック更新プログラム
- 先月末に配信された、新しいサービス スタック更新プログラム。今月分の更新の前に、まずこのプログラムがインストールされるはず。
- これがインストールされていないと、今月の更新プログラムは上手くインストールされないかもしれない。
- KB5012170 概要/ダウンロード
2022-08 Windows 8.1 セキュリティ更新プログラム
-
DBX のセキュリティ更新プログラム
先月発見された UEFI の脆弱性を修正するプログラム - 発生する問題
- 一部のブランド供給 (OEM) ファームウェアでは、この更新プログラムのインストールが許可されない場合がある。
- BitLocker グループ ポリシーのネイティブ UEFI ファームウェア構成用の TPM プラットフォーム検証プロファイルの構成 が有効になっていて、かつ ポリシーで PCR7 が選択されている場合、更新プログラムのインストールに失敗する可能性がある。
-
DBX のセキュリティ更新プログラム
Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)
※ 8月10日配信の KB5012170 が更新に失敗する場合は、以下を試しても恐らく解決できません。
今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。
- Windows Update のエラーコード別対処方法
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 (2018年版)
- コマンドプロンプトで修正する (Windows10では非推奨)
- Windows update後に起動しない、再起動ループする
Windows 7 の場合 / Windows 10、8.1 の場合
先月から引き続き掲載する項目
以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。
- ※ 2020年7月より引き続き掲載
セキュリティ上の脆弱性のため、すべてのWindows UpdateでRemoteFX vGPU 機能が無効になる。(参考リンク:KB4570006)
- RemoteFX vGPUが有効になっている仮想マシン (VM) は起動失敗する
- ※ 2020年8月より引き続き掲載
Microsoft Defender Antivirus は手動で無効化できなくなった- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
サードパーティーソフトを検知すると自身を自動で無効化する仕組みになっている部分はそのまま。レジストリキー「DisableAntiSpySware」が削除された
- 「Microsoft Defender Antivirus」を無効化するレジストリは非推奨、アップデートで削除へ - 窓の杜
- ※ 2020年10月より引き続き掲載
一部ドライバーのインストールでエラーが出るようになった。
- Windows 8.1/10 共通:ドライバーの署名検証が厳格になったため、不適切なフォーマットのドライバーをインストールするとエラーが表示されるようになった。(つまり不具合ではなく、ドライバーベンダー側のミスに対し厳格になった)
- ※ 2022年8月より引き続き掲載
Windows 10 の IE11、サポート終了
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
同日以降に順次、IE11を起動しようとすると、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動するよう変更される。そのため、IEのみで動作するコンテンツが閲覧できなくなる。ただ、Edgeに搭載する「IEモード」で閲覧は可能。同モードは2029年まではサポートされる。
- 米国マイクロソフトは、ウェブブラウサ「Internet Explorer(IE)11」のサポートを6月16日(日本時間)に終了する。
- Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了 - Windows Blog for Japan
- Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート - Windows Blog for Japan
- マイクロソフトがブラウザ「IE11」のサポートを終了、新ブラウザ「Microsoft Edge」が起動 | Web担当者Forum