インターネットの事情に詳しい方は良くご存知かと思いますが、
Windows Vista/7 + NTTフレッツ光回線の組み合わせで、一部のサイトの表示が異様に遅くなる(または全く接続できない)・・・という現象があります。

ちょっと今更な情報かもしれませんが、Microsoftが提示している解決方法をコメント欄にて教えていただいたので、このサイトでも改めて紹介してみます。

情報元リンク(Microsoft)
 ・Windows OS 上の Web アプリケーションから特定の環境を利用すると、IPv6 プロトコルに対応した Web サイトや Web サービスにアクセスできない

問題の解決方法

2通りの解決方法があります。
  1. IPv6の優先順位を下げる
    (別ページ)→「IPv6無効設定」はもう古い?IPv6を有効にしたままIPv4の優先順位を上げる設定
    ▲手順解説は、ページ後半にあります。
  2. ポリシー テーブルを変更する
      このページ内で手順解説を行っています。

ポリシーテーブルの変更方法

※コマンドプロンプトを利用してPCの設定を変更しますので、自己責任にてお願いします。

管理者権限で起動したコマンドプロンプトを利用します。
コマンドプロンプトの起動方法
▲クリックで拡大
「プログラムとファイルの検索」で「cmd」と入力し、cmd.exeを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

コマンドプロンプトに、以下のコマンドを入力します。
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy ::1/128
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy ::/0
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy 2002::/16
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy ::/96
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy ::ffff:0:0/96
netsh interface ipv6 delete prefixpolicy 2001::/32
netsh interface ipv6 add prefixpolicy ::1/128 50 0
netsh interface ipv6 add prefixpolicy ::/0 40 1
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:c90::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:d70::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:d71::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:d72::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:d73::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a000::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a100::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a200::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a300::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a400::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a500::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a600::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001:a600::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2404:1a8::/32 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2408::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2408:100::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2408:200::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2408:300::/24 40 6
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2002::/16 30 2
netsh interface ipv6 add prefixpolicy ::/96 20 3
netsh interface ipv6 add prefixpolicy ::ffff:0:0/96 10 4
netsh interface ipv6 add prefixpolicy 2001::/32 5 5

::以下batファイルを作成する際に利用(::を外す)
:: timeout 120
:: pause
コマンド入力後に「OK」と表示されていれば大丈夫です。
コマンド入力の際、ネットワークの設定変更に数秒~十数秒ほどかかるPC環境もあります。
上記コマンドの参考情報
  • 入力が大変な場合、上記テキストをコピーし、txtファイルなどに保管し、拡張子をbatファイルに変更し実行してもOKです。
    • batファイルを作成する際のTips
      batファイルで実行すると、コマンドを実行終了後すぐにプロンプト画面が消えてしまうので、最終行に「pause」または「timeout 120」などを指定して、実行結果を確認できるようにしておくと便利です。
  • 上記をexeファイル化して配布しているサイトもあります。
    (配布先) NTT東西の閉域網向けポリシーテーブル設定

上記で行った設定は、PCを再起動しなくても有効になります。
また、PC再起動後も有効です。

注意

コマンドプロンプトで「netsh interface ipv6 reset」と入力すると、上記の設定は初期化され、元の状態に戻ります。

このコマンド「netsh interface ipv6 reset」は、インターネット接続が不安定になった際の「通信品質改善」に効果的なコマンドとして多くのサイトで紹介されています。しかし、フレッツ光回線用にテーブルポリシーを変更した場合は、その設定もリセットされてしまうので注意しましょう。

(つまり、netsh interface ipv6 resetを行った場合は、もう一度ポリシーテーブルの再設定が必要になります。)

参考情報: NTT東/西に割り振られたIPv6 prefix

情報元リンクより
IPv6 PrefixNetName会社名
2001:c90::/32NTTEAST-JPNIC-JP-20020930東日本電信電話株式会社
2404:1a8::/32 NTTEAST-NGN-JPNIC-JP-20061002東日本電信電話株式会社
2408::/22NTTEAST-NGN-JPNIC-JP-20071015東日本電信電話株式会社
2001:d70::/30NTTWEST-IPv6-JPNIC-JP-20030912西日本電信電話株式会社
2001:a000::/21NTTWEST-IPv6-JPNIC-JP-20041201西日本電信電話株式会社
▲2011年4 月28 日時点でのNTT東/西に割り当てられているIPv6 Prefix  

このテーブルは、滅多な事で変更される事は無いと思いますが、仮に変更があった場合、このページで紹介している手順は効果の無いものとなるので注意しておきましょう。

サイト内関連情報

NTTフレッツ光以外のインターネット回線を利用している場合は、以下のページを参考にして見てください。