Adobe Premiere Pro CS5のエンコード画質や、速度についてのメモ。
前ページでh.264形式での出力についてイチャモンをつけていますけど、Mpeg2形式での出力は、今まで触ったエンコーダーのどれと比較しても非常に良い出来。さすがAdobe。

2時間半を超える素材をMpeg2にして1枚のDVD-R(4.7GB)に収めたい場合は、こいつがベストチョイスになりそうです。

Premiere Proで動画編集・出力する際の良い点・悪い点

Premiere Pro のリサイズ アルゴリズムはガッカリレベル。
高画質になるオプションは用意されているものの、処理が異様に重いんだよなぁ・・・。

  • 良い点
    • Mpeg2へのエンコードが、恐ろしく高画質
      2時間半のビデオ撮影素材が、十分満足な画質で片面DVD-Rに納まるようになった (今までは352x480にスケールダウンして対応する事が多かった)
    • Mpeg2へのエンコード
       変換速度も十分速い。
       1280x720 AVCHD→DVD規格のMpeg2へ変換が、80~85fps。
    • h.264へのエンコード
       かなり良い画質&変換スピードもかなり速い
       (リサイズやフィルタ等を利用するとあっという間に遅くなる)
      • 素エンコならばx264のMedium設定より1.3~1.5倍くらい速い
      • (良い点とは言い切れないが)
        高周波ノイズを独自の設定でカットしている(?)ような仕上がりで、そこそこ低ビットレートに設定しても満足の行く仕上がりになる。
      • 逆にグレインノイズを残したい場合は、相当な高ビットレートを指定してもノイズ部分が潰れてしまう事もある。
  • 悪い点
    • リサイズの精度がかなり悪い。
      縮小はともかく、拡大するにはガッカリレベルだ。精度が悪いくせに速度も遅い部類。
    • 一応、リサイズの精度を上げるオプションが用意されている
      しかしこれがトンでもなく処理に時間がかかる。長時間素材を編集・出力したい場合には、実用範囲を超えている。
    • h.264で出力する際、クロスフェードがかなり弱い?
      (前ページ[Premiere Pro CS5のエンコード画質(h.264)についてのメモ]にて、詳細解説)
      本当に時々だけれど、h264 VBR形式で出力する際、予想を遥かに下回るビットレートで変換される事がある。

 

Mpeg2が恐ろしく高画質な件

今まで、DVDビデオを作成する際はCCE(CINEMA CRAFT ENCODER)をはじめとした、ちょっと古めのMpeg2エンコーダーを使っていた。
従来使っていたエンコーダーだと、2時間半の動画を4.7GB DVD-Rに納めたい場合、ビットレートには3.7~3.9Mbps程度を指定する必要が出てくる。

そういう場合は、以前ならばハーフD1サイズ(352x480)に画質を落としてブロックノイズの発生や画質の乱れを防いでいた。しかしPremiere Pro CS5のMpeg2エンコーダーだと、ビットレートを3.7Mbpsあたりまで下げても十分満足の行く画質でDVD形式に変換してくれる。

  • ちなみに今回試した素材は、ライブハウスでの演奏風景の撮影データ。
    会場全体にスモークを炊いて、色んな角度から照明が付いたり消えたりする。会場全体にうっすらとした灯りがともるシーンでは、カメラによってはもの凄いグレインノイズが発生する。
  • つまり、画面全体が白いケムリでモヤモヤしちゃっているような素材。
    これがSD画質のMpeg2ビットレート3.7Mbpsで、ある程度満足の行く仕上がりになる事に驚いた。
  • 注意
    高周波成分の除去に従来のエンコーダーとは違う処理をしているようで、グレインノイズが大量に発生しているシーンでは、ノイズのつぶれ方が他のエンコーダーと比較してかなり汚くなる。(2パス指定の方が潰れ方が顕著。1パス指定したほうがノイジーなシーンはキレイに保存できた)
    まあ、普通に視聴する分には十分許容できる範囲だ。これのお陰で全体的な画質が上がっているんだろうと納得して使っている。

 

個人的まとめ

今後暫くは、Mpeg2へ動画変換する場合は全部Premiere Proに任しちゃおうと思った。ちゅうか、高価な買い物だった訳だし、ずっとコレで良いかも。
フィールドオーダーの指定云々も含めて、Premiere Proでの編集が楽すぎる。