2015.07.30: 子供の頃の記憶に頼りすぎ、不正確な記述が多数ありました。色々修正。
雑記更新です。
GIGAZINEさんの更新「モトローラはどこで間違ったのか?その歴史をマンガでたどる」を読んでいて、「80年代の Apple II、ファミコン、PCエンジンなどに6502系CPUがこぞって採用された件が、ぜんぜん書かれていないじゃない!やりなおし!!」と脊髄反射してしまったのですが・・・
Wikipediaの「MOS 6502」の項目を読んでみると、MOS 6502系のCPUは厳密に言うとモトローラ製ではなかったのですね。約30年もの間、間違いに気が付きませんでした、というお話です(^_^;
- MOS 6502はアメリカのモステクノロジーが1975年に発表した8ビット MPU (CPU) である。
- 1977年に発売されたApple II に搭載されて一躍有名になり、~~(中略)~~日本ではパソコン用のCPUとしてはそれほど普及しなかったが、互換CPUがファミリーコンピュータやPC エンジンに採用されている。
- モトローラのMC6800をモデルに~~(中略)~~同時期に設計された同一程度動作クロックの他CPU (MPU)群に比べて格段に高速に演算処理を実行できた。
- モステクノロジーはモトローラからスピンアウトしたチームで~~(意味が通じなくなるくらい中略)~~同社は1994年にコモドールごと倒産した。
MOS 6502は、モステクノロジーが発表したMPU(CPU)。
モステクノロジーはモトローラからスピンアウトしたチーム。
なるほど。
私は、80年代後半、何かのPC雑誌で「インテルのZ80系とモトローラの6502系はどっちが優れているのか?」みたいな記事を読んだ記憶があり、ずーーっと 6502はモトローラ製だと思い込んでいました。
- 追記補足
- 「インテルのZ80系」という表記も誤り。
- Z80はザイログ製。
また9801のCPUは8086系 - Z80系のCPUを採用したのはPC-8001とPC-8801
(これらCPUも正確にはNEC製のセカンドソース)
多分、雑誌には正確なお話が書いてあったと思う
しかし今になって思い返すと、、、雑誌記事の大元のテーマは、「PC9801 とX68000で、どっちが優れているか?」という感じだったと記憶しているので、「インテルのZ80系とモトローラの68系はどっちが優れているのか?」という記事だったかも。。。いや、間違いなく「Z80系 Vs 68系」の記事を読み違えていた感じですね(^_^;
- 追記補足
- X68000と比較されていたのは、PC-8801だったかも・・・
(記憶がかなり曖昧)
- CPUがZ80相当だったのはPC-8001およびPC-8801(初期~中期)で、9801では無い。
- PC-8801は後に、CPUにZ80互換モードを持つV30を採用している
- X68000と比較されていたのは、PC-8801だったかも・・・
当時 子供だった私の頭の中では、細かいお話は全てフィルターされてしまい、派生CPUの6502系の項目のみを読んで「Apple IIとファミコンとPCエンジンのCPUはほぼ同じで、モトローラって所が作っているんだ!すげーな!」という感じにインプットされていたのかもしれないですw
追記・修正後のあとがき
子供の頃の記憶のみに頼って文書を書いて見ると・・・アチコチ間違いだらけですなあ ( ̄▽ ̄;) 「6502=モトローラ製」だけでなく「Z80=インテル製」という記憶も間違っていたようです。