2023年3月の Windows Update メモページ。
「作っておかないと自分が困る」という事態が発生するため、個人的に必要が生じた際に、必要最低限のレベルで作成を続けています。
まえおき
- 以前のような更新頻度と更新スタイルは期待しないでください。時間に余裕のある時に限り作成・更新する、という感じです。
- 各更新プログラムの概要リンクは英語ページに飛ぶように設定しています。
ページ内リンク
今月の注意事項
一部環境にて、最悪の場合 Windows が起動しなくなる
- Windows 11 バージョン 22H2、KB5023706で発生。
- 一部のサード パーティ製 UI カスタマイズアプリ (ExplorerPatcher または StartAllBack) を利用している環境で発生する。
Windows 11 および 10 20H2 / 21H1 不具合情報
Windows 11、10 をメジャーアップデートする際は、以下のような情報ページに目を通し、自分の環境で大きな問題が発生しないか、対処方法はあるのか、などをチェックする。
- Windows 11, version 22H2 known issues and notifications | Microsoft Learn
- Windows 10, version 22H2 Known issues and notifications| Microsoft Learn
今月分のメモ
- VMware 内の Windows 10 バージョン 22H2 が、2回再起動しなければ更新が終了しなかった(複数台で発生)。実機側では、このような症状は確認されず。
- それ以外はスムーズに更新できた。
多くの環境に大きな影響を与えるような問題は発生しないと思われる
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3月15日配信分 (月例更新)
共通項目(配布される更新プログラム)
- 全OS共通
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
KB890830
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
Windows 11 バージョン 22H2
- KB5023706 概要/ダウンロード
2023-03 Windows 11 の累積更新プログラム
- 発生する問題
- 一部環境では、最悪の場合 Windows が起動しなくなる
- 一部のサード パーティ製 UI カスタマイズアプリ (ExplorerPatcher または StartAllBack) を利用している環境で発生する。
- StartAllBack は、最新バージョン (v3.5.6 以降) に更新することで、この問題を回避できる場合がある。
- ※先月より引き続き発生
大きな数ギガバイト (GB) のファイルをコピーすると、完了までに予想以上に時間がかかる場合がある- サーバー メッセージ ブロック (SMB) を介してネットワーク共有から Windows 11 バージョン 22H2 にファイルをコピーする際に発生する可能性が高い(ローカル ファイル コピーも影響を受ける可能性あり)
- 自宅または小規模オフィスで使用する Windows デバイスでは、ほとんど発生しないと思われる
- キャッシュ マネージャー (バッファー I/O) を使用しないファイル コピー ツールを使用する
- 今後のリリースで修正予定
- ※先月より引き続き発生
プロビジョニング パッケージを使用すると、一部のアプリがインストールされない- プロビジョニング パッケージとは
OOBE の際に必要な設定項目やアプリをまとめ、あらかじめ準備したもの - OOBEとは
Out-Of-Box Experience の略。 "ユーザが箱からPCを取り出して使えるまでにする作業という意味"。購入したてのパソコン、セットアップ直前の状態
- .PPKG ファイルを使用すると、インストールに管理者権限が必要なアプリがインストールされないことがある
- 管理者としてインストールする必要がアプリがこの影響を受ける
- 今後のリリースで修正予定
- プロビジョニング パッケージとは
- ※IT管理者向け ※先月より引き続き発生
2023 年 2 月 14 日以降にリリースされた更新プログラムは、一部の WSUS サーバーから Windows 11 バージョン 22H2 に提供されない場合がある
- 影響を受ける WSUS サーバー
Windows Server 2016 または Windows Server 2019 からアップグレードされた Windows Server 2022 を実行しているサーバー
- 影響を受ける WSUS サーバー
- 一部環境では、最悪の場合 Windows が起動しなくなる
- 発生する問題