2014年6月のマイニング実績をメモしたページです。
月の前半に大きな利益が出ましたヾ(*´∀`*)ノ
でも、後半はボロボロでしたw
機材などメモ
MSI R9 280X 3台。
システム全体の消費電力 480~540W。
一日の電気代225~260円(オール電化)
という環境。
2014年6月は、この環境で電気代差し引いて約1万3千円分の黒字出ました。
(BTCのまま残しているので実際に利益確定したワケではないです)
黒字化でも、中身は散々なモノ
先月より大幅に黒字額がアップしたのですが、内容は良くないです。
・6月1~10日頃までは約1万5千円分程度の黒字。
・6月10~20日頃はトントンかやや赤字。
・6月20日以降のマイニングは完全に赤字
という具合で、徐々に収益が悪化していくような状況です(^_^;
5月の試行錯誤でコツを掴み、6月前半は絶好調だったのですが、、、先月公開した「GPUマイニングで利益を出すためのテクニック」はあっと言う間に役に立たないモノになりました( ̄▽ ̄;)
以下はその詳細を記したメモです。
(先月同様、続きはかなりの長文です。最後の方に耳より情報書いています)
6月分のまとめ、今月(7月)の方針
- 7月はアルゴリズムに「CryptoNight」を採用したコインを中心に掘る。
※現時点でそれなりの市場規模に育っているのはMoneroのみ。
※CryptoNight系コインの採掘方法は近日公開予定。利益は出るけどすげー面倒臭い。 - または、それ以外のアルゴリズムのコインを探してみる。
- X11~X15コインを掘る際の基準
・できればNO IPO、No Pre-mine なコインを選ぶ
・大手プールで掘れるモノ、計算サイトで紹介されるモノは極力避ける
(注目されるコインはマルチプールの対象になりやく、値崩れが早い)
・BitcoinForumのAnnouncements (Altcoins)を見て、自分で探すスタイルに戻ってみる。 - 6月中旬頃から、WhatMine.com(7/9よりサービス一時停止中) などを利用しても、日本の電気代で採算の合うコインはほぼ無くなっている。
- 掘った直後に即BTCと交換するつもりなら、今は時期が悪い。
無理に掘らない方が良い。 - 赤字覚悟で、POW終了後に伸びそうなコインを選ぶのなら、今月も何か掘るのもアリだと思う。
- 我が家はオール電化なので、深夜帯のみマイニングする・・・という選択肢もアリだなあ。。。経験値も貯まったし、そろそろクラウドファームに手を出してみるのアリかなあ。。。と考え中。
- 掘った直後に即BTCと交換するつもりなら、今は時期が悪い。
6月に掘ったコイン
メモを取らなくなってしまったので、記憶はかなり曖昧です。
基本的に 24~48時間おきに「掘った分を全部BTCと交換する」というスタイルでマイニングしていました。
- Boostcoin
5月の続き。電気代の1.5~2倍くらいで売れた - Digit (3時間だけ)
ハッシュが増えた分に比例してコインの発行枚数が増える仕様。
3時間掘って「あ、ダメだ。」と感じたので離脱。
電気代の1/5程度の価値 - X13coin (1日~2日ほど)
良い感じの設計に見えたけど、スレッドが荒れていたので掘るのを辞めた。電気代の1.2~1.5倍くらいで売れたが、その後急速に勢いが無くなった。早めに離脱して正解だった。 - CLOAKcoin
6月最もお世話になったコイン。
- 「これ高値が付きそう」という雰囲気がプンプンしてたので、暫く売らずに寝かせておいたら、約2,000円の電気代で掘ったコインが1万7千円相当で売れた。
- マイニングとは別に、0.7BTCで4000枚のコインを購入。
価格が倍になった所で半分売り、現在も2,000枚ホールド中。
(現在の2倍くらいの価格が付いたら手放すつもり)
- CryptoWon
例の北の将軍様コイン。開発者はIPOのような形で0.27BTCを集めていたが、ローンチ日に逃亡。
ネタ的に注目していたが、参加すら出来なかった。。。orz - Axiscoin
1~2日しか掘らなかったけど、電気代の1.5~2倍で売れた。 - PioneerCoin
- 今月の大失敗コイン('Α`)
- 開発者いわく
「CLOAKcoinの Anon Send は、真の Anon Send ではない。私がホンモノの Anon Send を実現してやろう」 - 大いに期待し4~5日マイニングを行い、長期保有してみたけれど、、、気が付けば開発者逃亡、価値暴落の有様。
