昨日アップした記事、「ノイズ除去フィルター:Convolution3DとKenkunNRT」をサブのノートPCで見て愕然としました。

オリジナルのキャプ画(200%拡大)
オリジナル
Convolution3Dでノイズ除去
Convolution3Dでノイズ除去
Kenkunでノイズ除去
Kenkunでノイズ除去

デカデカと並べた3枚のキャプチャ画像、サブのノートPCでは全然違いが分かりません(笑)
フィルタかける前のノイジーな部分も、Kenkun使って色が変わってしまった部分も、全然解らんのです。3枚、全く一緒に見えます。昨日の話、意味無いじゃん(笑)

乱暴に言ってしまえば、
「動画エンコするのにアレコレと頭悩ませ、時間をかけている部分なんて、見る環境によっては全く役立たず」なワケです。
エンコした本人でさえ、PCやモニタが変わると違いが解らず苦労は水の泡。
なんか、どうしようもありません(苦笑)

良く言われる事ですが、やはり自分トコのモニターでいくらキレイに見えていようと、他人様のモニターで見た時に同じように見えているとは限らないのです。

このブログでも何度か書いていますが、設定を詰めるのは程々にして、熱を入れるのは程々にしておきましょう。
ネットにキレイな動画を流して「職人」と呼ばれたい方以外は、AvisynthやVirtualDubModのフィルタを「もっとキレイにしたい」、「もっとサイズを小さくしたい」と必要以上に研究しても、実際に得られる動画は、そんなに大差がある訳ではありませんね。

ある程度の知識を身に付けるのは必要だと思います。しかし、その先は果てしなく奥が深くなりますので、気がついたら目的がすり変わってしまいます。
(動画を保存したい、繰り返し見たい)→(動画をキレイに保存する知識が欲しい)

まぁ、それはそれで面白い世界なので、足を突っ込みたい人を無理に止めようと云う話にはしたくありませんが、動画エンコを始めたばかりの人は、この事を覚えておきましょう。

あなたのエンコの設定は、凄くキレイに保存出来るかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない。その辺を気にしだしたら、キリがない。

TVキャプチャをキレイにやりたいなら、キャプチャの環境(TV電波の受信状態とかキャプチャ機器)を良くするのがイチバンです。今の私の家みたいに元が悪ければ、そこからどう頑張っても大したモノにはならんのです。