我が家のメインPCが、Windows 10 Creators Update (以下RS2) にアップデートして以降はじめてBSoD (エラーコード 0x00000124 ) が発生したのでメモ更新。
今回話題にする PC は Anniversary Update (以下RS1) 時代はずっと不安定だったのだけど、RS2 でものすごく安定したPCになりました。しかし今回のBSoDを経験した事で、RS1 時代のPC不調は、私のPCの使い方が悪かったのが一番の原因だったのかも・・・・? と思うようになりました・・・・。
というのがこのページの趣旨です。
問題が発生したPC
- Windows 10 RS2
- P9X79 Delux + Core i7 3930K
- Windows7から10へ無償アップグレード
- UEFI、Fast boot や 高速スタートアップは無効にして運用。
- Windows7時代
- KP41エラー にかなり悩まされたものの、解決後は順調に稼働。
- Windows 10 TH1/TH2 時代
- 特に大きな問題はなく、順調に稼働。
- 昨年 (RS1 時代) はマジで調子が悪かった
- 毎日のようにスリープ復帰に失敗する
- 2016年8月~11月頃に至っては更に酷く、10日に1度は BSoD が発生する・・・・という状態
- RS2 にアップデートして以降、すこぶる快調
今回話題に取り上げているこのPCは、Windows 10 RS1 時代は本当に調子が悪くて毎日のようにスリープ復帰に失敗し、2016年8月~11月頃に至っては更に酷く、2週間に1度は BSoD が発生する・・・・という状態でした。
BSoDのエラーコード
エラーコード は 0x00000124 だった。
▲クリックで拡大
※BSoD 画面にはバーコードと「WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR」というエラーのみが表示されていた。エラーコードはイベントビューアから確認した。
エラーコード 0x00000124
WHEA_UNCORRECTABLE_ERRORについて
- このエラーの主な原因
- このエラーはドライバやハードウェアに深刻な問題が発生した場合に起きやすい。(※注: レジストリの破損やアプリケーションの不具合、HDDの破損や電力供給不足などによっても発生するので、このエラーコードだけで原因を特定する事はむずかしい)
- 今回の場合
- USB無線LAN子機 と VMware のネットワーク設定が、何らかのコンフリクトを起こして発生したBSoDの模様。
- PC復帰後もネットが切断された (USB無線LAN子機が正常作動していない) 状態だった。
- 無線LAN子機 を一度PCから外し、5分ほど放置して完全放電させたところ、無線LAN子機は正常に作動するようになった。
- ドライバの再インストールなどは不要だった。
- ネットワーク関連の設定 (特にVMware関連) の様々な箇所が壊れたり初期化されたりしてしまった。
- 以下ページの手順でネットワークの再設定を行ったところ、正常に戻った
→ Windows 10 がネット接続できなくなった時の対処方法
- 以下ページの手順でネットワークの再設定を行ったところ、正常に戻った
BSoD発生時の具体的なPC操作
以下の操作を行っていた時にブルースクリーンエラーが発生しました。
- VMware 上にインストールした CentOSを利用
- Apache や Nginx を起動し、ブラウザから挙動チェックを行った
- VMware + CentOS の仮想PCは複数台稼働させた。
- 複数の仮想PC (CentOS 5 X2台 と CentOS 7 X2~3台) を起動
- それぞれの仮想PCには、Tera Term や WinSCP など複数のアプリケーションでアクセスしていた
- 複数台起動した仮想PCは、オリジナルはCentOS 5、CentOS 7それぞれ1台ずつ。2台目以降のマシンは vmdkファイルや vmxファイルをコピーする事で作成していた
赤文字にした「VMware + CentOS の仮想PCは複数台稼働」のうち、「CentOS 5、CentOS 7 両方稼働」もしくは「オリジナルとコピーを同時稼働」のどちらか一方、もしくは両方が原因となった感じです。
