PowerDirector14の動画出力時の変換設定をメモしたページです。

動画の出力方法

PowerDirector14の動画出力用の画面
PowerDirector14の動画出力用の画面
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過去のPowerDirector同様、「出力」タブで動画を変換出力します。
音声はAAC、AC-3、LPCMなどに対応していますが、選択するフォーマットやコンテナによって使えない音声形式があるので注意。
PowerDirector14では、新たに動画のH.265、XAVC-S、120/240FPS出力などに対応しています。
※スタンダード版はH.265、XAVC-S、120/240FPS出力未対応。

H.264出力

H.264出力
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コンテナ形式は M2TS、MP4、MKV形式から選択可能。
出力音声
 MP4・・・・AACのみ(最大384Kbps)
 MKV、M2TS・・・・LPCMとAC3(Dolby Digital)(最大384Kbps)
プロファイルには120/240FPS出力出来るものや、4K出力用のものがあらかじめ用意されています。
※プロファイルに[30/60/120FPS]表記されていても、実際は[29.97/59.94/119.88FPS]となっています。[240FPS]は表記通り[240FPS]です。

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H.265/HEVC出力

PowerDirector14では、新しい動画規格のH.265/HEVC出力も可能になっています。(※スタンダード版は非対応)
H.265/HEVC出力
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コンテナ形式は M2TS、MP4、MKV形式から選択可能。
出力フレームレートは60FPSまで。
出力音声
 MP4・・・・AACのみ(最大384Kbps)
 MKV、M2TS・・・・AC3(Dolby Digital)(最大384Kbps)
ハードウェアビデオエンコーダーは NVIDIAおよびIntel のグラフィックチップ搭載マシンのみ利用可能。(RADEON は利用不可)

XAVC S出力

ソニーが提唱する次世代フォーマット「XAVC-S」形式の出力も可能になっています。
XAVC S出力
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コンテナ形式は M2TS、MP4、MKV形式から選択可能。
フレームレートは 119.88FPSまで対応。
出力音声はAACのみ(最大384Kbps)。
4K出力用のプロファイルがあらかじめ用意されています。

※XAVC-S形式について
サイト内参考リンク: メモ: XAVCとは?XAVC-Sとは?
 #基本的には動画撮影用のAVCフォーマットを拡張(X)したもの。
 # MPEG-4 AVC/H.264 とほぼ同じ。
 # 4K動画、高ビットレート記録などが規格化されている
 #10/12bitの色深度はXAVCのみ。XAVC-Sは非対応

オリジナルのプロファイル作成

オリジナルのプロファイル作成
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「プロファイル名」右横の「+、鉛筆印、-」で動画の変換出力設定を自分の好きな設定にカスタマイズが可能です。

  • 「+」・・・・プロファイルをコピーする。
  • 「鉛筆」・・・・既存のカスタムプロファイルの設定を変更する。
  • 「-」・・・・カスタムプロファイルを削除する。

注意点

  • 新規にオリジナルのプロファイルを作成する場合、元となる「デフォルトプロファイル」を何か一つ選択した状態で「+」ボタンを利用する必要があります。
  • プロファイルはフォーマット別、コンテナ別に管理されています。
    • 例えば「H.264/MP4用」に作成したプロファイルは、
      ・H.264/MKVのプロファイル一覧には表示されません。
      ・H.265/MP4のプロファイル一覧にも表示されません。

インターレース出力時のハードウェアエンコーダーについて

ハードウェアビデオエンコーダーについて
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出力設定でインターレースを指定していると「高速ビデオ レンダリング技術」は利用できないようです。
(今となってはインターレース動画を作成する人は殆どいなくなった・・・と思われるので、これがデメリットになるとは思えないが、とりあえず注意しておく。)

x.v.Colorについて

x.v.Colorについて
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x.v.Colorで出力できるのは、
「H.264ACVフォーマット」かつ「M2TS形式」を選択したの場合のみです。

x.v.Colorとは
色や輝度の諧調がより美しくなる技術です。
PowerDirector14で出力した後は (BDなどに記録した後)、対応した再生機器やTVで視聴する必要があります。
 ・「x.v.Color」って何が違うの? ソニーに聞く (1/2) - ITmedia LifeStyle
 ・【1080】x.v.colorのオンとオフの効果の比較をしました -Youtube
  ※違いは僅かですが、高輝度部分の耐性や、中間層のグラデーションが豊かになっているのが分かります。
ブラビア(ソニー)、レグザ(東芝)、ビエラ(パナソニック)、アクオス(シャープ)、いずれも上位機種がx.v.colorに対応しています。

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