2015.01.08: 個人的なメモとして、電源ユニットのMTBF(平均故障間隔)を追記

新しいPCを購入しました \(^o^)/
実際に購入したのは1月9日だったのですが、一部パーツの相性問題→部品交換で1日、オーバクロック耐性のチェックで3日、旧PCからの環境移行で更に3日かかり、本日ようやくブログにて紹介です。

CPUは期待通りの高性能&ソコソコのOC耐性。4chメモリも予想以上の速さ。そして簡易水冷クーラーも期待以上に冷え冷えしてくれています。

新PC
▲クリックで拡大: ケースは空調を考えてRC-912A-KWN1-JP(HAF 912 Advanced)に。
 (人気のHAF 932は、私にはデカ過ぎと感じたので一回り小さいのを選んだ)
その他のパーツは以下。
CPU: Core i7 3930K
M/B: ASUS P9X79 Deluxe
CPU FAN: CWCH80 (簡易水冷クーラー)
ビデオカード: ELSA  GLADIAC GTX570 V2
電源: SS-850KM
※MTBF(平均故障間隔)10万時間(25℃ 環境)(メーカーHP)
メモリ: CMZ8GX3M2A 1600C9: 4枚(16GB)
 (↑ヒートスプレッダ付き。大型空冷FANだと干渉の可能性アリ)
光学ドライブ: BR-H1016FBS-BK

前にも書いたけど私はPCを自分で組むのが難しいお年頃なので、パーツ選びを楽しむだけ楽しんで、あとはショップ店員さんに組んでもらいました(恥)

ケースやクーラーの冷却性能 高し。

新PCの冷却性能は、予想以上に高いです。
旧PC(Core i7 920 ) がHT OFF 3.5Ghzでフルロード60℃なのに対し、
新PC(Core i7 3930K) HT ON 4.3Ghz フルロードで60℃。
HT OFFの場合なら 4.6GhzまでOCしても60℃前後。
(全部室温15℃前後での計測)
夏場でもHT OFFなら 4.5Ghzで常用できそうです。

PCケース上部にもファンが付いている。
新PC
▲クリックで拡大:
このPCケース(HAF 912 Advanced)は、天井部分にも排気口があり、200mmの巨大TOPファンが付いています。ただし、購入した水冷CPUクーラー(CWCH80)のラジエーターがこのTOPファンに干渉してしまい、取り付ける事が出来ません。
PCショップ店員さんのアイディアで、120mmリアファンをTOPにつける事に。

また、水冷クーラーのラジエータFANやケースFANの電源を配線する際も「こんな風に接続するとFAN制御しやすいですよ」てな具体的なアドバイスを頂きました。
(アドバイスの中身は価格.comのegg-worldさん レビューと同じ配線方法でした)

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簡易水冷クーラーCWCH80について

CWCH80
▲クリックで拡大 (参考: 文字が入っていない状態の写真)
CWCH80の「水冷モーター自体」は、ほぼ無音と言えるくらい静音。
3段階調整の最大設定(2600RPM)にしてもほぼ無音で、他の空冷FANより静かです。
ただし、ラジエーター部分の120mmファンはかなり煩いです。900~1200rpmまで落とせばほぼ気にならなくなるけど、P9X79ではBIOSからの調整は1700RPMが下限。OS上からシステムツールで調整しなければかなりの騒音PCとなってしまいます。

とりあえず冷えます。

4.3Ghzにオーバークロックした状態では、OCCTやx264エンコでは60℃超えません。
OCCT
▲Ctr+クリックで別窓表示推奨
とりあえず、自分の中で「VCOREの上限は1.45V、CPU温度上限は75℃」と決めてOC上限を探ってみました。(OC時のCPUの発熱量や安定電圧は個体差が大きいです)
HT ONでは4.4Ghz、HT OFFでは4.7GhzあたりでPrime95が落ちます。微調整すればもう少し伸びそうな気配がありますが、HT ON 4.3Ghz/HT OFF 4.6Ghzを超えたあたりから急激に必要電圧が増えるので、常用する場合はそれ以下での運用が良さそうです。

入手した3930Kは、ごく平均的なOC耐性といったところでしょうか。それでも各コアの温度がだいたい揃っている&(CPUクーラーのお陰だと思うけど)発熱量が少なめなのでお気に入りとなりました。