売り捌く頃には電気代の1/20程度になっていた orz - 開発者の調子の良い言葉を真に受けて失敗するという感じで、5月のEuropecoinの二の舞になった(^_^;
- この頃から、利益の出るコインを見つけるのが難しくなり、
コイン探しの迷走が始まる。 - URO
- キチンと採掘出来れば電気代の3~4倍で売れる筈なのだけど、プールが貧弱かつ特殊仕様。異様に掘り難い。そして市場規模も小さく、売りにくい。結果、他のコインより効率が悪いと感じたので1~2日ほど掘って辞めた。
- 6月後半から7月初旬にかけ、ハッシュと価格が20倍位に暴騰。
コイツが値上がりするなんて読めなかった( ̄▽ ̄;) - 後から思った事だけど、「掘りにくい、売りにくい」は、マルチプール対策だったのかもしれない。
- FlashCoin
POW期間がたった12時間という特殊コイン。
遊び感覚で掘って売らずに放置し、暫く価格動向をチェックしていた。
たいして価格が上がる事は無かった。
コインの価格が電気代以下に落ちたタイミングで全部売った。 - BurnerCoin
- 久々に電気代の2~3倍で売れるコインが登場し、嬉々としていたが、6,000ブロックあたりで急にPOWが終了してしまった(当初は10,000ブロックまでPOWが続く筈だった)
- 6月は、確認出来ただけでも3つのコインが途中でPOWを終了している。恐らくだが、良い感じに価格が上がってきたコインの、マルチプール対策なのだろう。
- 急に仕様を変えたりしたら暴落するだろ・・・と早々に手放した。
(しかし、意外と高値をキープしたままだった。)
- Millionaire Coin
次に良いコインが見つかるまでのつなぎで掘った。
1ブロックあたりのコイン発行枚数が少なく、2~3日置きにコインを変更する、というスタイルに合わなかったのですぐに辞めた。 - SuperCoin
- 電気代の2倍程度の価格で売れるのだけど、プールが貧弱かつ特殊仕様で異様に掘り難かった。効率が悪くても頑張っていたら、こいつも突然POWが終了してしまった。
- フォーラムをよく読むと、POW期間の短縮は2~3日前にはアナウンスされていた感じ。うーむ。このコインは高騰する気配もあったので終了間際には多少ホールドするつもりでいたのに・・・残念無念。
- 掘ったコインは電気代の1.5~2倍の価格で売れた。
- 6月後半から7月初旬にかけ、ハッシュと価格が当時の3~5倍位に高騰。
値上がりするかなあ・・・とは思っていたが、ここまで上がるとは読めなかった。くやしいのう( ̄▽ ̄;)
- BountyCoin
掘りやすかったので2日ほど掘ってしまった。
利益はまったく出なかった。
1週間くらい掘りにくいコインを選択し続けていた反動が出てしまった。 - GlyphCoin
大きく利益は出ないけど、大きく崩れる事もないコイン、というイメージ。良さげなコインが見つかるまでの繋ぎで掘っていた。電気代と同等~1.5倍程度で売れた。 - BRIGADECOIN
開発者は「すごい事やるぜ」と調子の良い事を言っていたので期待したが、開発者は口先だけだった・・・という感じ。1~2日掘り、しばらくホールドしていたが全く価格が付かず、コインを引き出す前にプールも閉鎖されてしまったorz - FractalCoin (FRAC)
1~2日掘った。そこそこの値段で売れた。電気代の1.2~2倍くらい - この辺り(6/19~20)でCryptoNight (Monero)のGPUマイニングツールが登場した事を知る。
- CryptoNight (Monero)についてメモ
6月20~6月25日頃は、掘ったコインが電気代の4倍以上で売れるボーナスステージと化していた模様。 - しかし、、、、
- Scrypt やX11~X13系のコインとは大きく勝手が違う事
- またGPUや通信環境の設定を大きく変更しなければBSoD大発生な事
- このサイトのコメント欄がにわかに活況になり、暗号通貨よりもコメント欄を優先したくなった。
- などの理由により、CryptoNight のマイニングは7月までお預け状態とした。
その代り、下調べに時間が取れなくてもそれなりに採掘可能なX11~X13コインに集中。
- CryptoNight (Monero)についてメモ
- CryptCoin (CRYPT)
- この時期は「スグに利益の出るコイン」が非常に見つけ難い状況だったので、5月に暴騰したコインを今更ながら掘ってみた。
- 半分のブロックでPOS発行されている為なのか、机上の計算の半分程度しかコインが入手出来なかった。全く採算が合わず、また既に高騰しており、これ以上コインの価格が上がるとも思えず、1日で掘るのを辞めた。
