2018.07.25: Windows10に累積更新プログラムあり。
その他、気が付いたことや手元のPCの状況などをメモ。
2018.07.20: Windows 8.1 の KB4340558 が0x80092004で失敗する問題が修正された。
2018.07.19: Windows 7、8.1 にマンスリーロールアップのプレビューが配信された。
※注意: Windows 7 のKB4338821 は重要扱いになる場合あり
2018.07.17: 各OSに修正プログラムが公開された。0xD1 STOPエラーの問題などが解消する。
2018.07.15: KB4340558 が更新失敗する件に外部リンク追加
2018.07.14:
・全OSの累積または品質ロールアップで 0xD1 STOPエラー発生の恐れあり
・現在、Windows 7 の KB4338818 と KB4340556 は自動配信されなくなっている
2018.07.13:
・Windows 8.1 の KB4340558 が 0x80092004 エラーで更新が失敗する
・Windows 8.1 の KB4338815 「既知の問題」に追記 (0xD1 STOPエラー)
・Windows 7 の KB4338818 「既知の問題」に追記 (0xD1 STOPエラー)
2018.07.12: 初出
2018年7月の Windows Update メモページです。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
このページの内容
まえおき
以前、このサイトを毎月利用していた方以外は、読み飛ばしてOKな項目
現在のこのサイトは、数日様子見してから更新を適用し、それに伴ってページ作成するスタイルとなっています。- 今月はたまたま時間が取れたため、ある程度頻繁に更新できていますが、基本的に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
以前のような更新頻度と更新スタイルはこのページには期待しないでください。 - 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
7月25日配信分
Windows10に累積更新プログラムあり。
※自動配信されない。「設定」>「Windows Update」で「更新プログラムのチェック」ボタンを押す。
※詳細オプションで半期チャネルにしていると降ってこない
Windows 10 バージョン 1803
- KB4340917 概要/ダウンロード
2018-07 Windows 10 Version 1803 の累積更新プログラム
- Outlook で文字入力をしていると、文字が勝手に確定されたり、重複して入力されてしまう問題などが修正されている。
- 既知の問題
- .NET Framework アプリでエラーが出る場合あり。
次項「7月25日追記分」に記載
- .NET Framework アプリでエラーが出る場合あり。
Windows 10 バージョン 1709
- KB4338817概要/ダウンロード
2018-07 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム - 既知の問題
- .NET Framework アプリでエラーが出る場合あり。
次項「7月25日追記分」に記載
- .NET Framework アプリでエラーが出る場合あり。
7月25日追記分
個人的なお話なのだけど、気になる点があったのでそれも含めてここにメモ
Windows 10 バージョン 1803 で音が出ない・カメラが動作しない
7月11日配信のKB4345421 適用後に発生。たぶん、ごく一部のPC環境で発生している。
- 信頼性モニターを確認し7月11日以降に何度も「Device Census 動作が停止しました」というエラーが記録されていたらこの問題を疑う。
- 7月25日配布の KB4340917 を入れたら治った。
- オーディオ、Webカメラ、チップセットドライバのいずれかが正常に動作していない状態。ドライバを入れなおすと解決する。
- 既存ドライバが KB4345421 で正常動作しなくなっているケースもある?
