Walletツールの解説ページですが、意図的に「マイニング」カテゴリーに掲載しています。

マイニングの対象として見た場合、コインの価格が (やや右肩下がりですが) 比較的安定しているのが魅力です。
X11~X15コインに目ぼしいモノが無い時などに選択するのが良いかと思います。
しかし、とんでもなく面倒臭い仕様です。
数日以上連続して、じっくり掘れる人用のコインです

このページでは、アルゴリズムに CryptoNight を採用したコインのWalletインストール方法、同期の方法、簡単な使い方などの解説を行っています。
CryptoNightの代表的なコインとしては、Moneroが挙げられます。

以下、OSにはWindowsを利用し、Moneroを例にして解説を進めます。

Walletのダウンロード

ダウンロード先: Monero
Monero
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Walletだけでなく、ブロックチェーンもダウンロードしましょう。

ここでの注意事項
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ブロックチェーンの保存場所

(Windowsマシンの場合)ダウンロードしたブロックチェーンは、以下の場所に保存します。

 %AppData%/bitmonero
 (C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\bitmonero)
Moneroブロックチェーンの保存場所
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※ダウンロードされるのは「blockchain.bin」のみです。
「p2pstate.bin」と「poolstate.bin」はwalletツール起動後に自動生成されます。

Walletツールの解凍・保存場所

Walletツールをダウンロードし解凍すると、以下の様なファイルが生成されます。
Walletツール
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simplewallet・・・・アドレスを発行したりコインの送受信を行うツール
bitmonerod・・・・・ブロックチェーンの同期を行うツール
基本的に、この二つを利用します。

Walletツールは、HDD/SSD上のドコに置いても構いません。
(ただしドライブ直下やシステムフォルダ内に置いてはダメです)

Walletの同期

基本的にbitmonerod.exeをダブルクリックして起動し、同期が終了するまで放置しておけばOKです。
※ bitmonerod.exeは コマンドラインツールです。

bitmonerod.exe起動直後の画面
bitmonerod.exe起動直後の画面
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色々と初期化されている旨のメッセージが出ます(数秒)

1~2分すると、同期がスタートします。
同期中の画面
Moneroの同期中画面
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Moneroの同期が正常に進行している間は、上記のように黄色いメッセージが出ます。
エラーが出ると赤文字や白文字が表示されますが、特に気にする必要はない感じです。

同期中のトラフィック量
同期中のトラフィック量
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最初の同期中は、もの凄いトラフィック量になっています。

同期が終了すると、緑色の文字でメッセージが表示されます
Moneroの同期中画面
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同期終了後、「確立された接続がホストコンピューターのソフトウェアによって中止されました」とメッセージが出ますが、特に気にする必要は無いようです。

ここでの注意事項

同期が終了したら、一旦bitmonerodを終了させます。
(終了時は「exit」と入力します)

コインアドレスの発行

同梱のsimplewallet.exe を利用します。
以下の様なbatファイルを組み、実行すると簡単にアドレスを発行できます。

simplewallet --generate-new-wallet=任意のファイル名.bin --pass=任意のパス(半角英数字)

上記を実行すると、「simplewallet.exe」と同じ階層に
 ・任意のファイル名.bin
 ・任意のファイル名.bin.keys
 ・任意のファイル名.bin.address.txt
の3つのファイルが生成されます。

ここでの注意

作成されたWalletデータ例

同期中のトラフィック量
▲クリックで拡大

この3つがQtツールの「wallet.dat」のようなモノになります。
発行されたアドレスは、「任意のファイル名.bin.address.txt」の中に入っています。

例:私のMoneroアドレス
41zymPXkVzzZ6f4mf2JoLb8PnszcK1RiKie8iJPkzHP78XBfCdVkdfC9qaWabLJzAKbskhs8irBw6aH43uJqTMn1PzpGwmM
※MonacoinやBitcoinと比較すると、非常に長いアドレスです。

複数のアドレスを発行したい場合

これについては、私も良くわかっていません。
私の場合、複数の*.binファイルを生成して対応しています。

二つ目のアドレスを発行する際のbatファイル
simplewallet --generate-new-wallet=別のファイル名.bin --pass=別のパス(半角英数字)
面倒臭いですが、今の所この方法で複数のコインアドレスを管理しても問題は発生していません。

発行したアドレスを利用する

上記手順で発行したアドレスでコインの送受信を行うには、以下のbatを組み、simplewalletを起動させます。

simplewallet --wallet-file=任意のファイル名.bin --pass=任意のパス(半角英数字)
ここでの注意

上記batをダブルクリックすると、コマンドプロンプトでsimplewalletが起動します。

発行したWalletデータを利用可能な状態にする

ここまでの段階では、上記で作成したWalletデータはまだ利用できません。
データのリフレッシュが必要になります。

ここからは、bitmonerod と simplewallet の両方を起動した状態で操作します。

初回起動時は、まずは「refresh」と入力します。
同期中のトラフィック量
▲クリックで拡大
ブロックチェーンのリフレッシュ中です。
リフレッシュが完了するまでに数分かかります。リフレッシュ完了すると、ようやくコインの送受信が可能になります。

ちなみに2度目以降の起動では、自動的にリフレッシュされます。
また自分のアドレスにトランザクションが増えてくると、リフレッシュ中はこのような画面(クリックで画像表示) になります。

コインの送受信

コインの送金には「transfer」コマンドを利用します。

transfer 0 41zymPXkVzzZ6f4mf2JoLb8PnszcK1RiKie8iJPkzHP78XBfCdVkdfC9qaWabLJzAKbskhs8irBw6aH43uJqTMn1PzpGwmM 1
▲私のMoneroアドレスに対して1XMR送る時は、上記のようなコマンドを入力します。
赤文字のゼロは「匿名送金」のミックス回数を指定する場所です。
※CryptoNight系コインのアドレスは非常に長い文字列になっています。

Walletデータの保存

simplewalletも、「save」とコマンド入力しなければデータは保存されません。
セーブ中
▲クリックで拡大
saveを忘れた場合、送受信したコインがブロックチェーンがら消えるわけではありません。
ただし、PC上に記録が残らず、次回Wallet起動時に再度リフレッシュをやり直す必要が出てしまいます。

終了時は「exit」を入力します。

その他詳しいコマンドを知りたい場合は「help」と入力します。
bitmonerodのhelp
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Monacoin-Qtなどと比べ、コマンドはかなり少なめです。
Monacoin-Qtの、「デバッグモードのコンソール」と同じような使い方になります。

取引所への送金について

プールからの自動転送を防ぐ為、各取引所は「ペイメントID」を要求してきます。

Walletツールの扱い方が面倒臭い上に、現時点ではほぼ全てのプールが「自動払い出し機能のみ」という仕様のため、プールから直接送金されるのを防止する目的でこのような仕様になっていると思われます。

あとがき

とりあえず、暴騰も暴落もない、価格の安定したコイン・・・というイメージです。
X11~X13コインに目ぼしいモノが無い時期などに選択するならアリかと思います。

しかし最初のとっかかりが面倒な上、一日あたりの利益も(他のコインと同様に) 日を追うごとに少なくなって来ています。

Moneroのマーケットキャパシティ
Moneroのマーケットキャパシティ
▲クリックで拡大
とりあえず、長期保有はオススメできない感じです。
Moneroで黒字を出せるのは、他のコインと同様に長くても2~3ヶ月の間だけ、速ければ今月末~8月初旬頃までかもしれません(^_^;

次回更新では、CryptoNight系コインのAMD用マイニングツールを紹介します。