この石の場合は、HTON 4.3Ghz/HT OFF 4.6Ghz ではLinpackやPrime95で辛うじて60℃超えるくらい。
50℃超えたあたりから水冷ラジエーターFAN1400RPMでは力不足となり、1700~2000RPM必要になってきます(結構うるさい)。定格(MAX3.6GHz)のままならば、1400RPM以下にしても51~2℃あたりが上限となり、ほぼ静音設定のままでも全く問題ない感じです。

さらに詳しいオーバークロック耐性テストや動画エンコ速度については後日別ページ設けるつもり。

電源の位置が特殊

新PC
▲クリックで拡大
PCケース HAF 912 Advanced は電源がケースの一番下に付いています。かなり特殊。
底面から吸気する仕組みになっていて、CPUやビデオカードの廃熱が電源BOXに流れないように工夫されています。これからは底面からのホコリ吸い込みに気を使わなきゃ(^_^;

また余談ですがビデオカードは基盤長が短めのELSA  GLADIAC GTX570 V2を選択したのに結構ギリギリです。ミドルタワーケースでも短いビデオカード選んでよかったです。。。

メモリスピードが速い!

とりあえずコレに一番驚きました。

メモリアクセス: 3ch → 4ch
作動速度:  PC-1066 → PC-1600
計算上では (4/3)*(1600/1066)≒2.001 と、ほぼ2倍のメモリ速度となりますが「実際そこまで速くならないだろう」と思っていたのですが・・・

旧マシン新マシン
チップセットLGA1366LGA2011
マザーボードP6T DeluxeP9X79 Deluxe
メモリ速度DDR3 1066 3chDDR3 1600 4ch
メモリ容量9GB(1Gx3,2Gx3)16GB (4GBx2)
Windowsメモリ診断15~20分6分ちょい (約3倍)
Memtest86+ (1週)70~90分75分 (約1.7倍)
※過去計測した際は、おおよその時間しかメモしていなかった。

 

Windows7標準のメモリ診断ツールは約3倍の処理速度と、何か凄い数値がでましたw
多分、レイテンシに影響しない程度に大きく、かつL3キャッシュが有効に使える程度に小さなデータであるために大きく速度アップしているんだと思います。
Memtest86+は約1.7倍の速度で処理が進んだ感じ。こちらはレイテンシ増加分と相殺されたモノと予想してます。想像した範囲内の結果が出ました。

Windowsメモリ診断は速くなりすぎてテストツールとしての能力に疑問を持っちゃいますね(^_^;
これはアプリケーションによっては相当なアドバンテージが得られる結果が出たと思うことにして、ひとまず喜んでおきます( ̄▽ ̄;)

Memtest86+のスクリーンショット(後から自分で確認するためのもの)
新PC
▲クリックで拡大
一周回った直後に撮影。私は2周回してエラーが無ければ満足するクチなので、ここから更に90分ほど回した所でチェック終了。

実際にアプリを使った感じは・・・

購入前には、「現行PC(Core i7 920)からおよそ2倍の性能UPになれば良いな~」と思っていましたが、マルチスレッドにしっかり対応したアプリは2.2~2.5倍、マルチスレッド非対応なアプリでも1.8~2.0倍程度に処理能力がアップしました。
また、愛用中のアプリの一部がHT ONにすると不安定(旧PCでも不安定だった)なので、今回もHT OFFにて常用する事にしています。

Core i7 920 から 3930Kへの乗換えで、
CPUクロック: 3.5Ghz → 4.6Ghz (約1.3倍)(共にOCして常用)
CPUコア数 : 4個 → 6 個 (1.5倍)
 1.3 x 1.5 = 1.95倍

メモリ周波数 :1066Mhz → 1600Mhz (1.5倍)
メモリch: 3ch → 4ch (約1.33倍)
 1.5x1.33 = 2倍

CPUメモリ両方が約2倍にパワーアップすると、アプリの処理能力は2.5倍程度まで上がるって感じですかね? 

購入品リスト

PCケース: RC-912A-KWN1-JP
CPU: Core i7 3930K
M/B: ASUS P9X79 Deluxe
CPU FAN: CWCH80 
ビデオカード: ELSA  GLADIAC GTX570 V2
電源: SS-850KM
メモリ: CMZ8GX3M2A 1600C9: 4枚(16GB)
光学ドライブ: BR-H1016FBS-BK 

ここ数日、某巨大掲示板のPC自作板では3960X/3930KでOCする場合CPU倍率を変更するするよりもBCLKを変更した方が低電圧で回りやすいのでは?ってな情報が飛び交っています。

私はXMP対応のPC1600規格のメモリを買っちゃいましたが、オーバークロックして遊びたい人はXMPじゃないメモリを買った方が自由度が広がりそうな感じです。