Windows7のXPモードを利用し始めて1年以上。なんだか動きがモッサリして来たような気がしたので、「そろそろXPモードのメンテナンスでも始めてみようかな」と色々試して見た所、実機のXPと同様のメンテナンスは全く通用しない事が分かったのでメモ。

試したメンテナンス色々

メンテナンス実行前

XPモードのファイルサイズ1
▲メンテナンス実行前
仮想ディスクは9.5GB。元々XPモードの仮想ディスクは3~4GBなので、1年で2倍以上に膨れ上がっていたようです。

メンテナンス実行後

XPモードのファイルサイズ2
▲メンテナンス実行後
仮想ディスクは11.5GB。 増えてる・・・だと・・・?

これは何ごと・・・?と、再度デフラグをかけながら仮想ディスクのファイルサイズをリアルタイムで監視していると、デフラグ中にモリモリと.vhdファイルが大きくなっていってます。

メンテ実行後も、体感的な速度アップは無し。
XPモードは、操作すればするほど、オリジナルの仮想ディスクから「差分ファイル」を作成していく。
通常のXP用のメンテナンスツールを使っても、その差分ファイルが増えていくだけなんですね。。。

XPモードから通常のデフラグを行うと、パフォーマンスも落ちるっぽい

XPモードを30分~1時間利用したり、2~3回再起動しているうちにデフラグ前のパフォーマンスに戻りますが、デフラグ直後のXPモードはかなり作動が鈍重でした。

XPモードに実機マシンと同じようなメンテナンスは行わない方が良いみたいです。

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XPモードのメンテナンスはこうする:1

XPモードの設定
▲クリックで拡大
XPモードの設定画面から、「ハードディスク1」の項目を開き、「変更」をクリック

HDDの圧縮
▲クリックで拡大
「仮想ハードディスクの圧縮」を選択すると、仮想HDDの圧縮が始まります。

XPモードのファイルサイズ3
▲メンテナンス実行後
仮想HDDのサイズは7.5GBまで減りました。
その後XPモードを起動すると、少しだけ快適な状態に戻ってます。

XPモードは、メンテナンスよりもバックアップ・差分利用が大切かも

XPモードは極力カスタマイズせず、素のまま使うのが一番。
使い始めに殆どの設定を済ませ、必要なアプリをインストールした時点で仮想ディスクのバックアップを取り、メンテナンスしたくなったら仮想ディスクを差し戻すのが一番有効なメンテナンス方法ですね。

使いやすい環境を構築したVHDファイルを親ファイルにして、そこから差分ディスクを作成・運用するのが賢い使い方になりそうです。