Microsoftが「節電して Windows PC を使用する方法」というページを公開しました。これを機にPCの電力設定を見直してみましょう。

PCの節電設定
節電して Windows PC を使用する方法

 

該当ページの内容は
  1. 内容は一般ユーザー向けのPCの省電力設定
  2. 中規模・大規模で利用しているIT管理者向け
  3. 停電に備えバックアップをとる方法

の三部構成になっています。
「一般ユーザー向けのPCの省電力設定」の内容は、単にコントロールパネルの「電源の管理」から「省電力」を選ぶだけのもので、長時間PCと向き合って作業している環境の場合は大きな効果は得られないかもしれません。

しかし、PCを長時間付けっぱなしにする必要があるが、常にモニタに向っている訳では無いって方には、十分な効果が得られる立派な節電方法になります。
電力が十分に供給されるまではPCを省電力設定にした方が良いでしょう。

また、上記設定に頼らずとも、少し作業を中断する場合などには、PCをスリープやスタンバイにする事を心掛けたいものです。

注意:XPの場合、スリープやスタンバイを利用するとOSが不安定になる環境が多数ありますので、省電力設定を行った後は、外部接続機器を中心に正常に作動するか確認する必要があると感じます。

スクリーンセーバーの設定

液晶モニタを利用している場合、画面の焼き付きは殆ど生じない、電源のON/OFFでの劣化も殆ど無いので、スクリーンセーバーの起動時間はなるべく短くし、さらに自動でモニタの電源が切れる設定にしておくのがお奨めです。

▲設定時間は利用者の利用頻度にあわせ、出来るだけ短い時間を設定しておきましょう。
あまりにも短い時間(1~2分)に設定していると、PC操作をせずモニタの文章を読んでいる状態でもブラックアウトが起きてしまうので、5~10分程度が適当かと思います。

モニタの設定

多くの液晶モニタは、画面が真っ白でも真っ黒でも、消費電力に大きな違いはありません。
(黒い背景にすると(僅かですが)余計に電力を食うタイプのものもあります)
壁紙の色やブラウザの背景色を黒に設定しても、節電に大きな変化はありません。

かわりに、(PCではなく)モニタのメニューボタンから明るさを調整し、普段より1~2割程度暗くしてみましょう。あまり暗くし過ぎないように。作業に支障が出たり、目が疲れやすくなったりしない程度に暗くしても、大勢がそれを実行すればかなりの節電効果が得られます。