4月頃の更新でも少し触れていましたが、表題通り ASUS の ウルトラモバイルノートPC、ZenBook Flip S UX370UA-8250 を購入しました。
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第8世代Core i5-8250U搭載、256GBのSATA3接続SSD、タイプC USB3.1ポート2基接続、液晶パネルが360度回転してタブレットとしても利用できる機種です。
なかなかの贅沢仕様ですが、液晶サイズ13.3インチで重量は1.1Kgと軽量です。
UX370UA-8250 はチョット古い
ちなみに UX370UA-8250 は 2017年9月発売。
2018年6月下旬にUX370UA-8550が発表されており、8250 は少しだけ古い製品です。プリインストールされている Windows 10 のバージョンも1703です。
あと「液晶パネルが360度回転」が不要であれば、ZenBook S UX391UA てなモデルもあります。こちらは 13.3インチで4K解像度、タッチパネル対応、Core i7-8550U、PCIe 3.0 x4 SSD 1TB、メモリ16GB、Windows10 Pro となかなかの贅沢仕様で重量も1.1Kgです。
なんで古い機種を買ったのか
なんで古いのを買ったのかと言うと、冒頭でも書いたように 購入時期が2018年4月だったから。最新モデルはまだ存在していなかったのです。
とは言うものの、現行最新機種 UX370UA-8550 との違いは、
CPU: Core i5 8250U → Core i7 8550U
SSD: 256GB → 512GB
メモリ: 8GB → 16GB
価格: 11万円台 → 19万円台
こんな感じで同じ機種の上位版が出ただけ、という感じ。この程度の違いであれば、今選んでも価格の安い UX370UA-8250 を選んでいると思います。
とりあえず、4月以降ブログ更新に割ける時間が少なくなり、なかなか紹介できなかったのですが、本日ようやく公開まで漕ぎつけることができました。
ASUS ZenBook Flip を選んだ理由
新PCを購入する際、一番はじめに挙げた条件は「出来るだけ軽く、スリムでカバンに入れやすいもの」という条件でした。
これは、ノートPCを外に持ち出す頻度が激増したためだったのですが、6年ぶりに買うノートPCだった事もあり、折角なのであれもこれも・・・・と欲しい機能をリストアップすると、私の場合「欲しいPCの条件」は以下のような条件になりました。
新PCに求める条件
- そこそこ良いCPU (第8世代 Core i5以上) を積んでいて
- SSD 256GB以上、メモリ8GB以上
- タッチパネルだけじゃなくスタイラスペン(筆圧感知ペン)にも対応してて
- 液晶が360度回転、または 2in1 モデル
- 液晶画面は13~14インチの大きさが欲しい
- 重さが1Kg前後、スリムでカバンに入れやすい
- USB-C ポートを搭載している
この辺の条件をできるだけ多く満たしている製品を、と思って探していると、2018年4月当時では ASUS ZenBook Flip か Microsoft Surface Proくらいしか候補に挙がって来ない状態となりました。(2018年夏モデルでようやく選択肢が増えてきた感じ)
で、「Surface Pro は好きじゃない、不具合が目に付く、値段も高い」という理由でASUS ZenBook Flip S UX370UA を選択しました。「液晶が360度回転、または 2in1 モデル」と「13インチ程度の大きさでそこそこ良いCPUを積んでいる」の両方を満たしているモデルって、意外と少なかったのですね。
購入時の動機紹介ここまで。
以下、ZenBook Flip S UX370UA のレビューに入ります。
Windows 10 のメジャーアップデートについて
前述しましたが、UX370UA-8250 は プリインストールされているOSは Windows 10 バージョン1703です。OSのメジャーアップデートが必要でした。
- バージョン 1703 から 1709、1709 から 1803、どちらも問題なく40~50分程度の時間でアップデートは無事完了。
- バージョン 1709では全く不満なく利用できた。
- バージョン1803へのアップデートしてからはまだ日が浅いので、「今のところ問題はなさそう」とだけ記しておきます。
ZenBook Flip と 一緒に購入したもの
ZenBook Flip S 単体では、色々と不満が生じそうなこともあり、以下を購入。
ASUSの純正品が用意されているものもあるのですが、それらをチョイスせず以下のモノを購入しました。
ドッキングステーション
usb3.0ポートアダプター NOVOO HDMI+SD/Micro SD+USB3.0*2
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ZenBook Flip には タイプC の USBポートしかないため、従来の USB 3.0/2.0 機器やSDカードを利用しようと思った場合、このようなドッキングステーションが必要。
純正品は高かった&何か評判良くなさそうな気配を感じたのでこちらを購入。
とりあえず普通に使えます。
マウス
ロジクール m235
マウスを使いたい局面はどうしても出てくる。マウスを繋ぐためにドッキングステーションを利用するのもバカらしいので、マウスは Bluetooth 対応のものを購入。
可もなく不可もなく、普通に利用できています。
光学ドライブ
パイオニア Ultra HD Blu-ray 再生対応 BDR-XD07J-UHD
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ZenBook Flip には光学ドライブは付いていない。