実はこのPC操作、昨年8月~10月頃もやっていた...orz
昨年 (2016年) 8月~10月、私のPCは Windows 10 RS1のせいで不調になったと思っていたのですが、どうも別の原因があったようです。。。
2016年8月~10月頃
- ぼくんちのTV 別館のサーバーを CentOS 5 から 7 へアップグレードし、Apache から Nginx に変更するため、VMware 内で何度もテストを行っていた。
- CentOS 5、CentOS 7 同時起動
- 1台のサーバーをコピーし、微妙に条件を変えてパフォーマンステスト等
- 当時、PCの調子はメチャメチャ悪かった。
- 2016年11月、サーバー移転無事終了。
今にして思えば、VMware 上でのテストを行わなくなってから BSoD は発生しなくなった。 - スリープ復帰失敗も、この頃から徐々に減って行き、2017年1月頃には ほぼ発生しなくなっていた。
- スリープ復帰失敗が決定的に減ったキッカケは以下3点
- Windows 10 がネット接続できなくなった時の対処方法
2016年12月に全国的にこの問題が発生した際、ブログ記事作成のついでに手元のPCの通信設定も完全に作り直した。 - USB3.0機器から発生するノイズは、2.4Ghz無線LANに悪影響を与えるらしい。
2017年1月頃、USB延長ケーブルを 30cm のものから 1mのものに変更。無線LAN子機とUSB3.0ポートをさらに離した。
(以前は30cmで問題なかったのだけど・・・・経年劣化したかも?) - キーボード、マウス、無線LAN子機 (いずれもUSB接続) の接続ポートの変更や電源の管理設定、省電力設定の変更
- Windows 10 がネット接続できなくなった時の対処方法
- スリープ復帰失敗が決定的に減ったキッカケは以下3点
今回 (2017年10月)
- 2016年8月~10月頃と似たようなテストを行ったところ、私のPCは当時とにたような不調を引き起こした。
- 今回は、併設ブログの「ぼくんちのTV 本館」や「バックステージ」を さくらスタンダードから さくらのVPS (CentOS 7 + Nginx) に移行させるため、このテストを実行。
2016年当時も「無線LAN子機が原因でBSoDが発生している」という認識はあったのですが、「仮想PCの運用方法が悪くて問題が発生している」という認識はありませんでした。
でも今回、「約10ヶ月安定していたPC」が「2016年8月~10月頃と似たようなテスト」を行った途端、当時と同じような問題を発生させたという事は、上述したVMwareの使い方に問題があった可能性が大きそうです。
今後はもう少し慎重にVMwareを利用しようと思います。
このページの情報は以上です。
このページのまとめ
- VMware上のCentOSを起動する時には以下に注意する
- VMwareの仮想PCは、オリジナルとコピーを同時に起動させない
- CentOS 5 とCentOS 7を同時に起動させない
(これは関係ないかもと思いつつも、CentOS 7のみ、CentOS 5 のみという条件でオリジナルとコピー両方稼働させても今の所問題は起きていない)
- BSoD や スリープ復帰失敗が頻繁に発生する場合
以下1.~6.を上から順に試す。
大抵は「1.」~「3.」で直る。
RS1時代は「1.」~「5.」が必要だった。
- 無線LAN子機を取り外し、完全放電させる
- PCのコンセントを引っこ抜き、完全放電させる
- 無線LAN子機 のドライバを削除し、再インストールする
- Windows側のインターネットの接続設定を一旦削除、再作成する
※このページの「対処方法2」の手順など - VMwareを削除、再インストールしてみる
- まだ直らない場合、Windows を上書きインストールしてみる。
Windows 10 RS1 は、リリース直後の出来は本当に酷く、それを否定するつもりはないのだけれど、、、当時の手元のPCの不調は「初期RS1の出来の悪さ」とは別の所にあったのかもしれない、と思うようになりました。
余談&メモ
今回のBSoDで、VMware 内の 仮想PCのネットワーク設定が全台リセットされてしまった。ゲストPCとホストPCとの接続に使うIPアドレスも変わってしまったため、ログイン設定作り直し & CentOS 内の MovableType の設定作り直しが超めんどい。。。