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Windows 10, 8.1, 7, Vista, XP でハイバネーションを無効にする方法を紹介しています。各種注意事項も記載しています。hiberfil.sysは別ドライブへの移動は出来ません

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2016.11.22: Windows10の情報追加。 8.1 update1時代の注意文を削除

2015.03.06: Windows10(TP版)の挙動を追記
2014.12.08: 誤字脱字の修正、古くなった情報の訂正
2014.04.22: Windows8.1updateの挙動について追記 2009.09.29: 初出


このページは「pagefile.sys とhiberfil.sysの解説ページ」の続きです。

ハイバネーションファイル(hiberfil.sys)は、パソコンを休止状態にする際、メモリ内の データ を一時的にHDDへ保存するための予約領域になります。
なお、「XP」、「Vistaと7」、「8.1と10」で若干作動や特性が違います。

はじめに

「ハイバネーションを無効化する方法」はページの後半にあります。
まずはhiberfil.sysの役割やスタンバイ/スリープの種類の説明から行っています。

hiberfil.sysの役割、スタンバイ/スリープの種類

Windows XP

休止状態:

スタンバイ:

Windows Vista/7

スリープ、ハイブリッドスリープが追加される

Windows 10/8.1

高速スタートアップが追加される

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Windows8.1 Update1/Windows10の場合の注意事項

Windows8 (さらに8.1update1)では、さらに挙動が異なってきます。
(Windows8.1updateでは、ハイバネーションを無効にするのはやめておきましょう)

 「高速スタートアップ」など、様々な新機能の追加により、
 スリープの挙動が大変複雑になっています。
 hiberfil.sys を削除すると、PCの設定を変更し再起動した際、
 設定変更が反映されない事例が数多く報告されています。
 (この現象とハイバネーション有無の因果関係はまだ不明ですが)
 ハイバネーションの無効化はしないようにしておきましょう。

手元で検証した限りでは、このトラブルと hiberfil.sysの削除は関係ないと思われます。
ただし、一部の Windows 10 / 8.1 ではハイバネーションの無効化でエラーが出たり、PCトラブルが発生しやすくなる現象は発生するらしく、私の手元にも何通かの報告を頂いております。
hiberfil.sys無効で問題が出るかどうかは、PCによってかなり状況が異なるようです。


hiberfil.sysの役割や、休止状態やスリープの種類と解説はここまで。

hiberfil.sys および ハイバネーション機能は、あると便利な機能ですが、使わない人は全く使わない機能です。
今まで「休止状態は使った事が無い」と言う人はWindowsのハイバネーションを無効にしても構わないでしょう。ハイバネーションを無効にしてもXPの「スタンバイ」、Vista/7の「スリープ」はS3モード(PCが古い場合はS1、S2モード)として作動します。

参考:Vistaの「スリープ」は何が違う?:トラブル解決お答えします

ハイバネーションファイルの移動

hiberfil.sysはpagefile.sysと違い、別ドライブや別パーティションに移動させる事は出来ません。

hiberfil.sys は Windows が起動する初期の段階で使用されるため、Windowsの起動パーティションに存在する必要があります。

ディスクの空き領域が少ない場合の休止状態のサポートについて(マイクロソフトサポート)

システムディスクに空き容量が少ない場合は、hiberfil.sysは休止に必要な領域を十分に確保出来ない場合があります。その場合自動的に休止状態が選択できないようになります。

そのような状態になったら、休止状態の使用を諦めてハイバネーションを無効にするか、不要なデータを削除して空き領域の確保に努めましょう。

 

ここからがこのページの本題です。
休止状態を無効化し、hiberfil.sysを削除するには 以下の手順を実行します。

ハイバネーションを無効化する方法

Windows XPの場合

コントロールパネルの「電源オプション」で [休止状態] タブをクリックし、
「休止状態を有効にする」のチェックを解除します。
以上で完了。
もしhiberfil.sysがHDD上に残っていても手動削除してOKです。

Windows 10/8.1/7/Vista場合

  • ハイバネーション(hiberfil.sys)を無効するコマンド
    コマンドプロンプト(管理者)で
    powercfg.exe /hibernate off
    と入力する。
  • 上記のコマンドを実行後、エクスプローラなどでシステムドライブを確認する
    • hiberfil.sysは消えているはず。
    • 消えていない場合、PC再起動してから手動でhiberfil.sysを削除してOK
    • hiberfil.sysが消えていた場合も、手動で削除した場合も、念のためもう一度PCを再起動する

コマンドプロンプトの起動方法
管理者として実行

  • Windows 7/Vistaの場合 (上図参照)
    スタート>アクセサリ>コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」
  • Windows 10/8.1の場合
    スタート「右クリック」> コマンドプロンプト(管理者) 

 

再びハイバネーションを有効にしたい時

powercfg.exe /hibernate on
と入力すればOKです。

ステータスを確認したい時は
powercfg.exe /a
と入力する。

hiberfil.sys削除後にステータス確認した図
スリープ状態の確認
▲スリープはS1、S3ステートとして利用可能、休止状態は有効にされていませんとメッセージが出ました。
Windows 10 / 8.1 / 7 で このような結果が出た場合、XP時代のスタンバイと同等のスリープのみが使える状態になっています。

ハイバネーションを無効にしても、スリープは(部分的に)有効

Windows XP:「スタンバイ」は使用可

  • ハイバネーションファイルは、メモリ上のデータをHDD上に移してPCの電源を落とす「休止状態」で使用するファイルです。
  • メモリ上に データ を残したままPCを休ませる「スタンバイ」は、ハイバネーションを無効にしても作動します。

Vista/Windows7:「スリープ」使用可

  • 「スリープ」というモードが用意されています。これはスタンバイと休止状態を組み合わせたモードですが、ハイバネーションファイルをOFFにしても普通に作動します。
  • 何度か試していますが、今の所不具合も無く、hiberfil.sysを無効にする前よりも若干高速です。XPまでの「スタンバイ」と同じ作動をしているのかもしれません。

Windows 10/8.1: 「スリープ」使用可

Vista や 7 と同様に、10 や 8.1 でもスリープは可能です。
ハイブリットスリープ、休止状態、高速スタートアップは利用不可となります。

  • 2014年頃には「Windows 8.1 update1でhiberfil.sys を削除すると問題が発生しやすくなる」と言われていましたが、そこから2年半、手元のPCはずっとhiberfil.sys を削除した状態で利用していました。そして、hiberfil.sys の削除が原因と思われる問題は全く発生せず。気にしなくても良いと思われます。

 

【重要】ノートPCの場合、ハイバネーション無効は要注意

ノートPCの場合、バッテリーが少なくなってきた際、強制的にHDDへ データを避難させPCを休止状態にする機能が非常に重要になってきます。ハイバネーションを無効にするのはお勧めしません。というか禁止です。

通常、ノートPCはバッテリーが残り10%を切った所で休止状態に移行しようとします。
その時初めて「休止状態が使えない。。。」と気付いて焦らないように気をつけましょう。