ふとした事で60代のオジサン二人と地デジの話と言うか、著作権のお話になりました。
色々と分かって欲しい事を説明するのに埒が明かなくなったので、お酒に例えて説明してみると、自分でもビックリするくらい今の地デジやHDDレコーダーの仕様、補償金制度の問題が消費者をバカにしてる気がしてきました。

と言う事で以下本文。

私「お酒って、昔は家で作る人沢山いたでしょ」
おじさん達「おお、いたな!みんな作ってたな!」
私「でも、個人でお酒作るのって、厳密には違法で、売ったらダメだよね?」

注)
現在の日本の法律では、梅酒程度やアルコール度数1%以下のお酒なら家庭で作ってもOK。しかし売るのはもちろん、家族以外の人にふるまうのは違法とされています。
おじさん達、この辺はかなり詳しかった。

おじさん達「でもみんな作ってたぞ!OOさんチの酒は美味くて、みんな買ったもんだ(笑)」
私「昔のはなしでしょ?」
おじさん達「おお。でもみんな作ってたぞ。売ってるヤツも結構いた。XXさんチは査察が入ってその時はな・・・」

   これ以降、昔話炸裂。完全に話は地デジ関連から脱線して修復不能(^_^;

 

えっと、「著作物もお酒と似たもの同士で、基本的に免許や許可を貰った人以外は製造、販売は禁止。でも個人、家庭で楽しむ部分は一部例外として認められている部分がある」 って伝えたかったけど、分かってくれたのかな?

 

しかし上の話には続きがあって、本当はその部分を話したかった。でもその場の脱線した空気を読んでそれ以上の話はやめ。ブログに書いてみることにしました。

梅酒補償金制度

もうすぐ地デジ対応のレコーダーに「ダビング10」なる規格が登場しますが、今の地デジやレコーダーをお酒に例えて考えてみました。
   「限りなく梅酒を造りにくくしたお酒しか販売しない」
   「自家製のお酒は一切認めない」
   「さらにお酒を飲む容器には補償金上乗せ」
と定めて進めようとしている気がします。

「今回特別に少しだけ梅酒を造りやすく許可を出してやるぞ。その代わり全てに補償金上乗せだ。」「コップも、茶碗も、自家製の梅酒を飲むの事が出来る可能性のある容器は全て「補償金を導入しよう」。梅酒を作る瓶や壷も、保管の出来る冷蔵庫や台所の戸棚も、可能性のあるもの「全て、補償金の対象だ!」例外は認めないぞ!」
お酒は買って飲むものだ。庶民は作るな!
一部に勝手にお酒造って辞めないヤツがいるから、全て補償金の対象だ!
密造しているヤツを取り締まれ?難しいんだよヤツらコソコソ作ってて分かり難いんだよ。

とやっている気がしますが私だけの妄想でしょうか(;´ω`)

さらに今回ダビング10導入に際して、対象にすべきは「地デジ放送されるTV番組」である筈なのに何故か「音楽コンテンツ」などまで私的録音補償金制度の対象にしろと言っている始末。今の所iPodやHDD搭載型音楽プレイヤーへの補償金上乗せは見送られた格好ですが、それは当然だと思います。

国税庁「おたくのメーカー、お酒だけじゃなくてジュースも売ってるよ。ジュースの分も補償金上乗せしなきゃダメよ。」
お酒メーカー「あれ?今回はお酒の話では・・・?」
国税庁「でもホラ、ジュースも家庭で造ってる人いるでしょ?これじゃあお宅も売上げ落ちるし、ウチも消費税入らないし。その分を補償金で賄いましょうよ」
お酒メーカー(あれれ?話が脱線してきたぞ・・・?)
コップメーカー「なんかウチばっかり不利益を被る話になってません?」
消費者(一番不利益被ってるのは私たちなきがするんだけど。。。)

今争っている補償金問題を酒税法に例えてみたら、なんか想像以上に横暴。
書いてみて自分でもビックリ。

コンテンツがデジタル化してコピーが容易になり、ネットの普及で被害が大きくなるのは分かる。でも、改めて考え直してみるとやっぱりおかしい。

  
動画エンコなんて、家庭でどぶろく作ったり、梅酒造ったりするようなモノじゃないかな。
あくせく手間かけておいしいお酒を造っても、他人に振舞う事も出来なければ、お店で買ったモノより美味しいお酒になる可能性もすごく低い。
都会に住んでいたら東急ハンズで自家製ビールキット買って来て「自分で作ったビールは美味いなぁ」とやる程度のモノだと思います。

手間のかかる、ささやかな楽しみです。

 

その辺分かってくれて、個人で楽しめる可能性を残してほしいのだが、、、
やっぱ家庭で梅酒造るの禁止、ビール造るのも禁止なのですかね。

書いてみて、かなり電波が入ったような文章になってしまってなんだか気が引けるけど、とりあえずブログにアップ。数日経って違和感感じたら書き直すかも(^_^;