メーカーのHPに行くと、新ドライバが配布されているケースもあった。
- 例: ASUS ROG CROSSHAIR VII HERO
7月18日付で Win10 RS4 向けの新しいチップセットドライバが公開されている。これを入れた場合も問題は解消した。
- 例: ASUS ROG CROSSHAIR VII HERO
Windows 8.1 のKB4338815 が失敗、PCが重くなる
これはご近所さんのPCで発生したもの。似たような問題が起きるPCは少ないと思う。
- 「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」を選択していたハズが、7月19日に KB4338815 の更新がはじまり、失敗した (らしい)
- その後、Windows Modules Installer Worker の大暴れがはじまり、Windows Update はおろか、ディスクのクリーンアップ や DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth なども満足に実行できない状態。
- 何をするにもPCが重すぎるので、とりあえず放置をお願い。週末に再チャレンジ。
たぶん以下ページの操作が必要になる
→ Windows10/8.1の調子が悪い時に行う本格的なPCメンテナンス - 2018.07.28追記: 再チャレンジの結果
このページのコマンドを実行後、ディスククリーンアップを実行し、自動メンテナンスを手動実行して1日放置すれば 正常にWindows Updateできた。
(ディスククリーンアップと自動メンテナンスにはもの凄く時間がかかった)
.NETの不具合について
2018年7月11日~25日に公開された 各種更新プログラムに、新たな「既知の問題」が追加されていた。
- 発生する問題
Windows 7/8.1 の .NET Framework のセキュリティアップデートや、Windows 10 の 品質アップデートを適用すると、一部のアプリケーション (COM コンポーネントの初期化を .NET Framework に依存したアプリ) では、アクセス拒否エラーや0x80070005エラーなどが発生する。 - この問題が起きるKB
- Microsoftのこの件に関する詳細リンク
2018年7月のインストール後にCOMアクティベーションの「アクセスが拒否されました」というエラーとアプリケーションが失敗する.NET Frameworkのセキュリティと品質のロールアップの更新
7月25日追記分ここまで。
7月19日配信分
Windows 7、8.1 にマンスリーロールアップのプレビューが配信された。
7月11日配信分で発生した問題が修正されている。
Windows 7
- KB4338821 概要 / ダウンロード
2018-07 Windows 7 マンスリー品質ロールアップのプレビュー
- プレビュー版でありながら、重要のチェックが入っており、Windows Update を推奨設定にしている場合は自動更新される。(重要扱いは KB4338818 を適用しなかった環境のみかも?)
- ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある問題の修正
- SQL Serverサービスの再起動が失敗する問題の修正
- W3SVC (World Wide Web発行サービス) を完全に停止できずサービスの再起動もできない問題の修正
- 以下は未修整
この更新プログラムを適用すると、ネットワークインターフェイスコントローラが機能しなくなる場合がある。(oem<number>.inf が失われ、Windows および サードパーティー製ドライバに問題が発生する)
- ※配信が止まっていたが、再配信が開始された。
KB4340556 概要/ダウンロード
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用セキュリティおよび品質ロールアップ
Windows 8.1
- KB4338831概要 / ダウンロード
2018-07 Windows 8.1 マンスリー品質ロールアップのプレビュー
- こちらはオプション扱いでチェックは外れている。自動配信されない。
- ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある問題の修正
- SQL Serverサービスの再起動が失敗する問題の修正
- W3SVC (World Wide Web発行サービス) を完全に停止できずサービスの再起動もできない問題の修正
- その他、様々な修正あり。
- KB4340558 概要/ダウンロード
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用セキュリティおよび品質ロールアップ- 7月11日 配信分と同じもの。
0x80092004 エラーが発生し更新が失敗する問題があったが修正された。
- 7月11日 配信分と同じもの。
7月17日配信分
7月11日に配信された更新プログラムで発生した、各種問題を修正するための更新が配布、または公開された。
いずれのKBも、一部の環境で発生した0xD1 STOPエラーの問題、SQL Serverサービスの再起動が失敗する問題、W3SVC (World Wide Web発行サービス) を完全に停止できずサービスの再起動もできない問題などが修正されている。
Windows10 バージョン1803
Windows 10 バージョン1709
Windows 7
- KB4345459概要/ダウンロード
2018-07 Windows 7 更新プログラム
- 7月19日に配信された品質ロールアップのプレビューをインストールする場合、この更新は適用しなくてもよい
- 自動配信されない。Microsoftアップデートカタログから入手。
