2016.12.03: サイト内の別ページと重複する箇所の削除&リンクの追加

UEFI PC の「Fast Boot」とはどんな機能なのか?
この機能を無効化するのはどういう状況の時なのか?
注意すべき点はどこか?などの解説と、
このページを作成するにあたり改めて調べた情報のメモを残したページです。

Fast Bootの設定を変更する方法

別ページで紹介しています。
ASUS P9X79 Deluxeの UEFI / BIOS 画面
 → UEFI の Fast Boot を無効にする手順
 ※最近のPCの場合、通常は Fast Boot は初期設定で有効になっているため、「無効にする」という手順で紹介しています。

Fast Boot とはどんな機能なのか?

 ざっくり書くと以下。
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Fast Boot を無効にするのはどんな時か?

以下のようなケースでは、Fast Boot は無効にしておくのがお勧め。

  1. PCパーツを交換する時
  2. BIOSのアップデートする時、ストレージやLANカードなど、内蔵機器のファームェアをアップデートする時。
    ※PCパーツ認識しなくなってコンセント引っこ抜き完全放電が必要になった経験あり
  3. PC起動時に F2キー や DEL キー を使って BIOS画面に入りたい時
    (Fast Bootが有効になっていると この操作はできない)
  4. UEFIに未対応な古いハードまたはドライバを使っている場合
  5. その他、PCトラブルが頻繁に発生する場合
    (根本的な解決にならない場合でも問題の切り分けができるケースがある)
    • スリープ復帰に失敗しやすい、PCの起動に失敗しやすい場合など。
    • Windows Update や Windows のアップグレードで、モニタが真っ黒になって何も映らなくなった事がある。(マウスカーソルすら表示されない場合は、UEFIに未対応なデバイスが存在する可能性がある。CSM や Fast Boot の設定を変えてみる)
    • Windows 10/8.1 マシンで (USB機器を含め)古いPCパーツを使っていて、かつPCトラブルが発生しやすい場合。
    • ※注意:
      Fast Boot 有効/無効に関係なく、Windows 10 November Update (2015.11リリース)までは正常作動していた周辺機器でも、Anniversary Update (2016.08リリース) でスリープ復帰が正常作動しなくなったハードもあります。注意しましょう。

チェックポイント

Fast Bootを無効にしたら、念のため 高速スタートアップも無効にします。
(以下、「高速スタートアップ」の話題も絡めたお話になります。)

「Fast Boot」と「高速スタートアップ」、この両方もしくはいずれか一方が有効になっている場合、BIOS設定やハードウェア構成を変更するとWindows が正常に起動しなくなる場合があります。

「Fast Boot」と 「高速スタートアップ」の違いについて

詳細は別ページに移動させました。
 → Fast Boot と 高速スタートアップ は別の機能

リンク先のお話のポイント

  • 「Fast Boot」はマザーボードの機能
  • 「高速スタートアップ」はWindowsの機能。
  • BIOS設定やハードウェア構成を変更したい場合は特に注意。

マザーボードの「Fast Boot」とWindowsの「高速スタートアップ」は、どちらもPC起動時の初期化を簡略化して高速起動させるものです。名前も機能も似ていますが、この2つは別物なので 混同しないようにしておきましょう。

このページの情報は以上です。

サイト内 関連ページ

外部参考リンク

このページを作成するにあたり、一部参考にしたページなど。
※ Windows 8~8.1 時代の古めのリンクが多い。