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2014.11.18:ツギハギだらけになっていた情報を整理。

2014.08.14~25: 追記およびその追記の訂正
2013.09.03: 初出


Windows8 以降のOSでは、複数台のPCで外付けHDDを共用で利用するとHDD内の保存データが消えてしまう、または外付けHDDのパーティションが見えなくなってしまう、などの現象が発生する場合があります。

これはNTFSフォーマットの外付けドライブにて発生します。
基本的にUSB メモリでは、この問題は発生しません。
※USBメモリの場合でも、NTFSでフォーマットすると問題発生します。

回避策

以下のうち、いずれか1つを必ず守るようにすればOKです。

  1. 高速スタートアップは無効にする。
     参考: Windows 8/8.1の高速スタートアップを無効にする方法
  2. 高速スタートアップを使う場合
    • シャットダウン中に外付け機器 (特にNTFSフォーマットの記憶装置) を抜き差ししない。
  3. 外付けストレージの取り外しを行う際は、必ず「安全な取り外し」を行う
     参考: Windows8/8.1の 外付けHDD の取り外し方法

まえおき

このページでは、便宜上以下のように表現しています。

発動条件

症状

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原因

 推測です。まちがってたらごめんなさい (自信なし)

  1. 高速スタートアップを使っていると、シャットダウンする直前のPCの状態が (外付け機器の接続状態も含めて) 記憶される。
  2. NTFSでは、(予期せぬ電源断などの)障害を検知すると、(障害直前に実行した処理を) ロールバックする機能(ジャーナリングファイルシステム)がついている。
    • 上の二つの機能が重なり、「高速スタートアップのシャットダウン中」に機器を取り外し、ファイルを変更または追加しても、元のPCに接続すると「高速スタートアップのシャットダウン前」の状態でファイルの整合性を取ろうとする。
    • 「1.」の高速スタートアップの問題だけで発生するかも?
      シャットダウンの前後で外付けHDD内の情報が違うだけでも正しい処理ができなくなる可能性あり。

復旧方法

  • 上記のような症状が出たら、基本的にファイルの復旧は諦めるしかない。
  • Windows7 SP1 の chkdsk を利用すると「部分的に復旧」する場合がある。
    (手順はページ後半で解説&危険な行為なので自己責任)

以下、まずは各種対処方法の説明に入る前の事前情報。

事前情報1: 各種HDDのOSサポートについて

  • GPTフォーマットは、Windows Vista以降でサポート。
  • AFT(512e) HDDは、Windows7 SP1以降、Vista SP1以降がフルサポート。
  • 4K Natvie HDD は、Windows8以降でサポート
    (以下の対処方法は使えない)
  • サポート外のOSで復旧しようとしない

事前情報2: 「4K ネイティブなHDD」や「AFT(512e)」について

  • 「4K ネイティブ HDD」とは、2.2TB 以上でもMBR でフォーマットできるタイプのHDD。
    • このように、「セクターあたりのバイト数」「物理セクターあたりのバイト数」がいずれも4096になっているものです。
      4K Native HDD
      ▲クリックで拡大
    • このようなHDDは、Windows8以降ではサポートされていますが、Windows7 ではサポートされていません。
      • Windows7では、このページの問題とは別の問題が発生します。
      • ちなみに、Windows7のバックアップ機能は、「4K ネイティブ HDD」では正常に作動しません。
      • このようなDiskをWindows8以前の PC と共用したり、Windows7 でフォーマットするのはやめておきましょう 。
    • AFT (512e) HDD 
      • Vista以降は対応しているはずだけど、Windows7 無印、Vista 無印では不具合報告あり。
      • Windows7無印、Vista 無印、XPで利用するのは控える。(フォーマットやクローンでアライメントずれが発生する場合があり、パフォーマンスが落ちる場合がある。)

注意事項

  • 以下、いずれの方法も注意が必要です。
  • 全てのデータが元通りになるわけではありません。
    「運が良ければ、Windows8/8.1 以外で作成したファイルの大部分が復元される」程度のものです。
  • Windows8側で作成したファイルは (正しい手順でHDDを取り外していない時のファイルは) 大抵は元には戻りません。
  • 全く効果の無い場合もあります。すべての手順は自己責任となります。

対処方法(データが読めなくなった場合)

  • 別の共用PC(Windows8以外、できればWindows7 SP1)から「chkdsk」を行ってみる。
    • 注意: 
      Windows8から「データが読めなくなったHDD」にアクセスしたり、復旧しようとしないこと。
    • ネット上には、Windows 7のchkdskでデータが回復した事例はあるが、XP/Vistaのchkdskでデータが回復した事例は見つからないい。
    • 注意2:
      chkdskを2~3回繰り返す事でデータが復旧する場合もある。
  • 復旧出来たファイルは「FOUND.000」などの名称のフォルダ内に復元されている ( 拡張子やファイル名 を手動で元に戻す必要がある)
  • 問題が発生したHDDは、できるだけファイルを救出した後はフォーマットしなおして使う。

対処方法(フォーマットが必要とメッセージが出た場合)

  • メッセージに従ってフォーマットすると、データが消えてしまうので注意。
  • 別の共用PC(Windows8以外、できればWindows 7)から「chkdsk」を行ってみる。
    • 注意1: 
      Windows 7のchkdskでデータが回復した事例はある。
      XPやVistaのchkdskでデータが回復した事例は見つからない。
    • 注意2:
      chkdskを2~3回繰り返す事でデータが復旧する場合もある模様。

対処方法(HDD自体を認識しなくなった場合)

  1. Windows8の高速スタートアップを無効にする。
  2. 外付けHDDを接続する前に、Windows8をシャットダウンする。
  3. 問題のHDDには、Windows8以前のOSからHDDにアクセスする
  4. その後、Windowsを起動し、外付けHDDを接続し、「管理ツール」>「コンピューターの管理」>「ディスクの管理」で、外付けHDDの状態を確認する。
  5. 必要に応じて、ディスクをアクティブ化(オンライン化)してみる。
    外付けHDDをアクティブ化
    ▲クリックで拡大: 「コンピューターの管理」上での手順の図解
  6. データが消えていたり、フォーマットが必要とメッセージが出た場合
    • この場合も Windows8以前のPC (できればWindows7 SP1)で「chkdsk」を行う。
  7. 問題が発生したHDDは、ファイルを全て救出した後はフォーマットしなおして使う。

Windows8で認識しなくなったHDDが、Windows7で復旧した例

Windows8で認識しなくなったHDDが、Windows7で復旧できた例は、以下のサイトでも確認できます。

あとがき

「Windows 8以降のPCを利用していて、データの引越しなどの用途で外付けHDDを利用しよう、とを考えている場合、上記のような現象が発生する事を覚えておかないと、面倒なトラブルが起きる危険性がある。
注意しておくこと。

参考: この件を言及している外部サイト


このページの情報は以上です。
※ここから下に、初出時の情報がコメントアウトで記載されています。(間違った情報が含まれていました)

※さらにここから下に、初出時に「予測」として書いていたものがコメントアウトで記載されています。(こちらは大きく外れていました)