DVDFab でエラーが発生したり、上手く変換できない場合、作動しない場合などの対処方法を記載したページです。心当たりのある項目があったら、DVDFabまたは常駐ソフト、同時起動しているソフトの設定を変更してみましょう。
※注意事項
2013年3月~5月頃に調査した項目も含まれています。最新バージョンでは解決している問題も含まれている可能性があります。
対応策その1: 最新版をダウンロードしてみる
公式サイト:DVDFab
その2: 相性問題の確認
- 一部の常駐ソフトと相性が悪いです
- DVDFabと相性の悪いソフト一覧
- AnyDVDなどの光学ドライブ用のドライバや常駐ソフト
- サイバーリンク、Roxioなどのライティングソフト
(DVDFab 仮想ドライブをインストールすると解消する場合があります) - Daemon Toolなどの仮想ドライブ管理ソフト
(DVDFab 仮想ドライブをインストールすると解消する場合があります) - VMwareなど仮想PCソフトを起動している場合も、光学ドライブの読み込みや書き込みでエラーが出る場合があります。
(ゲストOS側、ホストOS側、両方で光学ドライブの挙動がおかしくなる。これも仮想ドライブのドライバが競合している感じです)
- DVDFabと相性の悪いソフト一覧
動画変換が途中で止まる・エラーが出る
- 2層式DVDを[フルディスク]でコピーするとエラーが出る
またはディスクコピーに失敗する
- PCを再起動してみる
- PCを再起動するだけで、DVDFabが正常に作動するようになる事があります。
- 後述するハードウェア支援機能やDVDのライティングエンジンで、コンフリクト(競合)が発生している場合などは、これで治る場合が多いです。
- コンフリクトの主な原因
・休止やスリープからの復帰が正常に行われなかった
・光学ドライブのドライバや常駐ソフトが複数存在している
・GPGPUを呼び出すソフトを複数起動している
- コンフリクトの主な原因
- ビデオカードのドライバが古い
- ビデオカードなどのドライバを最新の状態にしてみましょう。
DVDFab 9は、動画変換やプレビュー表示にビデオカードの機能を利用しています。ドライバが古いと正常に作動しない場合があります。
- ビデオカードなどのドライバを最新の状態にしてみましょう。
- GPGPU (CUDA、AMD APP、IQSV)機能を有効にしている
- 色んな動画を一気に変換している
- AVI/MP4/FLV/Mpeg2など、異なる規格の動画を一気に変換しようとする場合も、(稀にですが)ハードウェア支援機能がコンフリクトする感じです。
- この問題は、DVDFab 9のGPU設定(エンコーダーかデコーダーどちらか一方)を無効にすると解消するようです。
- また、動画のフォーマットごとに別々に変換すれば、GPU支援が有効なままでも上手く変換出来るようになります。
- 今後のバージョンアップで解消されるかもしれません。
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DVDやBDディスクを読み込まない
- スリープや休止を多用している
- DVDやBDをPCに挿入したままスリープや休止状態にした場合、復帰後にDVDFab 9がディスクを正しく認識出来ない場合があります。
一旦PCを再起動してみましょう。
- DVDやBDをPCに挿入したままスリープや休止状態にした場合、復帰後にDVDFab 9がディスクを正しく認識出来ない場合があります。
- DVD-RやBD-Rからコピーしようとしている
- コピー元のディスクが、「ファイナライズ(クローズド)されていないDVD-RやBD-R」などの場合、DVDFab 9は書き込み用のDiscが挿入されたと勘違いし、ディスクの解析をスタートしない場合があります。
- これもPCを再起動する事で解消される場合があります。
変換は最後まで進むけど、ファイル出力に失敗する(最後の方でエラーが出る)
- ファイル名やフォルダ名に日本語を使わないようにする
ファイルやフォルダに日本語名が使われていると、正常に保存できない場合があります。 - DVD-RやBD-Rの状態を確認してみる
出力先のディスクが、既に別のデータが書き込まれたDVD-RやBD-Rだった場合、DVDFab 9で正常にデータ出力出来ない場合があります(DVD-RWやBD-REの場合、上書きされる事もあります) - 保存先を変更してみる
保存先が初期設定(マイドキュメント内)のままだと、一部のPC環境では動画の保存ができない場合があります。
▲クリックで拡大
