デジカメのRAW現像が行えるフリーソフト「RawTherapee」の使い方を紹介したページです。このページでは、ローカルコントラスト、トーンマップの調整方法を中心に解説しています。
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このページで解説しているフィルター
・ハイライト/シャドウ
・トーンマッピング
・ディティールレベルのコントラスト
・ウェーブレットのレベル
はじめに
RawTherapeeで画像の補正や調整を行う場合、通常は以下画像の赤枠部分、「露光補正」の機能を利用します。
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この補正だけでは物足りない場合や、局所的なコントラストを上げたり、HDR風の画像に処理したい場合などに以下の機能を利用します。
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以下、RawTherapeeでローカルコントラストやトーンマップを調整する方法方法です。
本文
- ディティールレベルのコントラスト
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ポートレイトでピントのあった肌や髪の毛、風景写真で木の葉がゴチャゴチャしている部分だけ、などを選択的にコントラストの調整ができます。 - 肌色トーンの保護機能もあるので、ポートレートで「ピントの合った髪の毛だけを強調し、肌は強調しない」なんて事も可能です。
- 適用例
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背景のボケが汚くなってしまったのを、ディティールレベルのコントラストを利用して解消してみた。
この時の適用数値はこれくらい。
- 適用例
- ウェーブレットのレベル
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ウェーブレットとは高周波成分、つまり写真のながのザワザワした所、ゴチャゴチャした所です。
- 背景をぼかしたポートレイトでピントのあった肌や髪の毛、パンフォーカスな風景写真で木の葉がゴチャゴチャしている部分だけ、などで選択的に調整ができます。
- コントラストや彩度ノイズ除去など、色々な項目が調整可能ですが、使いこなすには慣れが必要です。
- 適用例
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背景のボケが汚くなってしまったのを、ウェーブレットのレベルのコントラストを利用して解消してみた図。
この時の適用数値はこれくらい。
- 適用例
おまけ:ローカルコントラストについて
参考リンク
・ハイライトブリーチ | tokyo-photo.net
・GANREF |[22]フィルムシミュレーションはリアルフィルムを超えたか?[モノクロ編](X30長期レビュー)
・ニコンの新機種D810の明瞭度とは: 虹色の旋律
・はやしのなか :: 「よく写った写真」はローカルコントラストがキモだなやっぱ
ローカルコントラストは、HDR風の処理をするだけでなく、上手く使えば写真をよりくっきり見せる事が出来たり、フィルム時代の写真のような奥行きのある写真に仕上げることが可能です。
ただし、(どの補正も同じなのですが) やりすぎるとかなり不自然な写真になってしまうので注意です。
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