2015.10.22: 手元のWindows10マシンの音質がまた変わったので追記

Windows8.1やWindows7から Windows10にアップグレードした際に、

などの問題が発生した場合の対処方法を記載したページです。

補足注意

このページはWindows10 TH1 (build 10240) 時代に検証した内容です。
Windows10 TH2(1511)以降、このページに記載したような音質の変わる現象は確認できていません。(変わっていても気が付かないレベルです)

はじめに: ドライバの簡易チェック方法

スタートボタン>[設定] > [システム]から、「アプリと機能」を起動してみましょう。
「アプリと機能」でのチェック方法
▲クリックで拡大
※画像はプリンタドライバですが、ここでサウンドドライバを探してみましょう。

以下、個別の対処方法です。

OSの起動音やUSB取り外し音など、システム音の一部が鳴らない

Windows7からアップグレードした場合にありがちです。
USB3.0コントローラーやSATAコントローラー、マザーボードのチップセットドライバが古い場合に発生しやすいようです。

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Windows10にしたら、音質が変わってしまった 

私のPCでも、TH1の時代に2台ほどこの症状が発生しました。
ネット上でも良く見かける情報なので、かなり多くの環境で発生しているものと思われます。

  1. 複数のサウンドデバイスがあるPCの場合
    私のPC環境の場合、微妙にリバーブが掛かっている現象は(不自然なリバーブについては)これで解消されました。
    • タスクトレイの音量アイコンを右クリックする
      タスクトレイの音量アイコン
      ▲クリックで拡大
      開いたメニューから「再生デバイス」を選択する
    • 「接続されていないデバイス」がないか確認する
      タスクトレイの音量アイコン
      ▲クリックで拡大
      • 私のPCの場合、AMDのビデオカードに搭載された「AMD High Definition Audio Device」が、「接続されていません」の状態で6個も認識されていた。
      • 右クリックして「無効化」またはドライバそのものを削除する事で問題が解消しました。
  2. サウンドのサンプリングレートがおかしくなっている場合
    私のPC環境の場合、微妙に音が歪んで聞こえる症状はこれで解消できました。
    • Windows側の「再生デバイス」のスピーカーのプロパティ
      Windows側の「再生デバイス」のスピーカーのプロパティ
      ▲クリックで拡大
      サンプリングレートが24bitになっています。
    • サウンドカード付属ユーティリティの設定
      (コントロールパネルからオーディオデバイスを選ぶ)
      サウンドカード付属ユーティリティの設定
      ▲クリックで拡大
      サンプリングレートが16bitになっています。
    • この二つのサンプリングレートを一致させる事で、微妙な音の歪みは解消できました。
  3. イコライザやリバーブの設定が初期化されている場合
    私のPCの場合、微妙に音質が異なって聞こえていたのは、(Windows10用のサウンドドライバを当てた後に)イコライザの設定が初期化されていただけでした(^_^;
    • サウンドカード付属ユーティリティの設定
      (コントロールパネルからオーディオデバイスを選ぶ)
      イコライザの設定
      ▲クリックで拡大
      Windows7の頃は、リバーブ「なし」、イコライザー「ロック」に設定していたのですが、Windows10にアップグレード後、リバーブ「室内」、イコライザー「なし」になっていました。

まったく音が鳴らない場合、スピーカーのみ音が出ない、一部端子から音が出ない場合

アップグレード前のドライバが正しく作動していない場合や、PC内に複数のサウンドカードが搭載されている場合に発生します。

以下、4点紹介しています。上から順に試すのが良いと思われます。

  1. トラブルシューティングツールを使ってみる
    • 一番お手軽かつ効果が高いです。
    • トラブルシューティングツールの起動方法
      トラブルシューティングツールの起動方法
      ▲クリックで拡大
      デスクトップ右下の「ボリュームアイコン」を右クリックし、「サウンドの問題のトラブルシューティング」を選択します。
    • あとは指示に従って数回クリックすればOKです。
  2. 自動メンテナンスを手動で実行し、PCを再起動してみる
    • 自動メンテナンスの手動実行方法
      自動メンテナンスの手動実行方法
      ▲クリックで拡大
      コントロールパネル内「メキュリティとメンテナンス」を開き、
      赤矢印部分の「メンテナンスの開始」をクリックするだけでOKです。
    • この後のPCの再起動は、2~3回行うと効果が出る場合もあるようです。
  3. 新しいドライバが出ていないか探してみる
    • デバイスマネージャーを開き、サウンドカードの状態を確認する
    • 正常な場合でも、とりあえずドライバの更新を行ってみる。
      OS再起動時のイベントビューアのログ
      ▲クリックで拡大
      「ドライバーソフトウェアの更新」ボタンを押すだけでもOKです。
    • 更新できない場合は、「削除」を選びドライバの削除を行い、PCを再起動してみましょう。
    • サウンドカードやPCメーカーのサイトに行き、そこで最新のドライバを探してもOKです。
  4. 複数のサウンドカードが搭載されている場合

このページの情報は 以上です。

以下は後日談です。音質の変化は定期的に発生するか、もしくは現在も改善中、という印象を受けます。

追記(2015.10.22)

2015年10月14日の Windows Update の前後から、Windows10マシンの音質が再び変わったのでメモ。

  • 音質が明らかに良くなった。
    • 具体的に書くと、生音(弦楽器、笛、ピアノ類)の音が非常にクリアになった。各楽器の音が独立して聞こえるようになった。ステレオの広がり具合などが聞き取りやすくなった。
  • オーディオデバイスのドライバは変更していない。
  • Windows Updateでもドライバ類の更新はなかった。
  • OS上のオーディオ関連の設定は何も変更していない。スピーカーや配線なども何も変更していない。
  • Windows XP/7 時代は、何も変更せずに音質が変わることは無かった。
  • 同PCでWindows7を利用していた時代(2012年1月~2015年8月)よりも、明らかに音が良い。
  • Windows10にアップグレード後、音質の変化は度々発生している。
    今回も同様の現象なのだろうか?
    (今回の音質で固定されると嬉しい)

追記おわり。