2022年7月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。

まえおき

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今月の注意事項

Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報

Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。

Windows 11 にて 再起動ループの恐れあり(一部の環境のみ)

今月分のメモ

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7月13日配信分 (月例更新)

共通項目(配布される更新プログラム)

  • 全OS共通
    • 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
      KB890830 今月はあり

    Windows 11

    • KB5015814 概要/ダウンロード
      2022-07 Windows 11 の累積更新プログラム
      • 発生する問題
        • ※先月より引き続き発生
          一部の.NET Framework 3.5アプリが正常作動しない
          • Windows Communication Foundation(WCF)やWindows Workflow(WWF)コンポーネントなど、特定のオプションコンポーネントを使用していると発生
        • MicrosoftEdgeのIEモードタブが応答しなくなる
          • モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
            window.focus を利用したWebサイトを閲覧すると発生する
          • Known Issue Rollback(KIR)にて自動修正される
        • Windows 11 にて 再起動ループの恐れあり(一部の環境のみ)
          • Windows 11 の KB5015814 をインストールすると、一部の環境で再起動ループなど深刻な問題が発生する。主に、Malwarebytes をインストールした環境で発生している模様
          • .NET Framework 3.5 の一部特定機能を利用していると発生か?

    Windows 10 バージョン 20H2 / 21H1 共通

    • KB5015807 概要/ダウンロード
      2022-07 Windows 10 v2004 / 20H2 / 21H1 の累積更新プログラム
      • オフラインOSイメージサービスの場合、更新には以下のいずれかが必要になる
        • 2022年3月22日(KB5011543)以降のLCU
        • または 2022年5月10日SSU(KB5014032 )
      • WSUS、Microsoft Updateカタログの場合
        この更新プログラムを適用する前に、最新のサービススタック更新プログラム(KB5003173)を適用することが推奨される (Windows Updateを使用している場合は自動で提供される)
        • WSUS や Microsoft Update カタログからスタンドアロンパッケージで更新プログラムを適用する場合の条件は以下
          • 2021年 5月11日 リリースの KB5003173 がインストールされていればOK
          • KB5003173 がインストールされていない場合
            8月10日 リリースの KB5005260 をあらかじめインストールしておく必要がある。
      • 発生する問題:
        • MicrosoftEdgeのIEモードタブが応答しなくなる
          • モーダルダイアログボックスが表示されると発生する
            window.focus を利用したWebサイトを閲覧すると発生する
          • Known Issue Rollback(KIR)にて自動修正される
        • ※先月より引き続き発生
          「PSFX_E_MATCHING_BINARY_MISSING」というエラーが出て更新プログラムをインストールでない。
          • 一部環境で発生。2021年6月21日リリースの KB5003690 をインストールした環境で発生する。
          • 回避策
            KB5005322 - Some devices cannot install new updates after installing KB5003690 (June 21, 2021)
             上リンク先のざっくりした内容↓
            • 問題の修正には、インプレースアップグレードが必要。
            • 何もしなくても、しばらく放っておくと自動的にインプレースアップグレードがはじまる。
            • リンク先の手順に従い、自分でインプレースアップグレードを行うことも可能。(すぐにアップグレードが始まるわけではない。最大 48時間待つ必要がある。)
        • ※先月より引き続き発生
          Legacy版 Microsoft Edge が削除される可能性がある
          • カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを備えたデバイスの一部で発生
          • 2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンサービススタックアップデート(SSU)を最初にインストールせずに、このアップデートをイメージにスリップストリームすることによってカスタムオフラインメディアまたはISOイメージが作成された場合にのみ発生
          • LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージに最初にスリップストリームすれば発生しない
    • KB5013887 概要/ダウンロード
      2022-07 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム
      • チェックせず

    Windows 7

    MSEの更新プログラム配信あり。
    悪意(KB890830)配信あり。

    • KB2310138 概要/ダウンロード
      Microsoft Security Essentials のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム
    • ※「Windows 7 有償サポート延長プログラム」に加入した環境には、最新の更新プログラムが配布されるが、ここでは割愛する。

    Windows 8.1

    • KB5015874 概要/ダウンロード
      2022-07Windows 8.1 向け マンスリー品質ロールアップ
      • 注意: この更新プログラムを適用するには、最新のサービススタック更新プログラム(KB5012672)を事前にインストールしておくことが推奨されている。 (Windows Updateで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択している場合は自動で提供される)
      • 既知の問題など
        • ※先月より引き続き発生
          クラスター共有ボリューム(CSV)上のファイル操作で「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL(0xC00000A5)」エラーが発生する場合がある。

          • 管理者権限を持たないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行すると発生。
          • ファイルまたはフォルダーに対して実行する特定の操作 (名前の変更など)で発生。
          • 回避方法
            ・管理者権限を持つプロセスから操作
            ・CSVの所有権を持たないノードからの操作
          • 今後のリリースでアップデートを提供する予定
    • KB5016568 概要/ダウンロード
      2022-07 Windows 8.1 用 .NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2、4.8 のセキュリティおよび品質ロールアップ
      • チェックせず。

    Windows Update に失敗する場合 (サイト内関連)

    今月固有の問題はほぼ発生していないものと思われる。Windows Update が失敗を繰り返したり、何か問題が発生する場合、まずは以下のような一般的な対処方法を試してみる。

    先月から引き続き掲載する項目

    以下、先月更新より、重要なものをピックアップし、今月も再掲載する。