出力ディレクトリの位置を、マイドキュメント以外の場所に移動させましょう。 - 作業ディレクトリも変更してみる
DVDFabでDiscコピーを行う場合、HDDやSSDドライブに非常に大きな空き容量が必要になります。
容量不足になると、DVDFab9はファイル出力を途中で停止します(エラーが出ない場合がある気がする。。。)
▲クリックで拡大
データ保存用にDドライブが用意されているPCを使っている場合は、作業ディレクトリもデータドライブに移動してみましょう - HDDの断片化を解消してみる
デフラグソフトで保存先ドライブにデフラグをかけてみましょう。
保存先にHDDを利用している場合は、ディスクの断片化状態が保存速度に大きく影響します。
(個人的におすすめのデフラグソフトはMyDefrag)
ライティングできない・ISO ファイルの作成が出来ない
- 試用期限が切れていないか確認しましょう。
- HDD/SSDの空き容量をチェックしてみる
- HDD 容量が足りない場合、DVD-RやBD-Rに書き込む前に処理が止まったりします。またISOファイルは作成されなかったりします。ディスクの状態をチェックして見ましょう。
(BD作成の場合は100GB、DVD作成の時は17GBの空き容量が必要です。) - ディスクシステムがFAT32の場合は、4GB以上のファイルは作成できず、エラーが発生し、途中で処理が止まります。
- HDD 容量が足りない場合、DVD-RやBD-Rに書き込む前に処理が止まったりします。またISOファイルは作成されなかったりします。ディスクの状態をチェックして見ましょう。
- ライティングソフトの相性問題
PC環境によっては、前述したサイバーリンク、RoxioなどのライティングソフトとDVDFabの間でと相性問題が発生します。
- ライティングソフトが常駐している場合、解除してみる
- 複数のライティングソフトをインストールしている場合は、不要なライティングソフトを削除してみる。
- レジストリに登録されているライティングソフトを確認してみる→確認方法を解説したページ「DVD・BDドライブを認識しない、エクスプローラーにもドライブ表示されない時の対処方法」
※上記ページ内の手順を実行する際、削除したキーに含まれるソフトは正常に作動しなくなるので注意して下さい。
インストール出来ない・起動できない場合
- 古いPCを使っている/XPを使っている
- OSにXPを利用し、PC自体も古い場合、DVDFab 9やDVDFab 8Qtは正常に作動しない場合があります。
- XP + AMD製CPU(Athlon / Sempron /Duron)の環境で利用している人に、この不具合は多いようです。
- 公式サイトのダウンロードページには、古いPCでも作動する古いDVDFabが残っています。
▲クリックで拡大
2013年7月現在は、上記の位置から古いバージョン(DVDFab 8.0.8.5)のダウンロードが可能です。
(ライティングエンジンが異なるため、DVDFab8QtやDVDFab 9との共存は出来ません)
- 古いバージョンのDVDFab を使おうとしている
- DVDFab8と、DVDFab8Qt以降の相性問題
2011年頃の古いDVDFabをインストールした事がある場合は、古いVSO burning engineを一旦削除してみましょう(DVDFab8Qt以降は問題なし)
▲古いVSO burning engineは、ドライバとしてWindowsにインストールされています。これが残ってしまっている場合は、新しいDVDFabは正常に起動しない場合があります。
(削除すると古いDVDFabは正常に作動しなくなります)
その他: 操作手順を確認してみる
DVDFab9の挙動が不安定(エラーが出たり出なかったり、毎回挙動が違う場合など) な時は、以下の操作を試してみましょう。
- DVDFab 9を先に起動し、利用するモードに進んでから、DVD・BDを挿入してみる
- 先にDVD・BDを挿入してからDVDFabを起動したり、[コピー]モードと[リッピング]モードを頻繁に変更していると、DVDFabの挙動がおかしくなる場合があります。
- PCを再起動すれば治ります。
- 動画の変換設定を設定し直してみる
その他:「エラー100,101,102」など
多くの場合、DVDやBD、もしくは光学ドライブのピックアップレンズが汚れています。
Discとドライブ、両方の清掃をしてみる必要があります。
参考:
DVDFabのエラーコード一覧
このページの解説は以上です。
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