タイトル&概要文でネタバレなのだけど、
ちょっとメモしておきたい事があったので久々の通常更新。

このページの内容をざっくりまとめると

・・・・というお話。

以下はスリープ復帰直後のイベントビューア
スリープ復帰失敗のログ
▲クリックで拡大
スリープ復帰失敗に関するエラーが何もない状態。
「ハイブリッドスリープ有効」だと、こんな事も起きるんだねえ。

ざっくり解説おわり。

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本文ここから

本日の朝、我が家のメインPC (Windows 10 v1803) がスリープ復帰しなくなり、画面真っ暗な状態となってしまった。

当時の状況をまとめると以下

  • ケース内のFANはすべて回っている。ケース内のLEDも正常点灯。
  • 画面真っ暗 (モニタに信号が来ていない状態)
  • 「Win + Ctrl + Shift + B 同時押し」・・・・ 効果なし
  • 「Ctrl+Shift+Esc」同時押し ・・・・ 効果なし
  • リセットボタン ・・・・ 反応せず
  • PCの電源を長押し ・・・・ 効果なし (コールドブートしても同じ状況)
  • モニタのケーブルが緩んでいないかチェック ・・・・ 異常なし

サクっと試せるトラブルシュートは一通り試したが効果なし。
んで、次に以下を行った。

今回はこれで直った。

  • もう一度 電源長押しで電源OFFし、コンセント引っこ抜いてPCを数分放置

いわゆる「PCの完全放電」というヤツで、今回のトラブルはアッサリ解消した。

これはいわゆる「電気的な不具合」というヤツで、正常なPCでも、毎日使っていれば 半年から1年 に1回くらいは発生する定番のトラブル。(余談だが) これはエアコンやルーター、モデムなどでもよく発生する。

・・・・とまあ、ここまで書いたコトはよくある話で、特筆すべきところは何もない。今回書き残しておこうと思った話は以下である。

今回メモしておきたいと思ったコト


タイトルで書いたコトなのだが、今回メモしておこうと思ったのは以下の2点。

  • 復帰後は、何事もなかったかのように「昨晩の作業中のアプリ」が起動していた。
  • そしてイベントビューアーを開いてみると、このトラブルに関するログが何も残されていなかった。

つまり、なぜか普通にスリープ復帰できた状態になっているのだ。

異常発生直後のイベントビューアー画面 (冒頭と同じ画像)
スリープ復帰失敗のログ
▲クリックで拡大
今までであれば、こういうケースの時であれば何らかのログが残っていたのに、今回は何も残っていない。スリープ復帰失敗のログも、強制的な電源OFFによるKP41も残されていないのだ。
※余談: さらに言うと、スリープ復帰時であれば通常記録されるはずの「システムは低電力状態から再開しました。」も記録されていなかった。つまり スリープ自体がなかった事になっている

余談&補足

昨年の10月 (このブログの更新が滞るようになった頃) 以降、私はメインPCの設定は ほぼデフォルトで使用するようになっている。
10月以前と大きく異なる点を具体的に言うと、高速スタートアップ有効、ハイブリッドスリープ有効、(あと Windows Update の自動更新有効) という状態で利用している事だ。

 

・・・・という事で、今回の一件は「ハイブリッドスリープ有効」のおかげで無事に復帰できた、と思っている。

さらにメモ

  • ハイブリッドスリープは「スリープ中の電源断からデータを保護するため、その内容をストレージに書き込んでおく」「電源断が発生したらストレージに記録したスリープ情報からPCを復帰させる」というモノ。
  • なので、こういう挙動になるコトは理解できる。

しかし、いざトラブルを体験してみると「スリープ前のデータ保護」だけでなく、「スリープ復帰失敗」や「強制電源断」によるシステムエラーがなかった事になり、そして「スリープそのもの」すらなかった事になってしまう・・・という状況には少なからず驚いてしまった。

という事で、今回のメモで一番重要な部分はココ

ここまでいろいろ書いたけれど、このページに本当に書きたかった情報は以下。

私は、ご近所さんのお宅を訪問してPCのトラブルを解決する・・・・なんてコトをやっているのだけれど、時々 (というか度々)「起動しなくなったPCを復帰させた後、ドコでエラーがおきたのかサッパリ分からないし、エラーログも何も残ってないし、原因がなにも分からなかった」という事態が発生し、頭を傾げていた。

そうか、「ハイブリッドスリープ有効」のスリープ運用だと、エラーログが残らないコトがあるのか。今回 自分のPCで発生し、はじめて分かった。

以下余談

ハイブリッドスリープの設定方法メモ

ハイブリッドスリープの設定は、「コントロールパネル」>「電源オプション」>「プラン設定の変更」で開いた「電源オプション」で指定できる。
ハイブリッドスリープの設定
▲クリックで拡大

  • さらにメモ:「ハイブリッドスリープ」は Vista から追加された機能で、それ以降の Windows ではすべて、デフォルトで有効になっている。

※ 久々に Windows の設定を弄ろうと思ったら、その辺の知識が記憶の彼方にぶっ飛んでいて驚いた。なので、非常に基本的なところではあるがこれもメモを残しておくことにした。

あとがき

私は今まで、ハイブリッドスリープはずっと無効にして使っていた。
「何かあった時のデータ保護」というメリットよりも、「スリープ時、ストレージにデータを書き込むための時間ロス」、「SSDの酷使」、「トラブル発生時、問題の切り分けが難しくなる」というデメリットの方が大きくなると感じていたからだ。

しかし、いざスリープ中の電源断というトラブルに見舞われ、ハイブリッドスリープの効果を実感できた時、この考えは変わった。(すべてのトラブルで当てはまるワケではないと思うが) 「スリープ復帰失敗で発生したエラー」も無かったコトにして復帰できるのだ。

なんだ、ハイブリッドスリープすげえじゃん。