この後購入するメインPCも、もう内蔵光学ドライブは不要だろう、でも私は定期的にDVDやBDビデオを作成している。その時だけは光学ドライブは無いと困る、ということで購入。
あと私の場合、OSインストールメディアや復旧メディアも複数世代管理しているので、盤面にメモを残しておける光学メディアの方が管理しやすい。
で、折角なのでUHDにも対応している光学ドライブを買ってみました。
とりあえず ZenBook Flip S UX370UA はこの光学ドライブでもブート可能、OSインストールやアップグレードも可能な事を確認しました。
スタイラスペン
ワコム Bamboo Ink CS321AK 筆圧対応(最大4096レベル)
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純正品の方が安かったのだけど、なんとなくワコムのスタイラスペンを選んでみました。
しかしまだお絵かきする余裕がなく、一度も使っていない…という状況。PhotoShopなどで正常に筆圧感知してくれるか不明です。
その他: よく使う周辺機器
3.5インチフロッピードライブ ※購入は2016年1月
NEC製 型番PC-VP-BU28
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今のところ、外出先で一番重要なアイテムがこれ。
「PC9801の一太郎3のフロッピーディスク」を読み書きするのに ZenBook Flip S が大活躍しています。最新のノートPC買って何やってんだ私 (^_^;
サイト内関連リンク
- Windows 10 でも PC9801のフロッピーディスクを読み書き可能
※PC98形式でフォーマットするには Windows 8.1 や Windows 10 バージョン 1511以前が必要。 - T98-NEXTを使えば、PC9801の一太郎3は普通に使えます
購入しての感想
- 概ね満足。
- Windows10を初期設定のまま利用していると、スリープ中もどんどんバッテリー消費する。勝手にスリープ復帰してどんどんアップデートしてバッテリー残量0になってる (Home版を使い慣れていない)
- 細かい設定を変更しても、メジャーアップデートで元に戻るかも・・・・と思うと、細かい調整を行う気がおきない。
- 起動がメチャ早いので普段はシャットダウンで運用することにした。
- 液晶を360度回転させてタブレットモードで使えるのは便利。
- タッチパネルでブラウザスクロールさせるのが超快適。
- Windows10 は (ストアアプリ使う分には) タブレットモード楽しい
- デスクトップアプリはタブレットモードでは使いものにならない
- 数年ぶりにコルタナ使ってみたけれど、未だに使いものにならない
失敗だった点
私に必要だったのは、タイプA の USB 3.0 ポート と SDカードスロットを搭載した「普通のノートPC」だった。
「普通のノートPC」が良かったと思う理由
- 今のところ、外出先では「USBメモリ」「SDカード」「USBテンキー」「3.5インチフロッピードライブ」のいずれかが絶対に必要な状況。
- 毎回「ドッキングステーション」を経由してこれらの周辺機器を繋ぐのが、だんだん億劫になってきた。
- あと、筐体がスリム過ぎて、サイドにある電源ボタンが押しにくい。
購入前は「USB繋ぐのにアダプタ1コ挟む手間とか、大したことないやろ」と思っていたのですが大間違い。1か月も経つと周辺機器を繋ぐたびに「面倒臭えええ」ってなってます。
脱USBしたいのですが、Bluetooth のフロッピードライブとか見つからないし、それ以外の周辺機器も タイプCの USB や Bluetooth で揃えるのもなかなか面倒。
今までクラウドサービス や NAS もほとんど使っていなかった分、イマイチ使いこなせていない。
あとがき
タブレットモードでのんびりブラウジングしている時は「ZenBook Flip S 買って良かったー」とホンワカしているのですが、購入時の「本来の目的」で使う場合、このPCは地味に使いにくいです。。。
冒頭に書いていた「液晶が360度回転、または 2in1 モデル」と「そこそこ良いCPUを積んでいる」の両方を満たしているモデルは意外と少ない、という理由が、2~3ヵ月使った所でなんとなく分かるようになってきました。周辺機器を沢山利用している人は、(冷静であれば) こういうモデルは選ばない。
しかし、2018年夏モデルからは様々なメーカーがこれと似たようなコンセプトのPCを出てきているので、新しもの好きやNASやクラウドを活用してる人には、需要のある構成なのかもしれません。
おまけ、というか余談
※この項目は、個人的かつ特殊なものです。読み飛ばしてもOKです。
実は ZenBook Flip を購入する 1週間前まで、2014~2015年前半の SSHD搭載のノートPCを物色していました。
SSHD搭載のノートPCが欲しかった理由
- 当時このブログは、Windows Update 関連の不具合調査が大きなウエイトを占めていた。
- この頃のノートPC購入の目的は、手元のPCで再現不可能だった「SSHD 関連の不具合再現」が目的だった。
- ところが、4月中旬に私のお仕事が大きく変わる羽目に。
ブログ更新や検証に一日の大半を費やすことが出来なくなった。
こんな感じで外出先でPCを利用する仕事が激増したため、「ノートPCに欲しいスペック」が大きく変わってしまいました。
とまあ、ここまでで挙げたモロモロが ZenBook Flip S を選んだ大きな理由。
そして更に余談ですが、外出が多くなり複数台のPCでデータ共有する必要性が増したことで、今更のようにクラウドサービスをアレコレと物色しています。
クラウドサービスは今まで毛嫌いしてて使わないようにしてたのですが、なるほど、複数台PC持ちやグループでデータ共有したい場合、クラウドサービスは便利ですね。ようやく実感しています(^_^;
このページの情報は以上です。