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Microsoftから、Skylake の「Windows 7/8.1」のサポートを1年間延長する事が発表されました。※実際には2020/2023年から2018年への短縮。

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3月18日、Microsoftから、Skylake の「Windows 7/8.1」のサポートを1年間延長する事が発表されました。(※実際には短縮である事には変わりはない)

ソース
 
この件に関し、「注意しておきたい事」と「個人的に思うこと」などをとりとめもなく書き記したページです。
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注意: Windows7+Skylake-Kなどでは、既に一部が正常作動しない場合も

以下は昨年8月の4Gamerさんの6700Kベンチマーク記事。

かつてベンチマーク記事にはWindows7を利用している4Gamerさんが、この頃からベンチマークにWindows8.1を利用するようになっています。
理由はZ170マザーボードにWindows 7を導入した場合,USB関係の障害が生じ、あまり現実的でないから。この他のサイトでも Skylake のベンチマーク記事を探すと、Windows8.1を利用したケースがとても多いことに気が付きます。

補足
  • これは、Z170チップセットではUSBドライバがxHCIのみのサポートとなったため。
  • Windows7の場合、OSインストール前にxHCIドライバをインストールイメージに予め組み込む、またはPS/2キーボードとSATA接続の光学ドライブでインストールし、後からxHCIドライバをインストールする、などの準備が必要。

という事で、(自作初心者やBTO派の人は) Skylake のサポートが1年間延びたからと言って、安易に Skylake +Windows7 の組み合わせを選ばないようにするのが賢明かと思います。

 

お話のメインはここまで。以下はおまけ。(ちょっと長め)

過去の似たようなケース

以下は過去の「OSのサポート期間中に新CPUへの対応が打ち切られた」ケースのうち、私が記憶しているもの。
※Microsoftが明確に打ち切りのアナウンスを出したかどうかは覚えていない。

  • Win98・・・・
    2.2Ghz以上のCPUはインストール出来ない
    (※SEはOK)
    (※実際にはごく一部の2.2GHz以上CPUのみ?)
    • Windows 98のサポート期限は2006年7月
      CPUが2.2Ghz突破したのは2002年ごろ
  • Win2000・・・・
    Speed Step機能が非サポート → CPUがクロックダウンせず、爆熱化
    マルチコアCPU非対応 → Core2Duoなどは CPU性能を発揮できない
  • Windows XP・・・・
    CPUの明確なサポート打ち切りは記憶にないけど・・・・
    • 明示的にCPUを未対応にした、という記憶は無いけれど、マルチコア+HTT技術のCPUでは、XPはCPUパワーをフルに発揮できなかった。(Windows7比で10%くらい性能が落ちた)
    • XPに2.2TB以上のHDDを認識させようとして、苦労した人も多いんじゃないか・・・と思う。
    • USB3.0への対応・・・・覚えていないけど、これも出来ないorかなり苦労したんじゃないだろうか

いずれもOSのサポートが切れる前に、新CPUのアーキテクチャへの対応は打ち切られ、十分な対応がされなくなっています。
それぞれ、新CPUやマザーのキモと云える点が、古いOSでは対応しきれない、という状態でした。

今回のSkylake + Windows10の場合、省電力性能がかなりアピールされていますので、そういった面で今回も旧OSでは十分に作動しない何らかの新機能が付加されている感じなのかなと思います。新CPUで古いOSのサポートが打ち切られるのは「今までも、そしてこれからも続く仕様」と思い、定期的にこのような措置がある事は覚えておいた方が良いかと思います。

今回の場合

以上の流れを把握した上でもう一度 冒頭のリンク を読んでみると、 Skylake 以降のチップセットで加わる「Credential Guard」というセキュリティ技術が、今さら 7/8.1 に対応させるのは難しい、という感じに読めてきます。

とは言えメインストリームのサポートが残っているWindows8.1 の場合は、十分満足に作動する組み合わせである事、かつ新OS(10)がまだ安定していない段階である事を踏まえればかなり理不尽です。
サポート切るのはかなり早すぎるけど、セキュリティ面の対応が煩雑になる事を踏まえれば、これはシェアを奪えなかったOSの宿命なんだろうか、と感じてしまいます。

個人的な話

以下は私の過去の体験。

  • 2002年、余ったWindows98(非SE)のライセンスで新マシンを組もうと思ったら、「2.2Ghz以上のCPUはサポートしない」と言われ、仕方なくWindows2000を買った。
    • この頃の2000は「マルチメディア関連が弱い」と言われ、一般用途での評判はイマイチだった。
      ※2002年当時、この認識は既に古いものだったが気が付かなかった。
    • 購入後すぐ、2000を選んでよかったと思った。
  • 2005年3~5月頃、Pentium MのノートPCを買おうと思ったら「2000はSpeed Step機能非サポート」と言われ、泣く泣くXPを選んだ
    • この頃まではXPの評判は悪かった。
    • 使ってみたら Pentium M との組み合わせは(まあ)悪くなかった。
    • XPの評判が良くなるのはAthlon X64以降。
      XPが現在のような非常に高い評価になるのはAthlon 64 X2やCore2DuoなどデュアルコアCPUがが登場し、かつ気軽にメモリ1GB以積めるようになってから。
    • そしてXPの評価が盤石のものとなったのは、SP3がリリースされた後。

という感じで、過去の似たようなケースで私も少し悔しい思いをした事があるのですが、そこから1~2年ほどで新OSの評価はかなり良い方に転がっているので、今回も2017~18年頃には「7/8.1より10の方が全然良いよね」という評判になっていれば良いな、、、と思っております。

さいごに

この件に関して、今年1月以降、定期的にアチコチで「Microsoft酷いよね」と同意を求められる事があったので、今回の1年延長のアナウンスをキッカケに私のスタンスを書いておこうかな、と思った次第です。

ここまで書いた通り、今回の「新CPU+旧OS」のサポート打ち切りはある種当然の流れのように感じました。多少の寂しさや不満はあるものの「新CPUやマザーの進化により、旧OSではサポートしきれない機能が追加されている」という解釈をしています。

あと、法人の場合は購入計画が結構大変だねとか、でもiOSやAndroidに比べれば全然マシなサポートだよね、とか、緊急のセキュリティアップデートは旧OSのサポート期限まで行われる事になったので一件落着したんじゃないかな、でも 7/8.1のWindows Updateは今まで以上に問題起きやすくなるんじゃないかな、とか、色々思う事はあるけれど、取り止めが無くなりそうなのでこの辺で。