相互リンクして頂いているアニメエンコード道場さんの本日のエントリ「avisynth スクリプトとフィルタ2」を読んで、久々に自分のAviSynthスクリプトを見直して見ようと思い、色々チャレンジ。
一つ収穫があったのでメモ。
FFT3DGPUを使っていて、出力映像が緑色になっちゃう人は
- GPUドライバを最新にしてみる
- パラメータmodeを1か2にしてみる(1推奨) (←注:当初記載ミスしてました)
- 複数回FFT3DGPUを利用していたら、順序を入れ替えてみる
等々で解決するかも。
FFT3DGPU使うと緑になっちゃうよ!=≫ いつの間にか解決(´∀`)ノ
私はFFT3DGPUを利用する際、luma(輝度)とChroma(色差)を別々に当てています。
自分の環境では、両方一気にフィルタするより高速に作動するから。
#こっちの方が高速!
FFT3DGPU (sigma=2,beta=1,plane=0,bw=16,bh=16,,,mode=0,,,)
FFT3DGPU (sigma=2,beta=1,plane=1,bw=16,bh=16,,,mode=0,,,,)
#でも緑色になっちゃうんだよね。。。
#低速だけど確実
FFT3DGPU (sigma=2,beta=1,plane=4,bw=16,bh=16,,,mode=0,,,,)
#バグらない。でも分割してフィルタするより1~2遅くなる。
が、しかし、Windows7環境にしてからはmode=0または2では正しく作動しない。
この技、最近はmode=1限定で使っていました。
FFT3DGPUのmodeの解説
(mode=0:単純オーバーラップ。高速)(mode=1:2:1オーバーラップで処理。遅い)
(mode=2:0と1の中間)
mode=1が一番仕上がりは美しいが、5~8%遅い。
「FFT3DGPU 二重掛け」 + 「mode=1 or 2」 + 「Windows7機」ではドコかでバグって出力される映像が全面緑色。仕方なくmode=1使っていましたが。。。。
本日試したスクリプト
FFT3DGPU(sigma=2,beta=1,plane=1,bw=16,bh=16,ow=8,oh=8,bt=3, mode=2,sharpen=0 ,interlaced=false,NVPerf=false,wintype=0,precision=0)
数%程ですが処理高速化しました(´∀`)ノ
(Mode=0では未だに緑色になっちゃいますが(^_^; )
多分Win7に移行当初のビデオカードドライバ(NVIDIA 9600GTのドライバ186~190)とFFT3DGPUの相性が悪かっただけ。ドライバを195.62にした頃から処理速度も「32bitXP時代と同等」になっていたので、その頃からこの設定で行けてたのかも。
上記スクリプト補足
輝度プレーンにwintype=2、色差プレーンにwintype=0を利用しているのは、
・「色差なんてガッツリノイズ除去しても(人間の目では)わかんないでしょ?」
・「でも、仕上がりサイズはそれなりに縮むんだよね。」
ってな理由。
エンコ速度に違いはないです。
サイト内関連・補足記事
FFT3DGPUの各パラメータの意味は上記を参照して下さい。
「FFT3DGPU使うと出力映像が緑色になっちゃうよ!」
はチョットした事で発生したり解決したりするので、ビデオカードのドライバをアップデートした後なんかは常にチェックする必要がありますね(^_^;
追記:他サイト関連記事
FFT3DGPUで緑になってしまう問題orz
FFT3dGPUのバグ
おおぅ。確かにウチも以前の環境(NVIDIA6600GTをRivaTunerでクロック可変してた)の頃はクロック変動が原因と思われる全面緑現象が時々発生してた。
当時は「RivaTunerとFFT3DGPUは相性悪いんだろうな~」程度にしか思っていなかったけど、「クロック変動によるバグ」って言われると確かにその通り。気が付かなかった~。
その他いろいろ
定期的にDTV板のAviSynthスレッドを覗いてはいるのですが、最近はスクリプトを大きく書き換えようとしていない自分(^_^;
・HD画質での逆テレシネはTIVTC24P2が良さそう
・itsでVFR化
などなど、色々な所で情報を読むにつけ、いつか試したいなぁ。。。
と思いつつ、スッカリ腰が重くなってしまいました。
マシンの性能アップの恩恵が大きすぎて、ツールの高速化・最適化への興味が薄れてきている今日この頃です。(64bit Win7のクセを掴むのに四苦八苦している現状もありますが(^_^; )