2015.08.17:メモリを3GB以上にするとダメな模様
2015.02.05:ミスリードを誘う文章になっていたのでタイトルおよび文章構成の修正。
2015.02.04: 初出
ちょっと脱線気味の追記(2015.08.17)
VMware上に32bit版Windowsをインストールする場合、(このページの問題とは別に)メモリ3GB以上は正しく認識できないVMwareのバージョンがある・・・のかな?
現在、VMware Player6.0.7上に32bit版Windows7(無印・SP1)をインストールしてみてるけど、メモリ3072MB以上に設定するとインストール出来ない&インストール後3072MB以上にすると正しく認識できません。
(以前は4096MBで正常認識できた記憶があるんだけどなあ・・・)
ちょっと脱線気味の追記おわり。以下本文
コメント欄にて情報を頂きました。メモ更新です。
メモリ4GBに設定したVMware環境では、32bit版Windows7(無印)および8(無印)は、インストールに失敗する模様です。
これを踏まえてネット検索してみると、実機にインストールする場合でも「搭載メモリが4GBの状態かつ一定の条件」でエラーが発生し、「OSのインストールが出来ない」または「システムが起動しない」などの現象が発生する可能性が(ほんのわずかだけど)あるのではないか?という疑問を持ったので、このページにメモを残しておきます。
VMware上で再現性を検証してみました。
▲クリックで拡大
再現性あり。確かにメモリ4GBの時は、インストールが途中で止まりますね・・・
この現象が発生するPC環境
対象OS
・32bit版 Windows7(無印)
・32bit版 Windows8(無印)
条件
・メモリ4GBの状態でOSをインストールする
・またはメモリを4GBに増設する
32bit版 Windows8.1では (恐らく) 発生しない
32bit版 Windows7 SP1のインストールDVDの場合は未調査
症状
エラー 0xc0000098、msahci.sys エラー、0x0000008e等でインストール出来ない。またはメモリ増設後システムが起動しない。
私のテストしたVMware環境
・VMware 6.0.4
・Windows 7 Enterprise 評価版 x86
・メモリ4GB
・CPUコア数4個
メモリ2GBにすると、インストール可能。
Windows7 の場合、SP1 を適用後にメモリサイズを 4GB に変更すれば、メモリ4GBを搭載してもBSoDは発生しない。
Windows8の場合、SP1のインストールDVDを使えば発生しない。
コメント欄で頂いた情報
環境
・VMware Player Ver 6.0.4
・Windows 7 Enterprise 評価版 x86
・仮想 PC のメモリを 4GB に設定
エラーの内容
・0xc0000098 、msahci.sys エラー 、0x0000008e 等
回避方法
・仮想 PC のメモリを 2GB に設定しインストールする
・SP1 を適用後メモリサイズを 4GB に変更
参考
・Windows 8.1 Enterprise 評価版 x86 では発生せず
以下、実機で似たような現象が発生した事例がないか、ネット検索した結果です。
参考リンク
3 GB を超える RAM を使用するコンピュータに Windows Vista をインストールするときにエラー メッセージ "STOP 0x0000000A" が表示される
リンク先で解説されている発動条件
- コンピュータで 3 GB を超える RAM を使用している。
- Storport ミニポート ドライバを実行する記憶域システムをコンピュータで使用している。
- 32 ビットの DMA (Direct Memory Access) を使用するコントローラをコンピュータで使用している。
※Vista時代から、3GBを超えるメモリを搭載したPCにOSをインストールする場合は、上手く作動しない事があったようです。
※2007年1月に既知となった問題なので、今回のVMware+Windows7/8の問題は別のところにあると推測されます。
似たような事例(実機)
64bit版Windowsでも・・・似たような症状がでる可能性があるんでしょうかね?(´・ω・`)
- エラーコード:0xc0000098 - マイクロソフト コミュニティ
- この例ではメモリを4GBに増設した後に問題発生。
メモリの相性問題である可能性が大きいが、エラーの発生状況が、上段で紹介した「32bit版Win7+メモリ4GB」の現象に良く似ている。
- この例ではメモリを4GBに増設した後に問題発生。
- 64bit Vistaを4GB超メモリ搭載PCにインストールするとブルースクリーン -torutkの日記
- 64bit Vistaの例だけど、
「どうやら、ServicePack 1を当てないと4GB超えできないらしい。」という記載あり。
- 64bit Vistaの例だけど、
- Windows 7メモリ増設後の起動不可について - マイクロソフト コミュニティ
- 64bit版Windows7の例だけど、
- 2GB では問題なくWindows7を起動できる
- 8GB (4GB x 2)だとWindows7が起動できない。
- 4GB (4GB x 1)でも起動できない
という症状。
最終的には以下の様な解決となっています。
- 16チップのメモリ(片面8チップ×両面2) -> OK
- 8チップのメモリ (片面4チップx両面2)-> NG
「メモリの相性問題」というか「メモリの搭載チップ数の問題」という事になっているようです。
- 64bit版Windows7の例だけど、
あとがき
これらの問題は、ほとんど騒がれていない情報のため、VMware固有の問題かつ、実機ではごく一部の環境でしか発生しない現象かもしれません。
また (VMware上で確認した場合ですが) Windows 7 SP1 および 8.1 では発生しない問題なので、これから新しくOSやPCを購入する場合ほんの少しだけ気に止めておこう・・・程度に覚えておこうと思います。