VirtualDub APNG Modは、アルファチャンネル(RGBA)に対応したVirtualDub。
RGBAの他にも、YUY2やYV12など、一通りの色空間に対応しています。
▲VirtualDub APNG Modで扱える色空間
▲VirtualDub APNG Mod起動画面
ダウンロード: SourceForge.net:VirtualDub APNG Mod
他のVirtualDub系のツールと同様、シンプルな操作が可能な動画編集ソフトです。
最大の特徴は「Full processing mode」(完全処理モード)がRGB24以外の色空間でも利用できる事。ツール名から分かるように、RGB32(アルファチャンネル付きRGB)にも対応しています。もちろん内蔵フィルターもアルファチャンネルに対応しています。
使い方・特徴
詳細な使い方はは別ページで解説しています。
・VirtualDub APNG Modの使い方
- VirtualDub系のツールを使った事がある人ならば、そんなに迷わないレベル。
ショートカットの配置はVirtualDubModに酷似しています。 - AviSynthからアルファチャンネル付きRGB32情報を渡しても、キチンと処理してくれます。
- 透過画像のアニメーションPNGの作成も可能。
- 静止画の連番読み込みをした場合、デフォルトのフレームレートは10fps。
(他のVirtualdubは29.97が多い)注意。 - 残念ながらmpeg2やmkvファイルの直接読み込みは不可。
色空間の指定方法
▲クリックで拡大
・まずツールバー「Video」でFull processing modeに変更し、
・Color Depthで好みの色空間を指定。
VirtualDub内のブラーやシャープなどのフィルタもアルファチャンネルに対応しています。透過情報つき動画のエッジの仕上がりも、良好だと感じます。
アニメーションpngの作成方法
▲ツールバー「File」から[Export]>[Animated PNG]を選択
▲上記のようなダイアログが出ますので、アルファチャンネル情報を含めるか、ループさせるか、などの条件と保存先を指定して「OK」をクリックすればアニメーションPngが作成されます。
※アニメーションPngは、FirefoxのアドオンやGoogleChromeの拡張機能、Operaなどでしか再生できません。
あとがき
開発停止してしまったVirtualDubModをずいぶん長い事愛用してきたけれど、ようやく乗り換えて見ようと思えるVirtualDub系のツールに出会えました。
ちなみに開発時期は2009~2010年頃のようで、結構昔からあるみたいです。私が知らなかっただけですね(^_^;