最初におことわり
私は、カメラのメカ的なモノは全くの素人なんで、色々と外している事書いているかもしれないです。その辺を注意して読んでください。

この辺は一体なんなんだろうな?ってな疑問を持っていたけれど、自分の中で納得できそうな理由が見つかったのでメモ。

通常のカメラには「赤外線カットフィルターが入っている」

通常、「カメラの受光部 (現在では主にCMOS)に届く光」が、「人の目が感知できる波長と同じ」になるようにするため、レンズと受光部の間にはフィルターが入り、「人の目では感知できない光」をカットする仕組みになっている。

GoProカメラを分解し、赤外線フィルター(Infrared Fillter)を外している所

フィルターにはピンクのような緑のような色が付いています。
多分、ピンクっぽい色は反射色で、緑が透過色。
(追記: HERO3じゃなく2だけど、標準→標準レンズに交換しているビデオ見つけた(レンズに傷が付いた場合の交換らしい))

GoProと HDR-AS15の色の違いは、(もちろん画像処理エンジンの違いもあるだろうけど)このIRフィルターにも違いがあるんだろうなー、と予測。

んで、このフィルターが「ドコまで赤外線をカットして、ドコまで可視光に影響を与えるか?」ってな部分が「GoProのProtune 撮影しても微妙に色味が違う気がする」ってな場合の色合いに影響しちゃっているんだろう。

赤外線フィルターを外した場合の色合い

YouTubeに上がっていたもの
https://www.youtube.com/embed/PqyHtHeTlqg (リンク切れ)
▲かなり明るくなりますが、全体的にピンクっぽい色合いにシフトしちゃっています。

どのくらい明るくなるか

通常の状態

厳密に言うと、IRフィルターを外したカメラに、外付けでIRフィルター?カラーフィルター?をかましています。(撮影された映像の明るさは十分だけど、それにしては少しピントが甘くなっているような・・・気のせいかな?)

IRカットフィルターを外した後

多分同じライブ会場。
IRフィルターを外し、更に赤外線ライトを1灯ともしています。
すげー明るい。こりゃすげえ。でもこのピンク色は何とかしたいぞ・・・。

私は「ライブ会場を広角で撮りたい」ってのがメインの目的でGoProを買ったので、上記映像はすげー参考になります。

追記
赤外線画像は、ピントの位置が可視光線と違うらしい。
(参考:赤外線撮影 - NPO法人画像による文化財復元研究会
IRモディファイしたGoProカメラでカラーフィルタ使うとピントが甘くなるのは避けられないのか・・・ダメだこりゃ。

あとがき 

IRフィルターを外した映像で、
「輝度情報だけ残して」「色情報をシフトしたり伸張させたり」と色々頑張ってみるけど、元の色に戻すの難しい。。。無理なんかなコレ。

ちなみに「hero3 Infrared 」てなキーワードでYouTube検索掛けると、同じような動画が結構見つかります。気になる人は探して見ましょう。

追記

デジカメで緑や赤が不自然な色になっちゃうお話
うーん。IRフィルターの性能で変化するのは、赤、ピンク、モスグリーンあたりかな?
青~黄色系の色が異なるのは、色温度の設定の方が重要なのかもしれないです。