11月27日にNVIDIAよりリリースされたWHQL認証を受けたDriver195.62を早速インストールし、利用しています。うちの環境では今の所全く不具合が無い上に、愛用のGPGPUが軒並み高速化して凄く良い感じです。

私の場合TSファイルの読み込みに、CUDAを利用したDGNV toolsを利用するようになったとは言え、予想より随分早くx86XP時代より高速に動画エンコできる環境を構築できました。

 

 ▼Core i7 920(3.5Ghz) + NVIDIA 9600GTでのベンチ▼
NVIDIAドライバ3DMark03ゆめりあ
(1024x768最高)
GPGPU(AviSynth )
TS→720x400
FFT3DGPU二重掛け
182.06(XP 32bit)346627000075FPS
186.18(以下 7 64bit)334325650055FPS
190.62335885800055FPS
191.07340065700055FPS
195.39343755970064FPS
195.62344345970070FPS
80FPS(DG NV tools併用)

今回のドライバアップデートで、CUDA以外のGPGPUツールもかなり最適化されたっぽいです。
FFT3DGPUの処理も高速化し、XP時代とほぼ同等の速度が出るようになってきました。

ゆめりあベンチのスコアは、32bit XP時代にはまだまだ遠く及びませんが、それ以外のスコアはかなり良いものになってきました。(9600GT発売当初のゆめりあベンチが60000弱だったので、一応妥当な数値にはなっていると思う。そして最近のドライバアップデートでは、ゆめりあ向けのチューンはしないのかも(^_^;)

GPGPUを走らせたAviSynthのスクリプトは以下

MPEG2Source("F:\000.d2v")

mt("BicubicResize(720,last.height)",6)

mt("BicubicResize(last.width,400)",6,splitvertical=true)

#最近はデインタレースやらない(^_^;
FFT3DGPU(sigma=1.5,beta=1,plane=0,bw=16,bh=16,ow=8,oh=8,bt=3, mode=2,sharpen=0,interlaced=false,NVPerf=false,wintype=2,precision=0)

FFT3DGPU(sigma=2,beta=1,plane=1,bw=16,bh=16,ow=8,oh=8,bt=3, mode=2,sharpen=0,interlaced=false,NVPerf=false,wintype=0,precision=0)

return last

エンコ速度1

地デジTS(1440x1080)→720x400へリサイズ+FFT3DGPUでノイズ除去→Xvid~h264エンコで55~90FPS(平均70FPS)出るようになった。(環境:Core i7 + EN9600GT)
読み込みにDG NV tools(CUDA)を利用すると、平均80FPSで変換可能。

 

dgsource("F:\000.dgm")#DG NV toolsを利用
mt("""IT(fps = 24, ref = "TOP", blend = false)""",3,4)
#逆テレシネはmtで分割すると解除残しが発生しやすいので注意
mt("LanczosResize(960,last.height)",6)
mt("LanczosResize(last.width,540)",6,splitvertical=true)
FFT3DGPU(sigma=2,beta=1,plane=1,bw=16,bh=16,ow=8,oh=8,bt=3, mode=2,sharpen=0,interlaced=false,NVPerf=false,wintype=0,precision=0)
FFT3DGPU(sigma=2,beta=1,plane=0,bw=16,bh=16,ow=8,oh=8,bt=3, mode=2,sharpen=0,interlaced=false,NVPerf=false,wintype=2,precision=0)
return last

エンコ速度2

ソース読み込みにCUDAを利用すると
地デジTS(1440x1080)→24FPS化→960x540へリサイズ+FFT3DGPUでノイズ除去→Xvid~h264エンコで40~60FPS(平均50FPS)出るようになった
(XP時代 50FPS、Win7 ドライバ195.39時代 41FPS)

64bit Windows7に移行して唯一残念だったのが、地デジ番組のエンコード速度(GPUフィルタの処理速度)がXP時代より遅くなった事だったのですが、こいつが予想よりずっと早くXPの処理速度に追いつきました。

新ドライバ195.62、まだ導入して1週間しか経っていませんが、今の所これといった不具合もなく、凄く良い感じです。旧ドライバ(191.07)はかなり不具合の多いドライバなので、Windows7 64bit + NVIDIAな人は(自己責任になりますが)早めにドライバのアップデートを行いましょう。

追記:NVIDIA新ドライバー195.62 の不具合

32bit OSで、/3GBスイッチを利用していると、一部フォントが表示されない・出来ないというような不具合があるようです。/3GBスイッチの利用をやめるか、190系ドライバに戻すしか、今の所手段は無い模様です。