Windows7にXPモードがインストールされていれば、VirtualPC2004、2007で作成した Windows98や2000の仮想PCもそのまま利用できるようです。
XPモードがベータ版の頃はエラーが出て起動すらままなりませんでしたが、
RC版のXPモードは過去VirtualPC2004で作成した仮想PCがキチンと起動してくれます。このまま進化してXPモードとVirtual PC2007が統合したような形になると嬉しいです。
2000・98共に、環境変更しないなら十分利用可能
どちらも以前作成した仮想PCファイル(.vmcファイル)をダブルクリックする事により起動します。
▲仮想PCファイルを直接ダブルクリックする事でXPモードの仮想環境で起動。
残念ながら仮想PCの設定(メモリ使用量変更・仮想HDDファイルの変更、統合機能ON/OFF)等々は変更することは出来ません。
USB機器の認識も本来のXPモードより格段に落ちます。というか変な挙動をします。
(USBの接続を認識するけど、ドライバを見つけてくれない)
でも、以前作成した仮想環境がそのまま利用できるので、再度仮想環境を構築する必要は無いので個人的には便利でした。
注意点
正規にサポートする使い方ではないので、何があっても泣かない事。
時々エラーが発生します。
現状:
- 仮想Windows98はギリギリ使えるレベル。注意事項満載。
- 一応注意として、私が所有しているのは98SEではなく初期のWin98.
- 当環境ではネット接続が出来なくなっている
(98でネット接続は危険なのでやらない方が良い) - ネット接続を試みた後はエクスプローラーがエラー連発するようになり、利用に耐えられない状態になる。
- 仮想PCを終了する際は、仮想PC内のスタートボタンよりシャットダウンを行うのが必須。
- XPモード自体の終了メニューから終了すると次回起動時にディスクスキャンがかかり、最悪セーフモードでの起動になる。
- 安定作動時の操作感覚はVirtualPC2004時代よりなんだか良好。
- 仮想Windows2000マシンはVirtualPC2004で利用していた時と同等に作動している。
- 一応シャットダウンは仮想PC内のスタートボタンから行うのがお勧め。
XPモードの終了メニューから終了すると次回起動時にRuntimeエラーが発生する場合があるが、毎回ではないので謎。 - VirtualPC2004時代は画面の色16bitが最も高速&安定していたが
XPモードで利用する場合は画面の色32bitの方が高速&安定。
- 一応シャットダウンは仮想PC内のスタートボタンから行うのがお勧め。
あとがき
私の場合は仮想Windows2000上にT98-NEXT、3mode FD Drivers等々をインストールし、PO-9801をエミュレート出来る環境と一太郎Ver3の文書データが大量に眠っています。
これらをいつでも呼び出せる環境を構築しておきたかったので、XPモードで過去の仮想PCが利用できるってのが分かっただけでも万々歳です。
(VirtualPCを複数インストールするのも面倒だしね(^_^;
MSが従来から提供しているVirtualPCと異なり、XPモードは気軽に仮想PCの追加や削除が行えません。やり方はあるのだろうけど、現在の所発見できず。
▲VirtualPCのコンソール画面
これがXPモードには搭載されていないっぽい?
画面はVirtualPC2004のもの。
▲この画面の使い勝手がVirtualPC2004~2007並みに良くなると良いんだけどなあ。。。
知っている人いたら教えてください(^_^;
6時間後追記
XPモードでWindows98、2000起動の件ですが、、、
▲一度起動すると仮想マシンフォルダ内に.vmcxファイルが生成されていました。
このファイル右クリックから各VirtualPCの設定変更可能です。
▲Virtual PC2004、2007などで作成したWindows98、2000などの仮想HDDもXPモード用VirtualPCからご覧のとおり設定画面の呼び出し成功。