2017.07.30: 誤字脱字の修正
2012.04.22: 初出
1月に購入した 3930Kマシン、3月中旬頃からようやく安定稼動し始めました。
という事で、1ヶ月ほど前からようやく本来の目的 (HD動画の編集や3DCG作成) でPCを使っています。
HD動画の編集は、旧マシンを比較して非常にサクサクになりました。
(Core2DuoマシンでDVD(720x480 Mpeg2)画質の動画を編集する位の感覚になった)
以下に旧マシンと新マシンのスペック比較を載せますが、体感上でもっとも効果が高いのはメモリ搭載量でした。次点でSSD(にキャッシュとプレビューファイルを設定する)のが効果的。
HD動画を編集したい人は、まずメモリ搭載量を増やすのが良いのかな、と実感した次第です。(16GB以上推奨)
スペック比較表旧マシン | 新マシン | |
CPU | Core i7 920 3.7Ghz | Core i7 3930K 4.3Ghz |
M/B | ASUS P6T Deluxe | ASUS P9X79 Deluxe |
メモリ | 9GB (DDR3 1066) | 16GB (DDR3 1600) |
HTT | OFF | OFF |
ビデオカード | NVIDIA 9600GT | NVIDIA GTX570 |
ストレージ | HDD 750GB x1 / HDD 500GB x1 | SSD 128GBx2 / HDD 2TB x1 |
赤字部分に大きな効果を実感。
新マシンで高速化の恩恵を受けている部分
- メモリ9GB → 16GBでスワップがほぼ発生しなくなった事
(2時間超のHD動画を編集した際にものすごく違いが出る) - HDD → SSD でプレビューファイルの読み込みにストレスが無くなった事
- ビデオカード 9600GT → GTX570 でリアルタイムプレビューが高速になった事
- メモリやバススピードが大幅に高速化した事
動画編集中は、この4つが非常に大きいです。
もちろん Core i7 920 → 3930K も非常に役に立っていますが、これは最終ファイルを出力する際に役に立っている感じ。(今まで出力に5時間かかっていたモノが2時間で済むので、これも大きいといえば大きい。)
GPUの強化も、勿論かなりの効果がありました。(フィルタをかけた場合のプレビュー処理や、動画の最終出力で以前の2~3倍の処理能力を誇っています。)
でも、やっぱり一番効果が高いのはメモリ不足によるスワップが殆ど発生しなくなった事と、仮にスワップが発生しても一時ファイル保存先がSSDに指定してあれば殆ど引っかかりがない事。以前のPCと全然違います。
メモリ16GB積んで、プレビューファイルの一時保存先をSSDに指定すれば、AVC HD画質の3~4時間分のデジカメ撮影動画を一気に編集してもサックサク。
ノーストレスですよ。
おまけ
以下はHD動画編集中のメモ色々
▲Premiere ProでHD動画編集中
前のPC環境では、2時間超のHD動画を多層レイヤーで処理しながら編集するのはかなり厳しいものがありました。(多層レイヤーの処理速度が上がったのは、CPUとGPUがパワーアップしたお陰っぽい)
▲素材動画はこんな感じ。
デジカメで1280x720/60fps で撮影したHD動画がメインです。
複数のカメラで撮影しているので、中身はh.264だったり、Mpeg2だったり。
Core i7 920(メモリ9GB)時代と比較して、新マシンのベンチマークは2~3倍の数値ですが、HD動画の編集は10倍くらい楽になりました。メモリ9GB時代は、2時間を越えるHD動画を編集すると微妙にメモリが足りなくなって途中からスワップ発生しまくっちゃっていたんですよねえ。
今回のお仕事
3月末から4月中旬にかけて、約15時間分のデジカメ撮影動画 (HD画質8時間/SD画質7時間) から、印象的なシーンを40~60分だけ抜き出して名場面集DVD/Blu-rayを作成するお仕事やってました。
(※注:動画編集はリアル知人から受けています。このサイトから依頼は受けていません。
作業開始前は「コリャ2ヶ月近くかかるなぁ。。。」と見積もっていたのですが、10日ほどで作業完了。しかも余裕を持って製作できました。以前旧PCで似たような作業した時は、スワップ大発生で(6時間のHD動画→30分の名場面)で1ヶ月近く掛かっていたんですけどね。
メモリ16GB + SSDとHD動画に対応した編集ソフトがあれば、コンシューマーPCでHD動画サクサク編集な時代が来ましたよ。結構すげー時代がやってきました。