2014.11.17:登録カテゴリーの変更

本日はちょっとコラム的な更新です。Windows8のUIをようやく肯定的な目で見ることが出来るようになって来たので、その辺のお話。

 

11月末に初めてAndroidマシンを購入し、暇を見つけてはあれこれと触っていますが、Androidタブレット面白いですね。ちゅうか、自分がPC初心者だった頃を思い出します。

Androidタブレットを触れば触るほど、「ああ、Windows8は迷走してるワケじゃない。初めてPCに触る人を対象に設計しているだけなんだ・・・・」と実感します。なんか皮肉な話だけれど、Androidタブレットを触って、はじめてWindows8を受け入れる気持ちが沸いてきたワケです。

Windows8は何を目指しているのか

Androidマシンを初めて購入し、腰を据えて触った際に
 ・フリックして
 ・アプリを起動して
 ・Webサービスにアカウント作成して・・・

たったこれだけの操作をしただけで、「既に使いこなせている」と錯覚を起こしてしまった。 そして、アプリのダウンロードやインストールも凄く簡単だ。

店頭で触るだけじゃ気が付かなかったけど、こりゃWindows7じゃ絶対に負ける。太刀打ちできない。初心者感覚で触っていると、プリインストールされているアプリや有料サービスに接続されるガジェットがすげー魅力的に見える。あと、各種Webサービスのアカウント作成で「タブレットが自分専用にカスタマイズされていく」ような錯覚に陥り、それが凄く気分が良い。

 

これだ。。。これからのPCは、こういう演出が無いと時代に取り残されちゃうんだ。黎明期からインターネット使っている人には気が付きにくい部分で、AppleもGoogleもMicrosoftも、次のステージを目指していたんだねえ。(私はインターネットが普及する前から使っていたWindowsマシンや、携帯電話の延長線上(ブラウザやアプリはオマケ感覚)で使っていたiPhoneでは、こういう事に全く気が付かなかった。)

 

最近Windowsを扱った個人ブログに元気がない理由も分かってきた・・・。

この1~2年アチコチのWebサイトを読んでいて、iPhoneやAndroid関連の盛り上がりっぷりが凄く不思議だったけど、Windowsを扱った個人ブログに元気がないのも不思議だったけど、その違和感の答えはここにあったんだ。

最近の中高生はWindowsマシンを購入する前にスマホを手にするだろうし、その次に選択するであろうタブレット型のPCも、スマホとの連携を考えてiPadかAndroidを選択しますよねえ。
Windows8は、こういう所に向かって勝負をかけていたんだねえ。

そして今更の様に、2010年頃のMicrosoftの戦略資料を読むと、当時から(一応)今のような路線を狙っていた事が分かります。なかなか面白いです。
マイクロソフト大勝利へのシナリオ、流出した「Windows 8」社内機密資料の内容が非常に秀逸 - GIGAZINE

 

うん、ここに来てようやくWindows8と云うものが目指している方向が理解できました。デスクトップ用OSとしてはアレな部分も多いけど、出来の悪いOSじゃないです。
今の所アプリ関連やWeb上の盛り上がりではAppleやAndroidと全く勝負になっていない感じがするけれど、ウイルス対策ではWindows OSに一日の長があるので、今後じわじわと評価を上げていく・・・・んじゃないかなあ。

Windows危うし。ライトな用途だと最早AppleやGoogleのモバイル機器に全く歯が立たない所に来ているぞ・・・。