XPモードで作動させるアプリケーションは、Windows7と相性の悪いものほど激重になります。しかし、XPモードの設定次第では激重症状は(VirtualPC2007並みに)改善されるかもしれません。
ここ数日、XPモードをいじり倒しているウチに、よく解らない状況になったのでメモ。XPモード自体の調子は悪くなったのですが、なぜか起動させるソフトの激重状態がメチャメチャ改善されています。
スタートメニューから起動できなくなった
XPモードは、VirtualPCを起動する事無く、「あたかもWindows7から直接起動しているような感覚」でXPのソフトを起動するのもウリの一つです。
▲クリックで拡大
XPモードでインストールしてあるソフトでも、Windows7のスタートメニューから直接起動できます
▲これが本日、起動できなくなっちゃいました。(クリックで拡大)
パスワード入力を求めて来るようになり、パスワード入力後も目的のソフトは起動してくれません
(普通にVirtualPCとしてXPモードを起動する場合は全く問題なし)
起動できなくなる直前にやった事
- XPモードをRC版にアップデートした。それに伴いvhdファイルも新調。
(直後は普通だったので、これが原因ではないと思う) - Windows7のログインパスワードとXPモードのログインパスワードを同じにしてしまった
- XPモードに窓の手をインストールし、ログインパスワードを省略する設定を入れてしまった
▲コレ(クリックで拡大)
窓の手の設定を元に戻しても症状は改善されません。う~ん。。。
XPモード上でシステムユーティリティを使って想定外の設定を行うと、XPモードは正常に作動しなくなるかもしれないです(^_^;
追記:
設定画面から「差分HDDの結合」を選択し、大元の親HDDと結合したり(本来出来ないけど、移動させたり読み取り専用チェック外したりすると可能になる)、VirtualPC2007などで作成したXPと結合しても、同様にスタートメニューから起動できなくなります
XPモードの謎
XPモードで作動するアプリケーションは、Windows7と相性の悪いものほど激重になります。
が、、、
上記のようなトラブル発生のため、「統合機能のON/OFF繰り返し」や「regeditやシステムユーティリティでXPモードのシステム設定変更」等々のテストを激しく繰り返しているうちに、統合機能ONのままでも様々なツールが軽快に作動し始めました。ホストPCのドライブやUSB機器はキチンと利用できています。
これは何が決定打になったのか判断が付きませんでした。う~ん・・・?
今までが異常だったのか、現在の状態が異常なのか、チョットわからないですが、ひょっとすると正式リリースまでには激重状態は改善されるかも?または軽快作動させるTipsが発見されるかも?です
(残念ながらゲームや動画再生はやっぱりダメダメです)
とりあえずウチの環境ではIllustrator8.0やPhotoShop6.0がWindows7上で起動するよりもXPモードで起動したほうが軽快な状態になっています。
XPモード自体は不調になってしまいましたが、これはちょっと嬉しい発見でした。
あとがき
現在執筆中の「XP高速化カテゴリ」の作動確認を、手抜きして(実機ではなく)XPモード上で行っているウチに上記症状に陥っちゃいました(^_^;
現在、様々な有料のXP高速化ツールが「XPモードでの作動は保証しない」との一文を付け足しはじめています。XPモードを作動させる仮想PCは、あまり派手にシステムを変更するべきでは無いようです。