ライブ撮影にお出かけする際「音質も拘ってみよう」と言う事で、高音質で録音できるボイスレコーダーを購入してみました。

購入したのはTASCAMの「DR-07MKII」です
DR-07MKII
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この手の製品は初めて購入するので、DR-07MKIIのレビューというより指向性マイクや、A-B方式/X-Y方式の録音についてのレビューになります。

DR-07MKII
▲ステレオコンデンサーマイクを搭載し、マイクの向きをA-B/X-Y両方式で変更可能です。X-Y方式(マイクをクロスさせた形)にすると、ビックリする位に指向性が高くなります。

あと、「ピークリダクション」機能をオンにしておけば、あとはテキトーなセッティングをしても、「ライブ会場の大音量」と「マイク無しの肉声」両方を拾ってくれる凄いヤツです。

また再生時に「レベルアライン機能」を使えば、音量の大小をかなり均等化してくれるので、録音時のセッティングに失敗した場合でも、それなりのカバーをしてくれるありがたい製品です。

とは言うものの、マイクを通さない肉声を拾う際は人の向きに注意

私はこの製品で初めて指向性マイクを使ったのですが、結構注意が必要ですね。指向性マイクをもっと万能なモノと勘違いしていました(^_^;

マイクを通さない肉声を拾う際
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マイクを通さない肉声を拾う際は人の向きに注意
(この手の話の詳細は音楽関連のメモ:ステレオ録音が詳しいです。)

適材適所で使わないと、高級なボイスレコーダーでも満足な録音は出来ないですね。。。。(それ以前にマイクをセンターに置くってのが基本なんですが、会場の都合上それが出来ない場合が・・・)

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録音方式・録音機材の使い分け

「マイクに向っている人と向っていない人の声」を録音する時はA-B方式使うのが無難です。また録音対象との距離が近い場合は、無指向性マイクの方が良い結果がでますねえ。
(雑音が少なくなるからって理由で)近距離の人物の会話をX-Y方式で録音すると、センターを外れている人やマイクに向っていない人の声ってスゲー小さい声になっています。

X-Y方式の録音は、思ったより使い難かった

購入から半年、色々と使っていますが、良い機材を持っていても勘と経験が無ければ良い録音は難しいですね・・・・(^_^;
私の用途の場合は無指向性マイクかA-B方式での録音が向いているみたい。
X-Y方式の録音は、録音の対象物が1個だけの時や、スゲー離れた場所の録音に威力を発揮するんだけど、周囲の音を拾わなすぎて(モノローグ録音なんて滅多にしない私にとっては)逆に使い難いです(^_^;

価格の変動が読めない製品です(^_^;

このボイスレコーダー、実は購入したのは結構前で、今年の2月に当時11500円で購入しました。

この手の製品は価格の変動が激しいのか、購入後1ヶ月ほどで一時的に8000円位まで価格が下がり頭を抱えてしまいましたが、現在は14000円くらいです。
ボイスレコーダーに限らず、この手の高級タイプの商品は価格の動きが読めないですねえ(^_^;

TASCAM リニアPCMレコーダー 24bit/96kHz対応 ブラック DR-07MKII
ティアック (2011-03-31)
売り上げランキング: 2,428

 

この半年はジワジワ値上がりしているので、マニアの間では評価の高い機種なんでしょうなあ (素人なのでテキトーな感想)

この手の高級ボイスレコーダーや指向性マイクを初めて購入する際は、A-B/X-Y両方式を採用しているレコーダーが無難です。録音経験が乏しい場合や用途を特定できない場合は、なおさらですわ。
また、録音環境によっては無指向性マイクの方が良い結果が出るので、録音の世界も奥が深いなあ・・・と思っている所です。
(録音専用スタジオやコンサート専用のホールがあるんだから奥が深くて当然だよね。。。)