実はこのページのタイトルは微妙に間違っています。正確には「マルチブート環境」ではなく、「ブート領域」を別ドライブで管理していた場合に、そのHDDドライブが消えてしまいます。
こんな事で頭を悩ます人は多分私以外には殆どいないと思いますが、従来のWindowsで「システム領域」と「ブート領域」を分けて使用していた人は、Windows7とのマルチブート環境にするのは注意です。
Windows7で、ブート領域の管理が大きく変更された
Windows7の大きな変更点として、HDD内のブート領域とWindowsのシステムファイル領域が別個のパーティションにインストールされるようになりました。
▲簡単な図にすると、こんなカンジ。
普通に使用する分にはブート領域を意識しなくて済んだり、OSとブート領域が分かれることでセキュリティ面やOSクラッシュからの復旧を考えると、より安全になったと思います。
非常に良いカンジなのですが、、、、
元々ブート領域を別ドライブで管理してた私は大ショック('Α`)
私は現在、以下の様なHDD構成でWindowsマシンを運用しています。
今まで色々なトラブルに見舞われたので、現在実験的にOSのブート領域とシステム領域を別々に管理中です。
このPCにWindows7RCをインストールした所。。。。
▲50GBもあるブート用&古いデータバックアップ用ドライブをWindows7に乗っ取られ、隠されてしまいました。。。
ドライブの順番が激しく変わるのは(私のPCは変なパーティションの切り方しているので)仕方が無いです。
そしてこの「見えなくなったドライブ」に、Windows7用のドライバや テスト用アプリ、XP→7引継ぎデータを詰め込んでいたので、Windows7RCの評価はいきなり暗礁に乗り上げる格好になりました(>_<、)
Windows7のブート領域を見えるようにする
セキュリティ上問題のある行為だと思いますので、普通に利用できる人はやらないように。
▲「コンピューターの管理」≫「ディスクの管理」 画面に行くと、ドライブレターは消えているものの、HDDドライブはキチンとOS上で認識されているようです。
▲消えてしまっているドライブ上で「右クリック」≫「ドライブ文字とパスの変更」≫任意のドライブレターを指定する事で、HDDがエクスプローラー上で表示されるようになります。
しかしこのままではブート領域に指定されたHDDはアクセス制限されています。
ブート領域にあるファイルは、読込みは出来ても書き込みは出来ません。
▲「エクスプローラー」≫「ブート領域のHDD」上で右クリック≫「プロパティ」≫「セキュリティ」≫「詳細設定」≫「Users」指定≫アクセス許可の変更≫「アクセスの許可」を変更します。
とりあえずユーザー権限でファイルの変更(画面赤丸部分)にチェックを入れ、ファイル操作が可能になりました。
でもこれってセキュリティ的に凄く不安が残るよね(´・ω・`)
本当はブート領域含んだドライブには「管理者」としてアクセスした方が良いかも。
せっかくWindows7が用意してくれた「安心機能」を、私は無効にして使用しなければならないようです。。。
実際にWindows7の製品版をインストールする時が来たら、HDDの全パーティションを切り直したほうが良さそう。
余談
ひょっとして、普通にデュアルブートしようとしてこんな事になる人いませんか?
検索かけてみてこんな話し出てこなかったので、多分大丈夫だと思いますが。。。。
普通にブート領域を新しく作成してくれる筈。でもWindows7は、「インストールする際にHDD構成がどうなるか」をキッチリ確認しておきましょう。
▲インストール時、こんなカンジで100~200MBのパーティションが出現していたら大丈夫。
100~200MBのパーティションはブート領域に使用されるので、それ以外のドライブにインストールする。
まだマルチ環境で修復・復元は危険
ちなみに(ブートシステムが変更された事も原因なのでしょうか)RC段階の「コンピューターの修復」や「システムの復元」はマルチブート環境ではトラブルの元です。使用しないのが無難。使いたい時は、どういった場合にトラブルが起きているか?トラブルが起きないようにするにはどうするのか?をしっかり調べてから行いましょう。(私もまだ調査中。)
以下、Windows7やVistaとXPとのデュアルブート環境でのTipsが掲載されているサイト
消したくなったデュアルブートのWindows7をアンインストール~削除する方法。
Vistaと旧Windowsのデュアルブート
上記2リンク、私もまだ流し読み程度。「あとで読む」ってヤツです。