LibreOffice Calc で作成したファイルを印刷する際、「一部のセルは印刷したくない」、「この位置から次ページに印刷したい」という場合に利用する機能のメモ。

このページで説明する内容をざっくり図にすると、こんな感じ。
任意の位置から印刷する
▲クリックで拡大
上図のうち、グレーの部分は印刷されないようになっています。
2ページ目と3ページ目の間には「行の区切り」が挿入され、改ページされるよう設定されています。

このページでは、LibreOffice Calc で作成したファイルを、上図のように印刷出力したい場合に覚えておくTipsをまとめています。

任意の位置から印刷する

印刷したい範囲を指定して、「印刷範囲の指定」のボタンを押す。
任意の位置から印刷する
▲クリックで拡大
この手順を行なえば、選択範囲外のセルは印刷範囲から外れる。

途中の行やセルに印刷したくないデータが含まれている

選択範囲は複数あってもOK。
途中の行に印刷したくないデータが含まれている場合、以下のようにする。
途中の行に印刷したくないデータが含まれている
▲クリックで拡大
このように複数の選択範囲を作成して「印刷範囲の指定」のボタンを押すと、それぞれの選択範囲が別々のページに印刷される。
もちろん、選択範囲外のセルは印刷されない。

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印刷範囲をドラッグして微調整する

表示モードを「表示」>「改ページ」に指定すると、以下のような表示になる。
印刷範囲をドラッグして微調整
▲クリックで拡大
印刷範囲外はグレーで表示され、印刷範囲内のみが通常表示となる。
そして、このモードでは印刷範囲をドラッグして微調整することが可能。

改ページの挿入

LibreOffice Calc で作成したファイルを印刷する際、任意の位置で改ページするには、「行の区切り」や「列の区切り」を挿入する。

チェックポイント

注意点として、この手順は表示モードを「改ページ」にしておく必要がある。

表示モードを「改ページ」にしてから以下手順を行う。
LibreOffice Calcの改ページ
▲クリックで拡大
「行の区切り」を挿入すると、プリントする際はその位置 (選択したセルの上側/左側) で改ページされる。

改ページを解除する場合の注意事項

前項「改ページの挿入」と同様。

  • 表示モードを「改ページ」にする必要がある。
  • 「改ページ」を解除したいセルを選択する。
  • その状態で右クリックメニューを開き「改ページの解除」を選択する。

選択するセルの場所に注意。 選択したセルの「上側/左側」に存在している改ページ情報が削除される。(つまり選択位置を誤ると正しく改ページを解除することが出来ない)

個人的メモ

  • LibreOffice のヘルプページには、メニュー「編集」に「手動改ページの解除」があると記載してあるが、手元の LibreOffice ではそのようなメニューを発見できなかった。(バージョン4.1用の古い情報だからだろうか?)
    参考: 改ページ - LibreOffice Help

このページの情報は以上。