2016.03.20: 「GWX.exe」ではなく「GWXフォルダ」をリネームし、拡張子がない空のGWXファイルを作成すれば良い模様。

コメント欄に『GWX.exe のダミーファイルを作成して「Windows10を入手する」アプリを起動しないようにする方法』を情報提供頂いたので、その効果を確認してみました。

効果確認中の1画面
GWX.exeを適当にリネーム
▲クリックで拡大
こんな感じで GWX.exeを適当にリネームし、ダミーファイルを作成して「Windows10を入手する」アプリの起動を防ぐ方法のようです。

とりあえず一時的な効果はあるようですが、永続的な効果にはちょっと疑問符が付く結果となりました。あと、かなりトリッキーな方法なので、自己責任技ですね、これ(^_^;
※ページ最下段、追記に入れた方法であれば確実な模様。

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GWX.exeを停止する方法

  1. 管理者権限のあるユーザーでログインする。
  2. タスクマネージャーでGWX.exeを停止する
    タスクマネージャーでGWX.exeを停止
    ▲クリックで拡大
     ※タスクマネージャー上に見つからない場合は無視してOK
     ※タスクトレイのアイコンは消えなくてもOK
  3. %SystemRoot%\System32\GWXを開く
    %SystemRoot%\System32\GWXを開く
    ▲クリックで拡大
    赤枠で括った「GWX.exe」がアプリの本体です。
  1. GWX.exeを適当にリネームする、ダミーファイルを作成する
    GWX.exeを適当にリネーム
    ▲クリックで拡大
    「GWX.exe」を「GWX01.exe / GWXold.exe」など、適当な名前に変更する。※この時、拡張子は弄らない。
    さらに、同じフォルダ内にGWXという拡張子なしのファイルを作成する。
    • システムフォルダ内のファイルを変更するには、ファイルの所有権やアクセス権を変更する必要があります。
      ファイルの所有権やアクセス権を変更
      ▲クリックで拡大
      「GWX.exe」のアクセス権を変更している所
    • また、「%SystemRoot%\System32\GWX」フォルダ内で新規ファイルが作成できない場合は、デスクトップ等の別の場所でファイルを作成してから移動させます。

さらに頂いた情報によると、

  • 対策後、KB3035583が更新失敗で何度も表示される時は非表示に入れる(普通は何も起きないはず)
  • 10にしたくなったら、逆の手順を行う
    (作ったファイルを削除→リネームしたGWX.exeをGWX.exeに戻す)

との事です

この方法の注意点

  1. GWX.exeは起動しなくなるが、Windows Update経由の自動アップグレードが禁止された訳では無い。
    • Windows Updateの設定を「推奨」にして、「推奨される更新プログラムの通知を受け取る」にチェックが入っている場合、Windows10へのアップグレードが自動的にスケジュール化されます。
  2. Windowsのファイル整合性チェック「SFC /scannow」を実行すると、GWX.exeは復活する。
    ファイルの所有権やアクセス権を変更
    ▲クリックで拡大
    「GWX.exe」が破損した、と検出され、元に戻されてしまいました。

    • その他にも、Windows UpdateによってGWX.exeが復活するケースもありそうです。

という事で、この方法を取る場合は、Windows Updateやシステムメンテナンスを行った後は定期的に復活した「GWX.exe」を削除する必要があるようです。

追記:GWXフォルダをリネームしてアクセス権をはく奪すればOKらしい。

更にコメント欄で情報頂きました。

「GWX.exe」ではなく「GWXフォルダ」をリネームし、その代わりに拡張子がない空のGWXファイルを作成し、System や Administrators のアクセス権を拒否しておけば大丈夫なようです。