- 7月11日の KB4338818 は消えたまま
Windows 8.1
- KB4345424概要/ダウンロード
2018-07 Windows 8.1 更新プログラム
- 7月19日に配信された品質ロールアップのプレビューをインストールする場合、この更新は適用しなくてもよい
- 自動配信されない。Microsoftアップデートカタログから入手。
7月11日配信分
目立って大きな不具合はないと思われる。
しかし、全OSの累積または品質ロールアップで、 0xD1 STOPエラーが発生する問題が発見された。
また、 Windows 10 環境のサーバーでは、クライアントと接続ができなくなる恐れがあるので注意。また Windows 10 バージョン 1709 や Windows7では、以前から発生している「既知の問題」が引き続き発生している。
共通項目
- 全OS共通
KB890830 概要/ダウンロード
2018-07 悪意のあるソフトウェアの削除ツール - Windows 8.1/10 共通
KB4338832 概要/ダウンロード
2018-07 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) - Windows 7/8.1 共通
KB4339093 概要/ダウンロード
IE11 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
Windows 10 バージョン 1803
- KB4338819 概要/ダウンロード
2018-07 Windows 10 Version 1803 の累積更新プログラム - 既知の問題など
- ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある。現状有効な対比策はなく、7月中旬にMicrosoftから解決策が提供される予定。
- DHCP Failover Server にこの更新プログラムをインストールすると、新しいIPアドレスを要求するときにエンタープライズクライアントが無効な構成を受け取ることがある。システムがリースを更新できない。接続が失われる可能性がある。現時点では対処方法なし。
Windows 10 バージョン 1709
- KB4338825概要/ダウンロード
2018-07 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム - 既知の問題など
- ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある。現状有効な対比策はなく、7月中旬にMicrosoftから解決策が提供される予定。
- DHCP Failover Server にこの更新プログラムをインストールすると、新しいIPアドレスを要求するときにエンタープライズクライアントが無効な構成を受け取ることがある。システムがリースを更新できない。接続が失われる可能性がある。
現時点では対処方法なし。 - 英語版以外のプラットフォームでは「Reading scheduled jobs from file is not supported in this language mode.」というエラーメッセージが表示されることがある
- Device Guard を作成または有効にすると、一部のメッセージが英語表記になることがある
Windows 7
- 7月14日追記
7月14日深夜2時現在、KB4338818 および KB4340556 は自動配信されなくなっている。
- 自動更新されないからと無理にアップデートカタログからダウンロードして手動インストールしない方が無難と思われる (アップデートカタログのファイルは日付が更新されている)
- Windows 8.1 の B4338815 や KB4340558 は自動配信されている。
- KB4338818 概要/ダウンロード
2018-07 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
- 既知の問題など
- この更新プログラムを適用すると、ネットワークインターフェイスコントローラが機能しなくなる場合がある。(oem<number>.inf が失われ、Windows および サードパーティー製ドライバに問題が発生する) → 修正予定
対処方法 → サイト内 別ページで解説 - ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある。現状有効な対比策はなく、7月中旬にMicrosoftから解決策が提供される予定。
- この更新プログラムを適用すると、ネットワークインターフェイスコントローラが機能しなくなる場合がある。(oem<number>.inf が失われ、Windows および サードパーティー製ドライバに問題が発生する) → 修正予定
- その他 (6月分にも掲載した情報)
- 2018年3月以降の「SSE2 をサポートしていないPCでSTOPエラー (BSoD) が発生する問題」は仕様となったらしく、修正予定からは消えている。
- 既知の問題など
- KB4340556 概要/ダウンロード
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用セキュリティおよび品質ロールアップ - 再配信 KB2952664 概要/ダウンロード
Windows 7 用更新プログラム
Windows 8.1
- KB4338815 概要/ダウンロード
2018-07 Windows 8.1 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ
- 既知の問題など
- ネットワーク監視ワークロードを実行しているデバイスによっては、競合状態のため 0xD1 STOPエラーが発生することがある。現状有効な対比策はなく、7月中旬にMicrosoftから解決策が提供される予定。
