2014.11.17:登録カテゴリーの変更
過去記事 Windows8で「外付けHDDのデータが消えちゃう」問題のMicrosoftの資料-その1
の続き・・・と書いていいのかな?
別の資料を発見したのでメモ。というか、2014年8月頃からずっと宿題にしていたお話の続き。
この問題は (大きな話題にならなかったけど) Windows7の頃から発生していた、というものです。
発見した資料
Data corruption after resuming from hibernate -マイクロソフトサポート
上記の資料の概要
・Windows7の時代に書かれたもの
・高速スタートアップの話ではなく「休止状態」の話
・特定の操作で、外付けHDDのファイルに破損または不整合が発生
という内容です。
発生する状況や症状は、Windows8以降の「高速スタートアップ有効時の外付けHDDの内容が消えちゃう問題」に非常に酷似しています。
という事でこのページ内で、上記内容をざっくりと日本語に直してみました。
問題が発生する操作手順と症状
1. (外付けストレージを付けた)PCを、休止状態にする
2. 休止状態のまま外付けストレージを外す
3. ストレージを別のPCに繋いでファイル操作する
4. 元のPCに繋ぎなおす
5. 元のPCを休止状態から復帰させる
6. 上記手順を行うと、恐らくそのファイルは破損または不整合を起こす。
※「破損または不整合を起こす」と訳した部分の原文は「corruption or inconsistencies」。
解決方法
PCを休止状態にする前に「ハードウェアの安全な取り外し」を利用して外付けストレージを外しましょう。
適用
この情報は、以下のOSに適用されます。
•Windows 7 Enterprise
•Windows 7 Home Basic
•Windows 7 Home Premium
•Windows 7 Professional
•Windows 7 Starter
•Windows 7 Ultimate
(※原文の最終更新日は2012年7月31日、Windows8リリース日は2012年8月16日)
▼原文のスクリーンショット
Windows8の高速スタートアップは、「デバイスの調査、デバイスやドライバのロード/起動一部のデータを休止状態のように扱う」事で高速化を図っているので、通常の休止状態と同じように扱わなければ(特に外付け機器に)色々と問題が出る。。。と覚えておかなければならないようです。
またこの問題は、Windows8からいきなり発生した問題ではなく、以前から発生する可能性があった、と考えるべき問題のようです。