半年使い込んだSSDをMydefragとDefragglerでデフラグして、書き込み/読み込み速度にどれくらい変化が発生しているか、を確認してみたページ。
「SSDにデフラグは不要か?必要か?」「SSDの書き込み速度の劣化とデフラグによる回復はどの程度か?」という疑問を、自分のPCで改めて確認してみたページです。

サイト内関連ページ
 ・Mydefrag とDefragglerでSSDのデフラグ比較
 ・IRSTe 導入前/後のSSDの速度比較

今回のデフラグ方法
 1. Mydefragの「フラッシュメモリ・ディスク用」コマンドを利用する。
 2. Mydefragだけでは、[システムファイルの断片化]は解消できない。
   なので部分的にDefragglerの[ファイルの断片化解消]を行う。

テストに使ったSSD
 ・PX-128M2P(2台)

結果
 今回も4K QD Writeで少しだけ速度回復があった程度。
 OSの起動・アプリの作動などに体感できる効果はなし
 (もともと遅くなったと感じていないけど)
 結果の詳細はこのページ下段。

デフラグ方法の補足

MyDefragのSSD 用コマンド
Mydefrag
▲クリックで拡大
Mydefragの「フラッシュメモリ・ディスク用」コマンド
フラッシュメモリ内で発生した断片化を、高速かつ、効率よく解消してくれる。
しかし、一部のシステムファイルの断片化は解消しない。

一部のシステムファイルのデフラグ
Defragglerの「選択項目のデフラグ」
▲クリックで拡大
Mydefragで解消出来なかった断片化ファイルは、Defragglerの「選択項目のデフラグ」を利用してデフラグを行った。

補足画像:Defragglerでデフラグする場合 (のSSD用コマンド)
Defraggler
▲クリックで拡大: DefragglerでSSDをデスラグする場合は、
上記「空き領域のデフラグ」を利用する。
これ、けっこう時間がかかる。そのわりには効果が薄い気が・・・。今回は使用しない。

以下、デフラグ結果

スポンサー リンク

結果(標準ドライバ利用時)

OSインストール 2012年04月 → デフラグ実行日 2012年11月末

CドライブDドライブ
デフラグ前
デフラグ前C

デフラグ前
デフラグ前D

デフラグ前デフラグ前C

デフラグ前デフラグ前D

デフラグ後デフラグ後 C
デフラグ後デフラグ後 D

 4K QD Writeでそこそこの速度回復。
 他は変化無し

 

参考(IRSTe導入時のデータ)

以下の記録は、2012年02月~2012年04月( IRSTe導入時 ) のもの。
過去記事 MydefragとDefragglerでSSDのデフラグ比較で公開したデータ

Cドライブ
OSインストール直後
Cドライブ購入直後

Dドライブ
OSインストール直後
DドライブOSインストール直後

2ヶ月利用した後
Cドライブ: 2ヶ月利用した後

2ヶ月利用した後
Dドライブ: 2ヶ月利用した後

デフラグ後
Cドライブ-Mydefrag後

デフラグ後
DドライブDefragger

 IRSTeを導入すると、シーケンシャルは落ちるがランダムアクセスの性能が上がる。
 デフラグ実行前後の差は、標準ドライバを利用した場合と変わらない。

まとめ

今回も 4K QD Writeでそこそこの速度回復がありました。
しかし、それ以外の項目では大きな変化は無し。
体感で[速くなった/遅くなった]は全く感じないレベル。

というか、OSインストール後5~6ヶ月(購入から10ヶ月)ほど使用しても劣化は全く発生していない感じですねえ。

サイト内関連
 ・Mydefrag とDefragglerでSSDのデフラグ比較
 ・IRSTe 導入前/後のSSDの速度比較