- 既知の問題など
- KB4340558 概要/ダウンロード
.NET Framework 3.5、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7、4.7.1、4.7.2 用セキュリティおよび品質ロールアップ
- 既知の問題この問題は7月19日頃に修正された (KB番号は変わらず)
0x80092004 エラーで更新が失敗する
原因: 「6月分の.NET Framework の品質プログラムのプレビュー」(KB4291497 または KB4291495) をインストールした後で「7月分の.NET Framework の品質プログラム」(KB4340557 または KB4340558) をインストールすると発生する。 - 対処方法その1
0x80092004"エラーと KB4340557 と KB4340558 の更新プログラムは、KB4291497 または KB4291495 を適用した後にインストールしません。
↑リンク先「回避策 2」を行う。 - 対処方法その2
パソコンりかばり堂本舗さんが、実際にこのエラーを体験した際の記録をアップしています。→ 今月の更新プログラムKB4340558がエラーで失敗を繰り返すのを直してきた
Microsoftの回避策ではうまく直らなかったものの、上書きインストールで正常な状態に戻せたとの事 (ただし、過去のWindows Updateをすべてやり直すなど、相当に時間がかかる)
- 既知の問題この問題は7月19日頃に修正された (KB番号は変わらず)
- KB4054566 概要/ダウンロード
.NET Framework 4.7.2
チェックは外れている。まだ不具合が残っているようなので、無理に入れる必要はない。また他の更新と同時に入れない方が良いと思われる。 - 再配信 KB2976978 概要/ダウンロード
Windows 8.1 用更新プログラム
今月の注意事項 & 不具合情報
※7月12日時点の情報が掲載されています。
更新失敗を繰り返す
- .NET Framework 品質ロールアップが失敗する (その1)
上記 KB4340558 既知の問題(KB4340557 または KB4340558をインストールした環境)で発生していると思われる。 詳細は前項の Windows 8.1、KB4340558の欄に記載。 - .NET Framework 品質ロールアップが失敗する(その2)
.NET Framework 4.7 系がインストールされていない場合、.NET Framework 4.7 をインストールしてみる。
- 注意
D3DCompiler_47.dll が存在しない環境には、.NET Framework 4.7 はインストールできない。 - D3DCompiler_47.dll は KB4019990 に入っている。
- .NET Framework 4.7のWPF機能は、D3DCompiler_47.dllに依存する。 既定では、このD3DCompiler_47.dll は Windows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、またはWindows Server 2012に存在しない。
- 注意
- その他の更新が失敗する
以下、お手軽なものから順に記載。全部やらなくてもOK。
- 不要な周辺機器を取り外し、一度PCを再起動してみる (クリーンブートしてみる)
- Windows10 用: latestwu.diagcab (直リン)
Windows 7/8.1用: WindowsUpdate.diagcab (直リン)
をダウンロード、実行してみる。 - 管理者権限のコマンドプロンプトで「DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth」を実行してみる (Windows 7 の場合は sfc /scannow )
- Windows Update カタログから個別にKBをダウンロードし、品質更新プログラムとそれ以外の更新は分けてインストール・再起動してみる。
- 以下ページの内容を実行してみる
調子が悪くなった Windows Update を コマンドプロンプト で修正する方法
- その他、以下「サイト内関連ページ」から、自分の環境に当てはまりそうなものを読み、その内容を実行してみる。
サイト内関連ページ
以下はWindows Update 関連のページのうち、2018年7月時点でよく読まれているもの
Windows 全般
- Windows updateができない・失敗をくりかえす時の一般的な対処方法
- Windows Updateが終わらない問題の対処方法 2018年版
- Cドライブの容量不足解消:不要ファイルを一気に削除、空き容量をドカンと増やす方法
- Windowsのディスククリーンアップの使い方: 不要ファイルを一気に削除
- Windowsのシステム修復機能「sfc /scannow」を試してみよう
Windows 10関連
- Windows 10 の画面が真っ暗になった場合のチェックポイントと対処方法
- Windows 10 が起動しない時にセーフモードを起動する手順
- Windows 10 バージョン1709 が更新に失敗する場合の対処方法: 2018年2~4月版
- Windows 10 をクリーンインストールする手順
個人的メモ
- 今月もあまり時間が取れていない。
- 更新プログラムの適用は、現時点 (7月12日) で Windows 10 (v1803) 1台、Windows 8.1で1台に対して行ったのみ。
- 7月14日、2か月ぶりに Windows 7 と 10バージョン1709 の更新チェック。
Windows 7 に7月分の更新が配信されないことに気が付く。 - 手元の更新できた環境については、特に問題を感じない
このページの情報は以上