- CryptoMETH
電気代をペイしなかった。見込みも無さそうに感じたので1日で掘るの辞めた。 - GuerillaCoin (GUE)
3~4日掘った。そこそこの値段で売れた。電気代の1.5倍くらい - VeniVidiVicicoin (VVV)
それなりに掘っていたもののマイニングやトレードに時間を裂けず、気が付いたら価格のピークを過ぎてしまい赤字となったw - FinerCoin (XFC)
3~4日掘った。コイツもトレードに時間を裂けず、気が付いたら電気代の1/20~1/30の価格まで下落してた。売るに売れない状況( ̄▽ ̄;)
以上、6月の利益は、ほぼCLOAKcoinだけで得た感じでした。
ちなみに現在もホールドしているCLOAKは2000枚あり、こいつが2BTC (0.001 CLOAK/BTC)くらいまで価値が上がれば、マイニング用に購入した機材もペイ出来る状況になってきました。
マイニングPCを購入した当初は「今年10月くらいにはペイ出来るぜ」と息巻いていたのですが、ここに来て再び「機材を含めた黒字化」が現実味を帯びてきましたヾ(*´∀`*)ノ
Altcoinの現状(2014年5月~6月)
現在のAltcoin界隈は、2~3週間おきにトレンドが変化していように感じます。色々なコインを掘り、取引し、またBitcoinForum読んでみて、感じた事を書いてみます。
(※以下、X11~X15コインについてです。)- 5月前半
POW/POSハイブリッドコインがまだまだ元気。
とりあえずPOSが上手く発生するだけで、そのコインはソコソコ良い値段になった。 - 5月後半
POW/POSハイブリッドコインに、(DarkCoinの代表されるような)匿名送金機能が実装されただけで良い値段が付いた時期。 - 6月前半
この頃から開発者が小まめにメンテナンスや改良を行うコインのみ、価値が付くようになった。
X11~X13コインのマルチプールが多数出現。
POW進行中のコインに高値が付かなくなって来た。
当初の予定を変更し、POWを途中で切り上げるコインが(確認出来ただけでも)3つ登場した。 - 6月後半
POSを成功させたとか、匿名送金機能を実装したとか、その程度ではコインに価値が付かなくなって来た。
日本の電気代でマイニングによる利益が出るコインがほぼ無い状態になった。Bittrexなどの暗号通貨取引所を見ていても、POW中のコインが美味しい状態でいるのは2~3日の間だけ。その期間を生き残ったコインだけがPOW終了後もコインの取引量が安定する・・・という状態。
X15コインが登場するものの、新鮮味が無いためか、あまり高値は付かない状況。 - 現在
POW中に良い価格を付けているコインを見つけるのが凄く難しい。
多少掘りにくくても、「マルチプール対策」をキチンと行っているコインが後々まで良い価格を付けている感じです。
今後、マイナーとして暗号通貨に関わる場合は、そういうコインを選ぶのが重要になって来る感じです。また、「掘ってスグに売りさばく」という手法は、当面の間は通用しないような感じがします。
あとがき
- 私個人のマイニング結果について
CLOAK以外のコインのマイニングを除くと、6月のマイニングはかなりの赤字になっている。 - マイナー視点の暗号通貨の現状
もはやX11~X15系のコインも、「日本の電気代でマイニングしてすぐに売る」という手法では利益が出ない状況になっている感じ。 - 今後について
「近い将来に高値が付くコイン」を見極める眼力が無ければ、BTCトレードどころかマイニングすらも利益を出すのが難しい状況になってきた感じ。
前にも書いた気がするのですが、マイニングで得たコインと、BTCや円で購入したコインとでは、消費や取引する際の考えが正反対になるのが不思議です(^_^;
やはりマイナーと投資家は相反する存在で、成功するコインは多くの場合で開発者が投資家よりの考えの場合なのだなあ・・・という事を再確認する月となりました。
おまけ
7月に入ってからは以下のコインを掘っています
・Monero (クセが強くて掘り難いけど利益出ます)(後日解説予定)
・Aegis (「NO IPO/ No Pre-mine」かつ、注目度の凄く低いコイン。全く価格が読めない)
・StealthCoin (新しいほうのStealthCoin。24時間ほど掘った)
・IcebergCoin (7/11ローンチ。X11より発熱の少ない新アルゴリズム)
今月はIcebergCoinに期待!!