暗号通貨とは全く無関係な方向からこのブログのコメント欄に面白い情報を頂きました。
NVIDIA社のスパコン・キット
Jetson Pro 自動車用開発キット | NVIDIA Tegra | NVIDIA
Xbox 360 や PS3 以上の計算能力を持ちつつ、消費電力は5Wほど。
汎用タイプJETSON TK1の場合、お値段も破格。約2 万円ほどらしいです。
今年の1月~3月の情報なのですが、完全に見落としていました(^_^;
※ Jetson Pro ・・・・・自動車向け上位機種(お値段不明)
※ JETSON TK1・・・・汎用モデル 2万円くらい
- 【GTC2014】NVIDIA、Tegra K1搭載の開発キット「JETSON TK1」の予約販売開始 / 日本では菱洋エレクトロが取り扱い。特に自動車向けに特化した「JETSON PRO」も用意 - Car Watch
- 【2014CES】NVIDIA、クアッドコアCPUと192コアGPUを持つモバイルプロセッサ「Tegra K1」で自動車の革新へ デジタルコクピット、歩行者検知、レーン認識などを実現
- NVIDIA、Tegra K1によりスーパーコンピューティング・テクノロジを自動車に搭載| NVIDIA
- 【2014CES】NVIDIA、「Tegra K1 VCM」を用いたデジタルコクピットソリューション「PROJECT MERCURY」 クアッドコアCPU+192コアGPUで、自動車開発を効率化
- 次期TegraはCUDAコア192基搭載 『Tegra K1』発表:CES2014(追記) - 週アスPLUS
今年の1月頃にプレスリリースを発表し、3月25日から予約販売開始、国内では5月28日から出荷開始。国内販売は菱洋エレクトロが請け負っている様です。
(菱洋エレクトロの製品案内ページを見た感じ、現在品切れ中かな?)
スペック情報から「CUDAコア192基」の情報だけを見ると5~6年前のビデオカードみたいなイメージが沸いてしまいますが、4Kモニタを2つ繋げ出力したり、かなりリアルな3Dモデルをリアルタイムでぐりぐりレンダリングしたり、リアルタイムで3D解析出来たりますので、画像処理やシミュレーション能力はメチャメチャ高そうです。
プログラミングできる人がこういうの買って、CUDAminerの最適化を行ったりすると、どのくらいの性能を発揮するんでしょうね?
あと、暗号通貨だけでなく、動画エンコードや3DCGレンダリングの際のサポートデバイスとして活用できないかしら・・・?
プログラミングのスキルは皆無だけど、ASIC買うよりもこういうの買って遊びたいなあ、と思ってしまいます。
本日更新のメインの内容はここまで。
以下、おまけ情報です。
上記 Jetson Pro の情報を読み「あれ?そういえば・・・」と思い当たる事があったので、ちょっと調べてみました。
X11にFPGA登場の噂
X11のFPGAについてチョット気になってしまい、いろいろ調べてみたのですが、FPGAの存在の可能性は4月末頃から指摘されていたんですね。
参考リンク(英語)- X11 FPGA Rumours : Here's Why They Probably Aren't True (yet) ― CryptoArticles - Your #1 Source For All Crypto and Bitcoin News! (4/30)
- don't use X11,it can be mined by Scrypt ASIC or fpga (4/27)
- one fpga mining x11 equal 10 280x card speed,but one fpga mining script only (5/13)
ていうか時期的に、実はこの噂の正体が「NVIDIA Jetson Pro を使ったCUDAminer」なんじゃないか?と妄想しちゃったワケです。
海外サイトを色々漁ったけど裏は取れませんでした(笑)
ここから徐々に話が横滑りして行きます。
X11系コインの下落(というかGPUマイニングで利益が出にくくなって来た)
私の暗号通貨マイニングは、4月末頃(正確には4月27日)から、その対象をMonacoin(Scrypt系)からQuark、X11、X13などへシフトしています。そして、X11系コインの価格(マイニング時の利益率)が、この1ヶ月でジワジワと下落していたのは(マルチプールの存在もあるだろうけど)、FPGA登場という理由もあったんだなあ、と改めて実感しています(^_^;
Darkcoinは、価値も市場規模も結構大きな所で安定してきたみたいですし、X11も半年~1年後くらい先にはASICが登場しちゃうのでしょうかね?
Darkcoin掘るのはマゾ?
話はさらに逸れて行きます。今度はDarkcoinのDifficultyについてのお話です。
2222222/(((Difficulty+2600)/9)^2)
diff 50で1ブロック25枚くらい。
diff 500では1ブロック18枚くらい。
diff5000では1ブロック3.1枚くらい。
X11のDarkcoinや X13のMaruCoinは、かなり博打要素の大きいブロック報酬を採用していますよねえ。
ringoの逆で、Diff が下がればブロック報酬は多くなり、Diffが上がればブロック報酬は下がる仕組みになっています。
- 価格が上がり、ハッシュレートが増えればコインの供給量は減り、さらなる価格上昇を呼びます。
- 逆にコインの価値が下がり、ハッシュレートが減るとコインの供給量が増え、さらに価格が下落します。
「DarkSend anonymize transactions」というユニークな特徴がある事を踏まえても、よくもまあこんなコインが高騰したもんだと、そして5月中旬のブロックチェーン分岐やフォークによる暴落の危機を乗り越えたもんだと感心してしまいます。
Darkcoin も MaruCoin も、(ちまちまと掘ってみてますが)長期的に保有するのは私には怖くて無理です。
話を元に戻すと
話題をFPGA登場の噂に戻すと、X11アルゴのFPGA登場の噂とDarkCoin高騰の時期って重なっていますね。
▲クリックで拡大 (Crypto-Currency Market Capitalizations |Darkcoin 90-Day Market Cap Graph)
ハッシュが増えたから高騰したのか、FPGA作った人が高騰を仕掛けたのか、私レベルの人間では はかり知ることは出来ないのですが、Darkcoinの高騰を見越して (または狙って) FPGA開発したのなら 結構なチャレンジャーだなあ、と思います。
話がどんどん横滑りしてしまい、何の更新だったのか分かりにくいページになってしまいましたが、本日の更新はこれで終了です。