主要な暗号通貨の経済規模を計測し、ランキング化しているサイト「Crypto-Currency Market Capitalizations」から、時価総額や価格変動の180日間グラフを取得してこのページにまとめておく事にしました。
▲Crypto-Currency Market Capitalizations
ちなみに上記サイトの各項目の意味は、mona digestさんの「各暗号通貨の勢力を知ろう」で紹介されています。
なぜこんな事をするかと云うと、同サイトで生成できるグラフは最大で180日間設定になるので、今作成しないと昨年末のBTC高騰の頃からの比較データを取得するのが面倒臭くなってしまうから(^_^;
このページに登場するコインについて
各コインの細かい解説はナシです。
昨年(2013年)までに誕生した主なコインは、以下リンク
ビットコインに続く、様々な暗号通貨 : CoinChannel
に分かりやすくまとまっています。
という事で、以下は時価総額グラフ
ちなみにグラフの画像を取得したのは6月7日で、今から1週間ほど前です。
なので、以下グラフには最近1週間の変動は含まれていません。
以下、同サイトで10位以下のランキングだけど、過去に時価総額のランクが高かったもの
補足
Monacoinは、6月9日あたりからデータの取得が出来なくなり、表示がおかしな事になってます。
あと、同サイトでは「1日の交換所での取引量」が1BTC以下のコインは基本的にランク外として扱っており、市場規模が大きくても「Low Volume」扱いで(現時点では)150位以下にランキングされるようになっています。
あとがき
グラフを見てどう感じるかは人によりマチマチになると思いますが、どれだけ成長したコインでも「コインの仕組み」または「新しい使い道」のどちらかで常に変化をしていなければ、あっと言う間に他のコインに抜き去られ、経済規模が縮小していくように感じます。
個人的には、POSオンリーのコインは「一度でも価値が付けばしばらくは安泰」というイメージを持っていましたが・・・そうでも無さそうな感じですね。。。
どのコインも意外と落ち込んだり伸び悩んだりしています。
常に新しい何かを取り入れ続けなければ失速してしまう厳しい世界なのですねえ。
ちゅうか、マジでチューリップの球根状態です。
価値のあるコインはほんの一握りなのに、ただのクローンコインや駄作コインにもそれなりの価格が付いてしまうのが現状ですね(^_^;
そして、FBIが押収したコインの売却日程も決定しました。これから暫くはbitcoinの価格は下がり続け、その他暗号通貨の淘汰の時代が始まりそうです。
また現段階の暗号通貨は、実用に耐えないとんでもない欠陥品という意見も。
決定版:ビットコインとは結局なんなのか?:かわんごのブロマガ - ブロマガ
なるほど、今のままでは普及する前にトラフィックやコストの問題でにっちもさっちも行かなくなる・・・と。
(ちなみにこの記事、モナッチ氏のTwitter経由で知りました。)
そしてこれに対するgikopoolマケ氏の意見。
ビットコインをギークの手に取り戻したい:gikopoolのブロマガ - ブロマガ
P2P通貨のメリットは、現状のままでは「個人間でネットを介して手数料をかけずに送金できる」これだけ。考えさせられますなあ。
「中央管理的な何か」を作らなければ、利用者が爆発的に増えた時に処理が追いつかなくなるけれど、その「中央管理的な何か」を持たない事が、今の暗号通貨のメリットであり最大の特徴。この矛盾の解決は難しいですねえ。ここをクリアしないと、暗号通貨は大きく羽ばたく事は出来ないだなあ。。。と感じます。