RGB から CMYK、CMYK から RGB、Adobe RGB から sRGB など、画像のカラースペースを変換変換できるフリーソフト「Colon」の紹介です。

PhotoShop など高価なソフトを持っていなくても、この Colon を使えば jpg や tiff 画像の色空間が変換できるようにになります。

Colon 起動画面
Colon
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作者ブログ: やんま まのblog(仮)
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Colon : やんま まのblog(仮)

ツール概要

Colonの使い方

使い方は至ってシンプルです。
Colonの使い方
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使い方解説はこれだけ。
実にシンプルに使えるツールです。

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変換テスト

RGB (sRGB IEC61966-2.1)で保存された画像を、「Colon」と「PhotoShop」それぞれででCMYK (Japan Color 2001 Coated) に変換して出力してみます。

ソース画像 (tiffファイル/sRGB IEC61966-2.1)
ソース画像 (sRGB IEC61966-2.1)
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※Web出力用にかなり画質を落としています。

ColonでCMYKに変換出力 (Japan Color 2001 Coated)
ColonでCMYKに変換出力 (Japan Color 2001 Coated)
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※Web用にアップするため、sRGBに再変換しています。

PhotoShopでCMYKに変換出力 (Japan Color 2001 Coated)
PhotoShopでCMYKに変換出力 (Japan Color 2001 Coated)
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※Web用にアップするため、sRGBに再変換しています。

当たり前と言えば当たり前ですが、ほぼ同じ出力結果です。
ただ色飽和しそうな所をスポイトツールで色検出してみると「#941e24 と #951e24」などの結果が得られ、1/256程度のほんのわずかな差は生じているようです。

画像劣化前、オリジナルファイルを「差の絶対値」で差分検出した画像は以下
差分検出した画像
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こちらも当たり前ですが「差の絶対値」の結果は真っ黒。ほぼ同じです。

「差の絶対値」の結果を極限までコントラストを上げてみる
PhotoShopでCMYKに変換出力 (Japan Color 2001 Coated)
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やはり赤や緑が飽和に近い色は、ほんの少しだけ色の違いが発生していそうです。しかし、とりあえず誤差レベルのもの。実用上は問題ないと考えて良さそう。(どちらがより正確なのか、私は分かっていません(^_^;)

まとめ

複数の画像で同様のチェックを行ってみましたが、どれも同じような結果でした。
今回紹介した Colon は「利用できる色空間に制限のあるツール」を利用しているユーザーにはかなりメリットがありそうです。