Windows XP Modeは、Windows7上から仮想マシンを利用してWindows XP環境を動作させる機能です。

XPモードを作動させるには

  1. CPUが仮想化支援機能を サポートしている事。
    ・IntelのIntel VT(インテル バーチャライゼーション・テクノロジー)
    ・AMDのAMD-V(AMD Virtualization)
  2. Windows7のエディションが
    Professional以上であること
    • (Windows7 Home Premiumでも、XPのインストールディスクとプロダクトキーを持っていれば、それをVirtual PCにインストールする事でXPモードとほぼ同じ使い方が可能。)

この二つが必要になってきます。

以下で紹介するツールは、お使いのパソコンの中で、CPUやマザーボードがWindows XPModeに対応しているかどうかを判断する為のものになります。

VirtualCheckerのダウンロード、使い方

ダウンロード先
OpenLibSys.org

上記サイトの中段「ツール」>「VirtualChecker 1.0」の「実行ファイル」リンクからチェックツールがダウンロード出来ます。

作動環境
 OS : Windows 7/2008/Vista/2003/XP/2000 [x86/x64]

使い方
バーチャルチェッカー

インストール作業は必要なし。
ダウンロードした「VirtualChecker.zip」を解凍、
VirtualChecker.exeをダブルクリックするだけでOK。

バーチャル有効

CPU仮想化支援機能が有効になっていれば、上記のような画面が出ます。

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VirtualCheckerの結果表示の見方

VirtualCheckerの結果表示には以下のパターンがあります。

VT/AMD-V 未対応CPUが仮想化支援機能に対応していません。
有効にするにはCPU、マザーボード等々を買い換える必要があります。
Intel VT 無効マザーボードのBIOSの設定などで仮想化支援機能がOFFになっているようです。
BIOS画面から手動で有効にするか、BIOSのアップデートが必要。
AMD-V    無効同上
 Intel VT 有効仮想化支援機能が必要なソフトウェアが利用できます。
 AMD-V 有効同上

CPUは仮想化支援機能に対応している筈なのに、、、なんで!?
ってな結果が出る場合は、BIOSを確認してみましょう。初期設定でBIOS側で無効になっているマザーボードもあるみたいです。

一応解説(写真はASUS P6T Deluxeのもの。機種により設定方法は異なります)
BIOS設定
▲Advancedメニューの中に「Intel VT-d Configuration」があります。

BIOS設定2
▲Intel VT-dが有効(Enabled)になっている事を確認します。

仮想化支援機能について

Intel、AMDの仮想化支援機能について簡単にまとめてみようと思いましたが、思った以上に難しかったのでリンク貼るだけにしておきます(^_^;

インテル バーチャライゼーション・テクノロジー - Wikipedia

x86仮想化 - Wikipedia

Intelの仮想化支援機能「Intel VT」とは? - @IT

細かいお話は抜きにして、一応対応しているCPUをまとめると以下のようになります。
 Intel VT 対応AMD-V 対応
Xeon(Nocona以降、Sossaman除、Xeon MPについてはCranford/Potomac以降)
Intel Core 2
Intel Core i7
Pentium Dual-Core
Intel Atom(model230/330)
Pentium D
Pentium 4(Prescottはmodel F以降、model 521/531/541/551/561/571)
Pentium Extreme Edition
Celeron D (model326/331/336/341/346/351/355/356)
Celeron Dual-Core
Celeron M (model520/530)
Celeron 200シリーズ(model220)
Celeron 400シリーズ
Celeron 500シリーズ
Athlon 64 と Athlon 64 X2 (ファミリ "F" または"G"(ソケットはSocket AM2))
Turion 64 X2、Opteron(第二世代と第三世代)
AMD Phenom
およびこれら以降のプロセッサ

3年位前に購入したパソコンだと結構微妙ですね。。。
細かくプロセッサナンバーを調べるよりVirtualCheckerで確認するほうが簡単です(^_^;

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